市長ブログ 現場第一主義(令和4年度)

ページ番号1005169  更新日 2023年4月6日

印刷大きな文字で印刷

写真:市長ブログ 現場第一主義

逗子市長桐ケ谷覚が不定期に更新します。

令和5年3月25日 湘南青少年環境会議

湘南青少年環境会議(1)

 3月25日に逗子開成中学校・高等学校の徳間記念ホールで、中高生を主体とした環境問題をテーマにしたプレゼンの発表会がありました。逗子ロータリークラブ主催で、環境省からも環境対策課の調査官が出席されました。

 発表者は学校での海洋プラスチックをなくすための取り組みや、日ごろのヨットの練習から海の環境に気づきを持ち、海を守る活動について発表されていました。なかには小学3年生から給食の牛乳のストローを使わずに削減する運動を続けていて、これまでに仲間たちで約1万本のストローの使用を削減したことが鎌倉市の教育委員会で取り上げられ、来年度から植物由来のストローになるという発表もされていました。また、中学生による環境省のホームページへの提案があり、誰もが理解し行動に移せるよう、内容をより分かりやすく情報を載せるべきだとの厳しい意見もありました。他には、日焼け止めの成分が海洋汚染につながっているため、日本も規制すべきだとの提案もありました。調査官も省内の垣根を越えて改善できるように働きかけると答えていました。

 皆さんが取り組んでいる活動はどれも、大人も非常に考えさせられる内容でした。環境に対する考え方は勉強になり、逆に子供達から学ぶようなものでした。これからはこうした活動を通して、市民・国民全体で取り組んでいかなければ、この地球を守ることも出来ないと強く感じました。気づきの多い発表会でした。

令和5年3月11日 12回目の3月11日

3.11ALL=逗子Movementの様子(3月11日撮影)

 東日本大震災から12年が経ちました。干支を一回りしたことになり、長い年月が経ったようにも思いますが、いまだにもとの日常生活に戻っていない方も大勢おられることと思います。何度か訪れた陸前高田市の方々も12年、歳を重ねました。当時より確実に高齢化が進み、状況も変わっていることでしょう。復興により、まちは見た目として新しくなっているところもありますが、もとの賑わいが戻っていないのではないかと気になります。
 震災直後の4月5日に陸前高田市で見た光景はいまだに脳裏に焼き付いています。最近はなかなか行けておりませんが、少しでも力になれればと思い、できる限りの支援活動をしました。仮設住宅に住む方々は座って話をすることもできていなかったので、900台のベンチを届けました。また、仮設住宅の様子を見させていただくと、押入れの上部が使えていなかったことが分かったため、大工と一緒に行き、枕棚を取り付ける活動もしました。その活動をしている時に、なかなか押入れを開けてくれない方がいました。事情を説明し開けていただくと、位牌が4つありました。あの方はその後立ち直れたのだろうかと今でも心配になります。活動を進めていくなかで、地域の人たちが働く場を作る必要があると思い、「竹駒食堂」という食事を提供する建物も作りました。刻一刻状況は変わりますが、その時点での最善の支援活動をしてきました。
 今もなお、多くの方々が口には出さないながらも、必死に立ち向かっていることと思います。遠く離れたこの地でできることは限られますが、とにかく苦労されて、必死に耐えて頑張っている人たちが大勢いるということだけは、この先も絶対に忘れないでいきたいと思います。共に生きていきましょう。

広報ずし3月号 市長だよりvol.48「現場第一主義」

 誰もが安心して暮らせる社会をつくるには、市民の皆様一人一人が福祉について理解し、互いに支え合う気持ちが大切です。これからも「お互いさま精神」がより一層深まるように、多くの皆様と手を取り合って取り組みを進めてまいります。
 第19回福祉教育セミナーが、逗子市社会福祉協議会の主催で1月に開催されました。講師は日本福祉大学の原田正樹教授で、地域福祉分野の第一人者です。福祉のまちづくりを進めるに当たり、長年にわたってアドバイスをいただいています。セミナーでもお話のあった「ふだんの くらしの しあわせ」はすばらしいフレーズで、日々の生活の中で幸せを感じられることが本当に大切なことだと私も思っております。
 人は支え合いながら暮らしており、誰かの支えがなければ生活できない方もいます。日頃から地域の人同士が言葉を交わし、支え合い協力することで、普段の暮らしがより豊かになっていくものと考えます。コロナ禍は、人と人をつなぐ活動に大きな影響を与えました。今後も、感染に注意しつつ、コロナ禍以前の状態に戻すだけでなく、それ以上に地域のつながりが活発になるよう努力してまいります。支え合いが行き渡るまちにしていきましょう。

