逗子で働く 齋藤昭さんの場合(海畑マルシェ太陽)
新鮮な地の食材をリーズナブルに美味しく。駅前の人気店
居酒屋経営 齋藤昭さん
鮮度の良い地のものをリーズナブルに美味しく

明るく照らす太陽のような店になってほしい、そんな思いで名付けられた居酒屋、海畑marche太陽。逗子駅前のビルの5階、ドアを開けると目に飛び込んでくるのは、逗子の広い空、明るく開放的な空間だ。料理は地元三浦半島の食材が中心。市場を通さず、オーナーが直に生産者から仕入れているというだけあり、メニューには三浦市金田の蛭田さん、横須賀市長井のヤマヒョウ農園さんなど生産者の説明が並ぶ。それらの食材を一番美味しい調理法で提供する。
生産者との信頼関係

オーナーシェフを務めるのは齋藤昭さん。鮮魚店など様々な職種を経験した後、満を辞して海畑marche太陽をオープンした。齋藤さんがこだわる食材だが、生産者から直に仕入れるというのは簡単なことではない。生産者にとっては多数を一度に市場に卸すほうが効率的だからだ。
齋藤さんも初めは迷惑がられたこともあったが、あなたのレタスがいいんです!と後に引かず、少数で売ってもらえるように。今では信頼関係もでき、市場におろせない野菜や畑の近くに生育する山菜やハーブなども仕入れている。「生産者さんからあんた物好きだね〜と言われます。直にお話しし仕入れてるからこそ、自信をもってお客様に提供できるんです」と話します。
ガッカリさせたくない

逗子は飲食店にとって易しい環境ではないという。そんな中、連日満員を維持できるのは「お客さんを逃さない」という強い思いだ。例えば、夜満席時に「今から行きたい」という電話を受けたとする。そこで「満席だ」と断ったらその客は2度と来ない。「あと20分お待ちください。ご案内できます!」と逃さない姿勢が大切だという。値段も原価を抑えている分、低価格に。量も種類も多く、よくお客さんにびっくりされるという。そんな齋藤さんの思いが伝わって、お客さんのほとんどがリピーター。口コミで広がり、広告宣伝費はほぼゼロだという。
自分のできる事を、しっかり、まっすぐにやる
よく飲食店を経営する知り合いなどから「すごいね」と言われるというが、齋藤さんはピンとこないという。「自分としては、自分のできる事をしっかりとまっすぐにやる事が大事だと思ってます。ぜひ飲食店を経営しようとしている人にも食べに来て欲しいです。うちの店から良いところを吸収していただき、一緒に逗子の飲食店を盛り上げてほしいですね」と笑顔で話した。
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接客を担当する妻のえみさん。ジュニア野菜ソムリエでもある
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食材の説明。ここには書ききれないストーリーがたくさん
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オーナーシェフの昭さん。フグ包丁師の資格も取得
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