市長ブログ 現場第一主義(令和7年度)

ページ番号1012693  更新日 2025年7月15日

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令和7年7月5日 プロ野球独立リーグ始球式

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 NPB(日本野球機構)はセ・リーグとパ・リーグで計12球団がありますが、それとは別にNPBで活躍することを目標に努力している独立リーグという組織があります。今は四国・ルートインBC・九州アジア・北海道フロンティア・日本海・さわかみ関西独立といった、それぞれの地域に根ざした形で運営されています。

 神奈川県内唯一の独立リーグの球団である「神奈川フューチャードリームス」が年に一度各地域で「市町村デー」開催をしており、7月5日は横須賀・逗子・三浦の市民は無料ご招待という日でした。試合開始の前に始球式をさせていただく機会がありました。普段はキャッチボールをする機会が少ないので、すこし練習して肩慣らしをしていきました。おかげさまで何とか投球することができました。

 また、市の職員ともつながりのある2年目の選手が所属していて、挨拶と記念に写真を撮らせてもらいました。目標に向かい、頑張ってほしいですね。

 NPBのスカウトも試合を見に来ているようで、選手の皆さんにとっては試合を通して自分をアピールする絶好の機会です。選手のガイドブックを見ると高校・大学までの経歴が書かれており、それぞれNPBの選手と紙一重のところだと分かります。

 選手は「あと数年は自分の夢を追いかける」そんな気持ちが伝わってきます。たとえ夢が叶わなかったとしても、自分の持てるだけの努力を注ぎ込んで送ったこの暮らしはかけがえのないものになると思います。

 選手のひたむきさが伝わってくる試合でした。「夢に向かって頑張ってくれ!!」と応援を送りたいと思いました。

令和7年7月1日 2025年 津波避難訓練

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 今年も海開きの直後の7/1に津波避難訓練を行いました。

 いつ巨大地震が起こり、大津波が発生するかもしれません。海の家の従業員も含めて、指定されている避難所まで安全に海水浴客を誘導できるかが海水浴シーズンの課題です。

 今年で2年目になるのですが、実際にそれぞれの海の家から東と西にある避難所まで歩いてもらいます。逗子の地形はビーチと避難路の間には国道134号が走っていて、避難への道路とは分断されています。まずはどこのアンダーパスが近いのかを理解して、最短時間で案内することが重要です。

 今年は昨年の初年度より、大幅に改善されたと思います。これからは市の職員の誘導ではなく、ライフセーバーや海の家の従業員と地域の自治会で誘導できる体制まで持っていかなくてはなりません。いつ起こるか分からない地震の指示役がいつも職員であってはいけません。自治会の皆さまにもご協力を頂き、安全な場所への誘導は地元の方の協力も必要になります。

 何より毎年訓練を積み重ねることから、様々な課題の解決にもつながるものと思います。地域の安心・安全は多くの皆さまのご協力に寄らないと実現は出来ないものと思います。皆さんと一緒に安全なまちを築いていきましょう。

令和7年6月27日 2025年 逗子海岸海開き式

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 今年も神奈川県内で一番早い海開き式を逗子海岸で行いました。

 昨年の海開き式は大変な豪雨の中となり、子どもたちが海に飛び込む様子は中止になりましたが、今年は天候にも恵まれ、市立小学校全5校から430人もの子どもたちに参加してもらい、式に花を添えてもらいました。

 やはり逗子には夏が似合いますね。夏の逗子は雰囲気が一気に華やぐ気がします。今年も海上にはウォーターパークが設置され、これを目当てに逗子海水浴場に来られる人たちも多いのです。今年はフル回転の22,000人を目標にしているとのことです。今やすっかり逗子の名物になりました。

 海水浴場の入口には「ずし」というオブジェが設置されました。これはペットボトルのキャップを利用してタイルに仕上げた素材ですが、お子さま連れのご家族がここで記念撮影している様子が多く見られます。新たな名所になりつつあるようです。

 今年はどんな夏になるのでしょうか?昨年までは猛暑で、来場者が減る傾向にありました。何よりファミリービーチとして安心・安全を第一に、今年も関係者の皆様と力を合わせて、逗子海水浴場にお越しになる方々が楽しい思い出をお持ち帰りいただけるように努めてまいります。

令和7年6月22日 特別合同水難救助訓練

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 まもなく海開きの時期になりました。今年の夏も猛暑になるのではないかと心配します。暑くなると涼を求めて多くの人が海や湖などに出かけるので、水難事故が多発します。逗子市では近隣の消防と連携して、「特別合同水難救助訓練」を行いました。