令和5年2月11日 専門医から学ぶ認知症予防講座

専門医から学ぶ認知症予防講座の様子(2月11日撮影)

 認知症予防の第一人者で、日本のみならず海外でも評価の高い「遠藤英俊」先生になぎさホールでご講演をしていただきました。先生は多くの本を執筆されており、NHK「きょうの健康」やテレビ朝日系列「たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭医学」ほか数多くのテレビ番組に出演される等、幅広く活躍されています。大変分かりやすく説明してくださり、話し方も上手で引き込まれてしまいます。
 認知症は誰にでも起こりうることではありますが、いかに日常の暮らしで意識しながら過ごし、予防をするかだと思います。完全に発症させないということは難しいかもしれませんが、予防によって誰でも発症が遅らせることはできると思います。徐々に認知症の研究が進んで、認知症治療薬の販売もまもなくというところまできているようですが、今すぐできる予防のポイントを遠藤先生から大きく3つ伝授していただきました。
(1) 歩くこと (2) 人と一日5人以上の人と話すこと (3) カレーライス・シークワーサーを摂取すること
 こういったものは、聞いた時は実践しようと思うのですが、なかなか続かないものです。ぜひ、皆さんで協力しつつ意識して継続できるようにしていきましょう。行政としても認知症対策には力を入れていき、市民の皆様がすこやかに自分らしく暮らせる社会を目指していきます。

令和5年2月7日 土浦市生ごみ分別収集視察

土浦市視察時の様子(2月7日撮影)

 今後燃やすごみを減らすため、葉山町に生ごみ資源化処理施設を整備し、令和7年3月から鎌倉市及び葉山町と共同で生ごみ処理を開始する予定です。現在、収集方法等混乱が起きないように準備を進めているところですが、平成27年から生ごみをステーション方式で収集している土浦市へ視察に行ってきました。各ステーションの大きさや設置は様々ですが、どこも散乱する様子もなく綺麗に管理されていました。それは地域の方々の活動によるものであると感じました。
 土浦市には工業団地がありますが、その中に関東近隣のあらゆる食品廃棄物が持ち込まれて処理をする企業があります。その企業は、生ごみからメタンガスを収集する等、処理能力が高く、感心させられました。
 今回、土浦市を視察させていただき、勉強になるポイントは多々ありましたが、逗子市とは環境が違うため、それぞれのまちに合った方法でごみの削減に取り組んでいかなくてはなりません。また、ごみの処理に限った話ではありませんが、市民皆様の思いが一つになることが大事だと思います。

 

広報ずし2月号 市長だよりvol.47「現場第一主義」

 逗子高等学校の完校を初めて知った時は、大変驚きました。逗子の歴史と共に歩んできた高校であり、地域に溶け込んでいた学校であったため、耳を疑いました。逗子高校は、ちょうど100年前に女子校として創立しました。7度の校名変更を経て、廃校の危機に遭いながらも、大正末期から昭和、平成、そして令和と長きにわたって歴史を刻んできました。これまでに2万人を超える卒業生を送り出し、地域に大きな影響を与え続けてきたことに心から敬意を表します。
 また、校舎はそのまま使用するとはいえ、逗葉高等学校においても45年の歴史に幕を閉じ、慣れ親しんだ校名や校歌などが変わることに寂しさがあります。これからは逗子葉山高等学校として、それぞれ培ったネットワークを生かし、市民の皆様にもご協力をいただき、より地域に根ざした高校になることを願います。
 卒業生の方々には、学びの場であった逗子をぜひ生涯の心のふるさとにしていただければ幸いです。逗子市は、これからも子育てや教育、高齢者施策に磨きを掛けて、長く住むまちとして選ばれるまちづくりを目指します。

令和5年1月30日 新商品・新サービス合同記者発表会

新商品・新サービス合同記者発表会の様子(1月30日撮影)

 逗子市商工会館で、新商品・新サービス合同記者発表会が行われました。
 昨年度策定しました「経営発達支援計画」に基づいて、逗子市商工会事務局の経営指導員の皆様が、新しい生活様式に合わせた新商品・新サービスの開発から広報活動まで事業者の支援をしてくださりました。今回の合同記者発表会では、昨年11月から研修に参加してきた35の事業者のうち、選び抜かれた8事業者が報道関係者に向けて発表を行いました。
 逗子市は以前から起業を目指す女性が多い地域ですが、今回発表された方8名全員が女性でした。指導してくださった専門家の方は、今回が101回目の指導となるようですが、全員が女性というのは初めてだとおっしゃっていました。“女性が活躍できるまち“であるということを表しているかもしれません。
 コンセプトや販売戦略を練った上でプレゼンをし、その後は個別商談の場が設けられていました。こうした場は県内初の試みで、更に起業への意欲を掻き立てることに繋がっていくことになるのだろうと思います。商工会の皆様には、今後もこうした活動の支援をお願いいたします。

