令和2年10月1日よりロタウイルスワクチンが定期予防接種になりました。

ページ番号1002667  更新日 2023年3月1日

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ロタウイルスワクチンの予防接種が、本年10月1日より定期予防接種に移行され、対象者は無料で接種できるようになりました。

【接種対象者】
令和2年8月1日以降に出生した方
ただし、令和2年10月1日より前に接種した場合は、定期接種とはなりません。

ロタウイルス胃腸炎とは

口から侵入したロタウイルスが腸管に感染して発症します。感染力が非常に強く、手洗いや消毒などをしっかりしても、感染予防をすることが難しいため、乳幼児のうちに、ほとんどの子どもが感染します。下痢や嘔吐は1週間程度で治りますが、下痢、嘔吐が激しくなると、脱水症状を起こす場合もあり、乳幼児の急性胃腸炎の入院の中で、もっとも多い感染症です。一生のうちに何度も感染するウイルスですが、初めてロタウイルスに感染した時は、特に重症化しやすく、まれに脳や腎臓に影響を及ぼすこともあり、注意が必要です。生後、すぐに感染する場合もあるので、ワクチンの接種は、早い時期に完了させます。

ワクチンについて

ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも生ワクチン(弱毒化したウイルス)で、飲むワクチンです。医療機関で相談し、どちらかのワクチンを選んでください。2種類とも、予防効果や安全性に差はありませんが、接種回数が異なります。途中からワクチンの種類を変更することはできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。

ワクチン名

ロタリックス

ロタテック

接種時期 出生6週から24週
初回接種を生後2か月から出生14週6日までにします。
出生6週から32週
初回接種を生後2か月から出生14週6日までにします。
接種回数 2回接種(27日以上の間隔をあける) 3回接種(27日以上の間隔をあける)

接種後、特に注意する事

どちらのワクチンも、接種後(特に1~2週間)は腸重積症の症状に注意し、症状が見られた際には、すみやかに接種した医療機関を受診してください。

腸重積症について

腸重積とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、もともと、3~4か月齢ぐらいから月齢が上がるにつれて多くなります。早めに接種を開始し、完了させることがすすめられています。
腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後、早く治療すれば、ほとんどの場合、手術をせずに治療できます。以下のような症状が一つでも現れたら腸重積が疑われます。

  • 泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
  • 嘔吐を繰り返す
  • ぐったりして顔色が悪くなる
  • 血便が出る

このような症状に気づいたら、すみやかに接種した医療機関を受診してください。接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、ロタウイルスワクチンを接種したことを医師に伝えてください。

接種できない場合

あきらかに発熱(通常37.5度以上)している人や、重度の急性疾患にかかっている人、過去に同じワクチンで強いアレルギー反応が出た人は、接種することができません。また、未治療の先天的な消化管障害のある人や、過去に腸重積をおこした人、重症複合型免疫不全(SCID)のある人も接種できません。このほかにも、接種を中止したり、延期したりしたほうがよい場合もありますので、予防接種を受ける日には、医師と相談してください。

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