 今回は大規模な訓練になり、横浜市消防局からは消防艇とヘリコプターの出動予定でしたが、ヘリコプターは前日の点検で不具合が見つかり中止になりました。

 しかし、海上保安庁横須賀海上保安部のほか横浜市消防局・横須賀市消防局・藤沢市消防局・鎌倉市消防本部・葉山町消防本部及び多くの民間団体にもご参加ご協力いただき、漁船が座礁し、乗組員が海中に放り出され、船も火災が発生したとの想定で訓練が実施されました。

 横浜市消防局からは潜水の専門部隊も加わり、水中に沈んだ人の救助訓練もしました。

 当日は7~8Mの強風で、白波が立つほどの天候でした。それにより緊張感も増して、見ている方も緊迫するほどの訓練になりました。

 やはり訓練は大事だとつくづく思います。いざ災害が発生した時には、日ごろの訓練がモノを言います。それを広域で連携し、普段から顔の見える関係を築いていることは非常に重要なことであると思っています。

 逗子市主催で毎年やるだけではなく、近隣市町の持ち回りで連携していくのもいいかもしれません。何より日ごろからの協力関係は大事なことです。

令和7年5月30日 令和7年度 災害対策図上訓練

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 今年も新年度に入って、できるだけ早い時期にと5月末に災害対策の訓練を行いました。以前は2月に訓練をやっていましたが、4月に異動があるのに新体制になって早々にやらなくては意味がないと5月に開催することにしています。

 図上訓練とは、会議室などでの机上で行う訓練のことで、災害のシナリオや状況を想定し、その状況に対応するための検討や意思決定、情報伝達などを模擬的に行うものです。

 これまでは発災直後の想定の訓練でしたが、今回は真夜中午前1時に地震発生、マグニチュード7で津波被害はない想定での、12時間後の場面での訓練でした。避難所も10ヵ所はすでに開設、死者の報告もあるという想定でした。

 確かに時間の経過と共に対処の対策が刻々と違う訳で、更に1~2日の経過した想定でも訓練は必要ですね。避難所での必要物資の手配や搬入、また遺体の対応など、警察や医師との連携など、課題は相当な範囲に広がります。

 何より職員の幹部のメンバーは、部下へ指示をするにも全体の流れの掌握が必要になり、毎年、年度替わりに異動があるので、これでもかと訓練することしかないだろうと思います。

 これからも危機意識を持って訓練を重ね、いざという時には市民の安心安全を守り切らないといけません。

令和7年5月22日 第68回逗子海岸花火大会

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 今年もまた感動的な「第68回 逗子海岸花火大会」が無事に開催できました。

 当日までは天候や準備などで、胃の痛むことが沢山あります。関係者の皆さんは気持ちを一つにして当日までそれぞれの役割を果たしてくれています。そうした協力のおかげで花火大会が成り立っています。心から感謝申し上げます。

 当日、警備に当たる警察は機動隊だけで50人以上、他に逗子署は緊急配備以外の警察官はほぼ会場に張り付きます。民間の警備会社は307名の警備員の配置です。それに市職員も100名ほどが会場警備の応援に駆け付けます。

 こうした体制をもって安全に事故なく終了できるように持ち場につき、協力してもらえるおかげで、多くの方々に感動と満足をいただけるものと思います。

 今や逗子の花火大会は、湘南地域では最大規模を誇り、知名度でも県内外多くの方々に知られるものとなりましたが、これは株式会社コロワイドからの多大なるご支援によるものです。コロワイドの創業者は逗子市のご出身で、飲食店を逗子の銀座通りで開業したのが始まりで、今や飲食業界の超大手に成長されたご縁から、2004年から逗子市花火大会には続けてご支援をいただいています。

 花火大会は全45分ですが、後半の30分はコロワイドタイムとして、独自の花火の演出をしていただいています。これでもかというほどの打上げ数で、音楽との一体化された花火の演出に皆さんが酔いしれます。特に海岸でご覧の方々は、低く飛び交う花火は音楽に合わせた演出がされ、水面に映る幻想的な花火は他に類を見ない花火として、多くの方々の記憶に染みわたるのではないでしょうか。

 また来年も開催できるように頑張ってまいります。

令和7年5月21日 NTT東日本と三浦半島4市1町の協定締結式

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 この度NTT東日本と三浦半島4市1町で「災害に強い地域づくり」に関する協定の締結式を行いました。これは昨年から三浦半島の広域で災害等にも連携していこうと協議を続けてきた中で、更に深化しました。

 昨年の能登半島の災害を経て、地勢状似た環境にある三浦半島地域は連携すべきとの横須賀市の上地市長の想いから、横須賀市、鎌倉市、三浦市、葉山町、そして逗子市の4市1町で話し合いを進めてきたところです。そのタイミングでNTT東日本の社長からご提案があり、この度の協定の締結式へと繋がっていきました。

