逗子で働く 神戸さんの場合

ページ番号1002564  更新日 2023年3月1日

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よそ者の僕だけど盛り上げたい

おでん居酒屋店主 神戸悠太さん

毎日常連客で賑わうおでん居酒屋。市民に愛されている店の店主は、逗子とは無縁だった神戸さんです。
彼が逗子で働く理由とは?

プロフィール

写真:神戸さん

神戸悠太(かんべゆうた)
出身地 新潟県
創業年 2011年 準備期間 2年
以前の仕事 都内の居酒屋チェーン店で料理を担当
やりがい 従業員が独立を目標にしてくれること

「世の中の流れに左右されず、頑張り次第で自分の人生を生きるには、創業しかない」。

大学生の頃から10年以上同じ居酒屋で働き、2年後には独立したいと考えていた頃、夏の音楽フェスで初めて逗子を訪れた神戸さん。駅を出た時に見た広い空と目の前の魚屋、葉が付いたままのにんじんや皮が割れるほど熟したトマトなど鮮度のいい野菜を売っている路地裏の直売所が忘れられませんでした。

また、逗子の生シラスは、今まで食べたことがないくらい美味(おい)しく、都内からも近くおしゃれで文化的なまちなのに、いい食材が安く豊富に手に入る逗子を一度で気に入りました。

その後何度も足を運び、物件を探しがてらまち中を歩いて回るうちに、ますます逗子が好きになっていきました。

地元に愛される店を目指す

「店を持ったらまちづくりに関わりたかった。大好きな逗子を多くの人に知ってもらいたい」
外から入って来たからこそ客観的に逗子の魅力を発信できると思いました。

創業と同時に商工会と商工会青年部に入り、様々なイベントに携わってきた神戸さん。大きなプロジェクトのリーダーにもなりました。

来店する一人一人を大事に接客してきた結果、今では市民はもちろん、横須賀市などの近隣から、わざわざ来店する客がいるほどの人気店に成長しました。

臆病な人ほど向いている

写真:店内

せっかく創業する力があるのに、不安から挑戦を諦めていませんか。でも神戸さんは、臆病な人ほど向いていると話します。

例えば、真っ暗で先の見えないトンネルを通るとき、臆病な人ほどあらゆるリスクを想定して準備をします。だからこそ何があっても対処できる。創業も一緒。準備をしっかりしているからこそ、一歩踏み出した時トラブルが起きても、自然と次の一歩が出てなんとか乗り越えられます。

「実際、創業する前に想定していた最悪な事は一つも起こらなかった。勝手にあれこれ考えて不安になっていただけ。やらないと分からないトラブルは起きましたけど」と、昔を思い出して笑います。

「あのときやっておけばよかったと後悔する人生より、失敗や四苦八苦してでも、自分がやりたいことをやった人生の方が楽しい人生だったって、心から言えますよね」。

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