令和4年1月29日 新型コロナウイルスワクチン集団接種会場閉鎖

ワクチン接種会場最終日挨拶の様子(1月29日撮影)

 一昨年となる2021年5月10日に開設したワクチン接種の集団会場は、この1月29日をもって閉鎖となりました。市内の医療機関で行っている個別接種は、引き続き継続いたします。
 新型コロナウイルスが流行り始めた時、対策にはワクチンが有効であると早々から言われておりましたが、流行から1年が経って、ようやくワクチン接種が始まりました。しかし当初、ワクチンの量には限りがあり、逗子市には500人分しか割り当てられませんでした。優先度の高い高齢者だけでも1万8千人が暮らしており、申込順にしてしまうと奪い合いになるのは必至でした。混乱が起きないようにするため、年齢順に接種券を送付することにした結果、皆様のご理解ご協力もあって順調にスタートすることができました。
 このような大規模の集団接種という例の無い取り組みに、委託先の会場スタッフは不安と心配を抱きながらの開始となりました。しかし、見に行くたびに会場レイアウトが変わっている等、ベストなやり方を模索し日々改善改革を続けた結果、大きな混乱もなく終えることができました。こうした取り組みもあって、スタッフの結束力はかなり強く、また、戦友と思えるほど信頼を置ける存在でした。今回、この事業を受けてくださった委託先の会社は、数多くの接種会場でも運営をしていましたが、市との連携も含めて逗子市の接種会場での取り組みは、他の模範となると高く評価してくださりました。円滑に接種が進んだこともあり、集団接種会場での接種は8万回を超えました。
 5月8日から5類へ変更になり、感染対策も大きく変わります。コロナへの警戒は変わらずしなければなりませんが、一日も早く意識せずに生活ができるような世の中になるよう祈ります。

令和5年1月17日 移動販売車お披露目会・実演販売会

写真:移動販売車お披露目会・実演販売会の様子

逗子市商工会は、移動販売車(キッチンカー)を購入し、商工会会員の皆さんへ貸し出す事業を始めました。本日、お披露目会と実演販売会が行われ、出席させていただきました。
飲食業界では店舗を所持することが当たり前でしたが、新型コロナの影響により、その様子は変わりつつあります。移動販売には事業者及び購入者のニーズがあると考えた商工会は、車を確保し、申込順に1ヶ月単位で貸し出しをして事業展開を応援することとなりました。
キッチンカーでの営業は、保健所の許可が下りやすく、いきなり店舗を構えずに実験的に行える等、様々なメリットがあります。新規事業を考えている人にとっては、心強い存在となり、味・値段・サービス等試せることは大変勉強になるでしょう。
現在は、市内で店舗を持つ事業者が、更なる発展に挑戦すべく利用していくようですが、将来的には新規事業者の増加にも繋げていただきたいです。
寒い日でしたが、温かな沖縄そばをいただき、ホッとした気持ちになりました。これもキッチンカーの良いところだと思います。様々な方向への新たな展開に大いに期待しております。

令和5年1月9日 成人式

写真:成人式の様子

成人の日である本日、「二十歳を祝う ずしの集い」(令和4年度成人式)が行われました。
過去2年は新型コロナウイルスの影響で、人数等様々なところで制限を設けつつ慎重になりながら、なんとか開催してきました。今回ももちろん対策は講じていましたが、実行委員会の皆さんのお陰もあって、スムーズに行われておりました。限られた時間の中で十分に楽しまれていたと思います。
各学校の担任だった先生のお祝いビデオメッセージが流れ、参加された成人の皆さんから度々歓声が上がっていました。中学校の数が3校という逗子の規模であるがゆえの風景で、大きなまちでは難しいことだろうと思います。また、こうした距離感は逗子の良さで、このような温かみを感じることを今一度大事にしていきたいと思いました。一方で話の規模は大きくなりますが、成人された方々の笑顔を見た後にニュース等でウクライナ情勢を見ると、同じ年代の人たちが寒さや飢え、不安と戦っている姿に、いかに平和が大切であるかということを痛感しました。
何より新成人の皆さんのこれからの大いなる飛躍に期待いたします。