 NTT東日本では358自治体と防災連携協定を締結しています。これは通信インフラの会社として、災害時の通信を守るという観点で支店ごとに締結しているものですが、今回は単なる通信の維持にとどまらず、NTT東日本が有する豊富な知見や経験を活用し、三浦半島全域の防災力向上に相互協力をするという画期的な取り組みになっています。

 協定内の「災害に強い地域づくりの共創にむけて」についての説明は、社長自らが説明されるなど、防災への並々ならぬ想いを感じました。

 お聞きすると社長が福島支店長の時に東日本大震災が発生し、福島原子力発電所の対応は現地で指揮を執っていたとのことで、災害には大変なご苦労を経験されていると思いました。そうしたことが根底にあり、民間と行政が連携をする意義があるのだとおっしゃっていました。

 行政の広域連携を平準化するには、各自治体それぞれのやり方があるので、本来は難しいところがあるのですが、民間との連携となると小異を捨てて大同につかなければならず、かえって改革が進みやすいのではと思います。

 全てが同じ方向を向き、努力してまいります。何よりもこの地域の人たちの安心と幸せのために。

令和7年4月25日 今年もアオリイカ産卵床設置

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 「イカの王様」と言われるアオリイカの産卵床の設置は今年で3年目となります。温暖化の影響等で海中の藻場が消えてしまい、アオリイカも卵を産み付ける場所がなくなり、産卵の危機が訪れています。そこで小坪漁業協同組合とダイバーの協力を得て、市の緑政課の職員にも協力をしてもらい、公園等で剪定したどんぐりの木のマテバシイの常緑樹を海中5~10mほどに沈めます。

 小坪小学校の6年生が小坪保育園の園児の手を引いて漁港の岸壁に集まり、願いを込めた短冊をくくり付け、漁師とダイバーの皆さんに設置をお願いしました。

 このイベントは秋には大きく成長したアオリイカを収穫し、味わったり生態を勉強したりします。これが次の年度の子たちに伝えられて、毎年毎年深い学びの機会になっています。

 こうした産卵床を沈めなくても、藻場が再生することが一番ですが、藻場の再生に努力しつつ、それまでの間は産卵床を設置して、アオリイカの生態に協力していきましょう。

令和7年4月10日 令和7年 新年度スタート

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 4月1日はあいにくの雨模様でしたが、令和7年度がスタートしました。

 今年度の新採用の職員は、事務系・技術系・保健師や消防も含めて全部で22名の新たな仲間を迎えました。4月1日には辞令交付を行い、その後研修を開始します。新卒以外にも社会人経験の人たちもいるので、同期とはいえ年齢は違いますが、皆さん新たな職場なので、緊張感が伝わってきます。

 早く慣れて、戦力になって欲しいと願うところです。研修については、私も講座を持つのですが、新年度早々ではなく、連休明けで少し仕事に携わってからにしてもらっています。入庁すぐでは緊張の最中で、何を話しても、おそらく耳には入らないだろうとの考えからです。

 さて、新年度早々にありがたい出来事がありました。実際は3月末と4月初めですが、逗子市に多額のご寄附を頂くことができ、その感謝状の贈呈式をさせていただきました。

 お一人は、オンラインによる金融教育を運営する「株式会社バイアンドホールド」から、市に対し小中学校の教育に充てるためにと500万円の寄附を頂きました。これは山口社長に中学校への金融教育の実施と寄附をお願いしたところ実現いたしました。中学校での金融教育では、生徒たちから様々な質問も出て、活発な勉強会となりました。今後も継続をお願いしております。

 もう一人、法人向けフードデリバリーサイトを運営する「株式会社くるめし」の創業者の方から、子どもたちの食育や学校の体験学習に役立ててもらいたいと市に7,800万円の寄附を頂きました。その寄附金の活用は今年度以降様々な体験学習の実施、一日限定ですが「お楽しみ給食」や食育に関する学校図書の購入費用など、複数年にわたり活用させていただく予定です。

 私の考えとして、子ども達が逗子での学びを通して様々な体験をするならば、やがて大人になり自分も子育てをする時には、「子育てするなら逗子だね」と思ってもらえるだろうと期待をしているのです。

 教育にいろいろ支出ができればと考えますが、厳しい財政状況でのやりくりの中では、その他全体のバランスの中での予算執行となり、全てが十分とは限りません。

 こうした中で逗子市を応援したいとお考えの方々に、こちらの考えをお伝えし、このように実現いたしました。これからも多くの方々にご支援を頂けるよう、市としても務めてまいります。

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