令和5年1月8日 逗子市内一周駅伝競走大会

写真:逗子市内一周駅伝競走大会の様子

本日、70回目となる「逗子市内一周駅伝競走大会」が開催されました。天候にも恵まれ絶好の駅伝日和の中、31チームが市内を駆け抜けました。
公道を使用しての駅伝大会は県内でも数少なく、女性警官2人が白バイで先導をしてくれるという本格的な大会です。沿道には数多くの方々が応援に駆けつけていましたが、ランナーも沿道の皆さんも何事もなく無事に終了できて安心しました。
開催時間中は、一部車両通行規制を行う等道路交通に与える影響も大きいことから、今大会より事前に計測会を開き、高い走力を有したランナーのみが出場できるようになりました。それでも、渋滞に巻き込まれてしまった方には大変ご不便をおかけしましたが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
この駅伝大会は、1953年(昭和28年)にスタートしました。翌年、1954年(昭和29年)に「逗子町」から「逗子市」へ変わったため、逗子市よりも歴史が長いです。ランナーの皆さんはこの大会に合わせて長い期間調整を行い、毎年楽しみにしている方も多く、大事にしていきたい伝統の行事の一つであります。

令和5年1月6日 ごみ収集作業

写真:ごみ収集作業の様子

新年最初の燃やすごみの日である本日、職員と一緒にごみの収集を行いました。年末年始の間、収集作業は停止しているため、ごみの量が年間を通して一番多い日です。どのような状況になっているのかを把握するためには、参加することが一番だと思い、お手伝いしました。
実際に回ると、どのごみステーションもあふれんばかりのごみの量になっておりました。なかにはネットボックスの蓋が閉まっておらず、カラスの被害にあっているところもありました。カラスは大変賢く、見逃すことなく荒らします。そういった散らかったステーションがあっても、素早く掃除をし、次々回っていかなければなりません。
時間の都合上、半日しか出来ませんでしたが3つのエリアへ行き、そのうち2つのエリアでごみ収集車の運転を行いました。一昨年に一度体験していたため、少しは力になれたかと思います。話では聞いていましたが、新年最初のごみ収集は改めて大変だと実感しました。職員の苦労や問題点の把握は、何より現場を見ること、やってみることが大事です。

令和5年1月4日 新年始動

写真:新年の挨拶の様子

仕事始めの4日は、毎年恒例となる幹部職員への年頭の挨拶から始まります。5日には記者会見もあり、新年の抱負と今後の考え方を申し上げます。
幹部職員には、昨年末に市長選挙を終え、年が変わったタイミングで今一度気を引き締め、これからの約4年間を職員とともに市民の皆さまの暮らしの改善に全力で取り組んでいくことを伝えました。高齢者になっても安心して元気に暮らせ、「このまちに住んでいて良かった」と実感できる環境を作らなければなりません。当然、若い方々にも選ばれるまちを目指し、そのためには様々な施策を打ち出していくことが必要です。既に決まっているのは小児医療費の完全無償化です。この取り組みは県内の市で逗子市が初めてであり、今年の4月からスタートします。
”変化を実感できる年にする”をモットーに取り組んで参ります。

広報ずし1月号 市長だよりvol.46「現場第一主義」

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年の市長選挙では、多くの皆様からご支持を賜り、2期目となる市政運営の重責を担わせていただくこととなりました。改めて、その責任の重さに身の引き締まる思いであります。この先の4年間も皆様と認識の違いが生じないよう、現場第一主義を貫いてまいります。
新型コロナウイルスの流行が始まって3度目のお正月を迎えました。この約3年間でウイルスの変異が繰り返されていますが、感染対策も変化し続けています。対策を万全にしつつ、過ごしやすい生活スタイルを見付けていきましょう。
今年最初の特集は「逗子をもっと好きになる」です。逗子の魅力はたくさんあり、全てが皆様に伝わりきれていないと感じております。引き続き世代を問わない紙媒体も最大限活用しつつ、子育て世代など若い方の目に触れやすいようSNSでも情報を発信してまいります。また、SNSを活用される方には、一人一人が逗子の「広報大使」として魅力を発信していただけると大変心強いです。
市では情報の発信だけではなく手続き等においても果敢にデジタル化に挑戦し、少しでも暮らしの中で便利さを感じていただけるよう進めてまいります。
皆様にとって今年が幸多き一年になりますようお祈りいたします。

令和4年9月30日 第19回湘南オープンウォータースイミング2022 魅力あふれる、にぎわう街づくり

写真:第19回湘南オープンウォータースイミング2022の様子(9月10日撮影)

最近は日が落ちるのが早くなり、季節が秋に移ろいつつあると感じます。少し前のことになりますが、まだ夏真っ盛りという雰囲気が漂っていた9月10日に、逗子海岸で「第19回湘南オープンウォータースイミング2022」が開催されました。
オープンウォータースイミングという大会は全国各地で開催されています。その中で最大級の規模を誇っているのが、ここ逗子海岸の大会だとご存知の方は、恐らく少ないのではないかと思います。新型コロナ感染拡大の影響もあり、今年は3年ぶりの開催となりましたが、当日の参加者は1,100人にのぼりました。
逗子海岸大会の最大の呼び物は、逗子海岸から江の島に向けて10kmを泳ぎ切るクラスだったのですが、残念ながら今年はこの種目の実施ができませんでした。理由は、2年というブランクにより、出場選手へのサポート体制が整わなかったことです。通常の運営体制は、日本体育大学のライフセービングチームが選手をサポートをするために、泳ぐ人とボードに乗る人に分かれて隊列を組むのですが、大会中止の間に経験のある先輩から後輩へ技術の伝承ができなかったようです。再度体制が整うまでは、安全面を考慮し10km種目は行うことができないかもしれません。今年は残念ながら逗子湾内のコースのみになりましたが、早く10km種目が復活することを祈ります。
出場したことのある友人の話では、逗子湾を出ると一気に波が高くなり、泳ぐには相当な体力と経験がいるようです。この種目に全国からエントリーされる方が多いのも納得できます。
このような大会が逗子で行われることによって、出場選手や応援する人々が全国から逗子海岸を訪れています。ますます逗子海岸が賑わい、活性化することを目指し、逗子市としても全面的に応援していきます。
皆様には、また来年も逗子海岸へお越しいただけることを心よりお待ちしております。

令和4年9月21日 温かい中学校給食のスタート

写真:中学校給食スタート日の逗子中学校の様子(9月21日撮影)

逗子市では9月21日から、市内3つの中学校で食缶方式による温かい給食がスタートしました。事前に2回の練習を経て、本番を迎えた初日のこの日は、給食センターより運び込まれるところから片付けまで、議員の皆さんと一緒に見学をしました。私は校長先生と一緒に検食をさせていただきました。記念すべき初日のメニューはチキンカツカレーとサラダで、オレンジジュースが付いていました。事前に「小学生と中学生では、給食の味を変えている」と聞いていたためか、ほんのり“大人の味のする”温かいカレーに感じました。
給食を運ぶところや盛り付けるところも見学しましたが、食べ始めるまで教室によってバラつきがありました。スムーズにやるためにはワンチームになることが必要で、クラスの一体感を作り出すには素晴らしい作業だと思います。作業の様子から皆さんに多少戸惑いを感じましたが、小学校でやっていたことですので、すぐに慣れることでしょう。3年生は食べっぷりが素晴らしく、完食していました。食べ盛りの頃に、クラスのみんなで協力し合いながら、しっかり食事をすることは本当に大切だと思います。
この日を迎えるまでに、先生の皆様には多大なご協力をいただきました。特に、給食の時間を含めた昼休みという限られた時間のやりくりには、頭を悩ませたと思います。結果は、昼休みの時間を5分延長し、なんとか収まるように工夫してもらいました。課題はありますが、引き続き子どもたちの笑顔を一番にしながら、取り組んで参ります。

令和4年9月12日 森 木花(もり きか)ちゃん 帰国報告

写真:きかちゃん来庁時の様子

4歳になった「きかちゃん」が、米国での心臓手術を無事に終えて帰国したということで報告に来られました。昨年10月には目標募金額達成の報告のため、「きかちゃんを救う会」の皆さんにご来庁いただきました(その時の様子は以下のリンク先をご参照ください。)が、今回は「きかちゃん」本人も元気な姿で見えられました。
目標募金額が無事に達成できた後、11月に米国へ出発しましたが、なかなか身体に適合するドナーが現れず、半年以上待機の状況が続きました。次第に体力が落ちていき、ぎりぎりの状態だったようです。幸いにもドナーが見つかり、手術も成功して、帰国できる状態になりました。
1歳4ヶ月から常に補助器具を付けて生活をしていましたが、それが全て身体から外れて自由に動き回れるようになりました。今では、ブランコをしたり、ぐるぐる走り回ったりしているとのことで、自由を満喫している様子でした。
改めてですが、何より無事に戻って来られたこと、本当におめでとうございます。ドナーの方からいただいた命を大切にしてください。それがドナーの方への恩返しでもあります。これからも成長を見守り続けたいと思います。がんばれ「きかちゃん」!!

令和4年9月1日 認可外保育施設視察

写真:認可外保育施設視察の様子

逗子市にはいくつかの認可外保育施設があります。認可外保育施設は市が直接的に管轄をしているわけではないため、なかなか密に連携を取れていない部分があります。しかしながら、逗子市の魅力を市外の方々にもアピールされていて、逗子市への移住に大きく貢献してくださっています。これまでは財政再建が急務であったため、なかなか認可外保育施設へ手厚い支援をすることができませんでした。しかし、今年度で財政再建の見通しが立ってきたため、これからは認可外施設についても連携すべきだと考え、現場を見に行かせていただきました。
逗子海岸の近くにある保育施設では、子どもたちがウェットスーツを着て海に入り、網で小さなエビを捕まえて、それを昼食時に天ぷらにして食べていました。
山の中にある保育園では、野菜やお花を子どもたちと一緒に育て、野菜畑でとれたゴーヤを素揚げにして、おやつとして食べていました。この施設は大人でも歩いていくのが大変です。でも、ここに毎日通う子どもたちは大変な運動になり、自然と体力もつくことでしょう。
逗子の自然を学ぶ場にして行う保育に魅力を感じ、東京や横浜から転入される方も大変多くいるようです。逗子の自然を生かした子育てをもっと情報発信していきます!!

令和4年8月26日 温かい中学校給食 まもなく開始

写真:市内3中学校給食受け入れ施設改修現場視察の様子

逗子市では、今までボックスランチ形式であった中学校の給食が、9月から食缶方式となり、小学校と同じく温かい給食に変わります。先日は、中学校に運ばれた給食を受入れられるよう行う改修工事と、製造する事業者の現場の視察にそれぞれ行ってきました。9月21日の本番開始や、それまでに行うリハーサルに向けて準備は完璧でした。
最近の容器は、転んでもこぼれないようなものや、2時間経っても温度は2℃しか下がらないものがあり、性能は大変な進化を遂げています。エレベーター等を使用せず、子供たちが自分たちで上の階まで運び上げることが前提であり、昼休みの間に昼食が十分に取れるかが最大の課題でした。先生たちの創意工夫もあり、実現は可能です。事前に準備を万全にしても、実際にやってみると様々な課題は浮かび上がると思いますので、開始後もベストな方法を模索していきます。
食缶方式への変更を強く思ったのは、ボックスランチ方式での給食の様子を視察した際に、あまりに残食が多かったことです。食べ盛りの子供たちが、なぜこれだけ残すのか信じられず、大きな原因は“冷めていること”と聞きました。食べることも大事な教育(食育)です。どれくらい残食が減るのか楽しみにしています。私も今後、温かい給食を学校に行って一緒に食べたいし、それによって見られる子どもたちの笑顔が今から楽しみです。

令和4年8月16日 子ども議会の開催

写真:子ども議会の様子(8月10日撮影)

逗子市では2回目となる「子ども議会」を8月10日に開催しました。今年は議員となる参加者の子どもが少なく、全員が女子生徒でした。参加された皆さんは事前に行政や議会の仕組みを勉強し、逗子のまちについて考え、質問の準備をされました。そして、逗子市の中学生の代表として、質問を通じ、市へのご意見やご提案をいただきました。
質問の種類は多岐にわたり、「温暖化対策・脱炭素などの環境問題」「狭い道路が多い逗子での歩行者の安全確保」「フェアトレードや平和」「障がい者に対する取り組み」「防犯・安全」などで、率直な意見に行政として真剣にお答えしました。
子ども議員の皆さんは、議場の雰囲気や大勢の前で話をすることに緊張はあったと思いますが、貴重な体験になったのではないかと思います。今回の経験が、将来進む道にいい影響を及ぼすことができれば幸いです。
環境問題や財政問題など、この先逗子市に限らず日本や地球がどうなっていくか誰も分かりません。しかし、こうした子どもたちが中心となって過ごす時代にも、素晴らしい環境が維持されるように、今を生きる人たちは努力をしていかなければなりません。

令和4年7月29日 「これからの地域医療を考える 地域医療の現状と逗子市に必要な地域医療とは」の開催

写真:「これからの地域医療を考える 地域医療の現状と逗子市に必要な地域医療とは」の様子(7月24日撮影)

7月24日、市民・医師会・逗子市の三者で話し合う場として「これからの地域医療を考える 地域医療の現状と逗子市に必要な地域医療とは」を開催しました。
逗子市はこれまで4回の総合的病院誘致を計画してきましたが、残念ながら全て断念という結果になりました。直近では、令和4年度中に病床数200床以上の総合的病院を開設するという計画を、平成29年に医療法人社団葵会と覚書を締結し進めておりました。しかし、急性期が24床、回復期が85床の計109床しか病床の割り当てがなかったことなどにより、令和2年に公募条件を満たす病院を実現することは困難と双方の認識が一致したことから、計画を断念することで合意し、覚書を解除しました。
その際、市民・医師会・逗子市の三者で今後の地域医療について話し合う場を設ける約束をしていましたが、新型コロナウイルスの影響により、開催できない状態が続いておりました。しかし、しばらくコロナの収束は見込めないため、感染防止対策をしつつ7月24日に開催しました。
コーディネーターを務めてくださった伴 正海先生は、まだ若い方ですが色々な経験をされており、当日のわかりやすい講演の内容やスムーズな進行などに参加された皆様も納得されたのではないかと思います。伴先生は横浜市立大学医学部在学中にアフリカで医療従事をされ、卒業後は高知県の中山間地域において総合診療医としてへき地医療に従事しました。その他厚労省で地域医療構想や医療計画の策定に従事するなど、大変幅広く活躍をされた方です。経験豊富な伴先生の分かりやすい説明のおかげもあり、話や事例が市民の皆様にも確実に共有されているのが伝わってきました。
今後も三者での話し合いを継続し、市民の方々が本当に望む地域医療の実現に病院はどうあるべきかを導き出し、その結果を踏まえて病院誘致に動きたいと思います。本当に有意義な考える会になりました。また次回の話し合いの場に向けて準備して参ります。

令和4年7月22日 新型コロナウイルスワクチン4回目接種

写真:4回目ワクチン接種の様子(7月15日撮影)

逗子市では、4回目の新型コロナウイルスワクチン接種を第一運動公園内の体験学習施設スマイルにて、7月5日から始めました。
私は7月15日に4回目の接種を終えました。会場は何度か視察しており行き慣れた場所ですが、やはり自分が接種となると、いつもと感覚が異なり少し緊張しました。ですが、会場のスタッフの皆さんは全幅の信頼をおける方々で、大変スムーズに運営されており、安心して接種することができました。
ここ最近は、感染者数が急激かつ大幅に増加して、より一層警戒していなければなりません。重症の方が全体の感染者ほど増えていないのが不幸中の幸いですが、油断は禁物です。マスクの着用や手指消毒の徹底はしっかり継続していきましょう。海水浴など屋外で過ごす機会が増える季節になり、異常な暑さの中でのマスクは熱中症のリスクが高まります。状況を見極めながら各自安全対策を講じていくことが必要となります。残念なことではありますが、しばらくコロナウイルスと共存するものと思いますので、色々と工夫しながら乗り切っていきましょう。

令和4年7月19日 逗子開成中学校 遠泳実習

写真:逗子開成中学校第3学年遠泳実習の様子(7月13日撮影)

7月13日、今回で35回目となる「逗子開成中学校第3学年遠泳実習」の見学に行ってきました。逗子開成中学校では、珍しい行事が2つあり、1つは「ヨットの操縦をマスターすること」そして、もう1つが今回見学をした「逗子湾で1.5キロメートルの遠泳をすること」です。
中学校入学のタイミングでは、泳ぎが得意ではない生徒が約4割いるようです。そこから、個々の泳ぎのレベルに応じて特訓があり、3年生になると全員で遠泳実習を行います。目的は「長距離を泳ぐことで、水への自信を持つこと」と「励まし合いながら泳ぎ、思いやりと協調性を育てること」です。
出発前に先生が生徒に向けて「気合は持ってきたか」と投げかけると「はいっ!!」と威勢よく答え、スタートしていきました。バラバラではなく、隊列を組んで泳ぎ、約1時間遠泳をしていました。戻ってきた生徒の顔には、やり切ったという表情が溢れていました。
こういった「海洋教育」を正規授業の枠内で行うというのは、海に近接する立地を生かした逗子開成学園ならでは、と感じました。

令和4年7月15日 スカイランニングユース世界選手権出場

写真:山岸大志さん来庁(7月11日撮影)

久木中学校3年生の山岸大志君が、この7月末に行われる「スカイランニングユース世界選手権2022」に出場します。彼は小学校4年生の時に、神武寺山を走るトレイルランニングに参加し、そこから山で走ることに夢中になったそうです。中学校で陸上部に入り、ひたすら練習に励んで、国内の大会で数々の輝かしい記録を残されました。
国内で行われる大会の開催場所の1つとして、私がスキーで何度も利用している尾瀬岩鞍のゲレンデを走ることがあると聞きました。滑り降りるのは簡単ですが、最大斜度が40度もあるコースを走って上っていくとは信じられない思いです。
世界選手権は、フランスとスペインの国境沿いにある「アンドラ公国」という国で開催され、標高が3,000メートル弱のところを走るとのことです。「アンドラ公国」は、横浜市くらいの国土に77,000人ほど人が住む国で、レース結果も当然楽しみにしておりますが、現地の様子もぜひ教えて欲しいと思います。とにかくベストを尽くして頑張ってきてくれることを祈っております。

令和4年7月1日 海水浴場開設

写真:海開き式の様子(7月1日撮影)

史上最短の梅雨を記録し、40度越えの気温が各地観測され、もはや“危機的”である猛暑が連日ニュースなどで報道されております。そのような、暑い夏を迎えた中、7月1日に海開き式が行われました。コロナの感染も完全収束とはいかない状況が続いておりますが、感染及び安全対策をしっかりとりながら、条件付きで海水浴場の開設に踏み切りました。
逗子海岸は今年、国際環境認証の「ブルーフラッグ」を日本で6番目に取得しました。「未来の子供たちに、美しく良好な環境の逗子の海を残したい」という思いは逗子海岸に関わる多くの皆さんの共通の願いであるはずです。SDGsにも合致するブルーフラッグは、その共通の願いを叶える旗印にしていきたいと思います。
何より事故のない安心安全な海水浴場、そして、皆さんにとって笑顔がはじけ、思い出に残る夏になって欲しいと願っております。

令和4年6月30日 海開き前のビーチクリーン

写真:リビエラビーチクリーンの様子(6月25日撮影)

6月25日の夕方に逗子海岸でビーチクリーンを行いました。リビエラが主催し、昨年12月にも開催された「Love Ocean 海から考える未来」という取り組みの一環として実施されました。今回は、前回の2市1町を上回る、三浦市・横須賀市・葉山町・逗子市・鎌倉市・藤沢市の5市1町という幅広いエリアで活動しました。
梅雨明け間近でしたが気温の高い週末とあって、海水浴場が開設されているかのような賑わいでした。そのような状況の中、大勢の人と手分けをして清掃したのですが、小さなプラスチックがたくさんあることに驚きました。これがやがてマイクロプラスチックになり、海に入って様々な生態系に悪影響を与えるのかと思うと、より一層食い止めなければならないという気持ちになりました。また、ビーチクリーンは大変暑い中での作業となり、温暖化の影響で海面が上昇し、逗子海岸も狭くなってしまうのでは、と危機感も覚えました。
海を守る動きは最近特に高まっており、逗子市とリビエラ逗子マリーナは、今年4月に浜辺の国際環境認証である「ブルーフラッグ」を同時に取得しました。子供たちにきれいな逗子を渡していくためにも、熱意をもって環境の維持・改善に取り組まなければなりません。

令和4年6月9日 デジタル化へ一歩前進

写真:セミセルフレジ及びキャッシュレス端末の導入(6月8日撮影)

逗子市は、現在コンビニで各種証明書の交付ができず他市に遅れを取っておりますが、今年度末には利用できるよう準備を進めております。一足先に、コロナ禍で必要性が高まった非接触型決済やキャッシュレス端末の利用を市役所などで昨日開始しました。
場所は、住民票などを発行する戸籍住民課(1階)と税金関係の証明書などを発行する課税課・納税課(2階)の各窓口、さらに環境クリーンセンターの計3ヶ所です。環境クリーンセンターでは、ゴミ持ち込みの手数料を車に乗ったままキャッシュレスで支払いができます。
今後は保育関係の申し込みなど、できる限り来庁していただかずに申請等ができるよう整えていきます。デジタル化には様々な準備や調整を要するため多少時間がかかりますが、皆様に快適に過ごしていただくため、必ず進めて参ります。

令和4年6月7日 小坪でイベント目白押し

写真:小坪の様々なイベントの様子(6月5日撮影)

6月5日は小坪でイベントが目白押しでした。
まず、小坪漁業協同組合などが年に一回開催する「小坪漁港船上市場」に行ってきました。生きのいい魚を選んで買えるとあって大人気です。アオリイカやマゴチ、鱧(ハモ)など旬のものがたくさん並んでいました。家族連れの方が多く、なかには「子供たちと一緒に料理をする」とおっしゃる方もいました。最近は、黒潮の影響や海水温上昇による生態系の変化によって、漁獲量が低調であると聞きます。その様な状況でも、漁港で直接魚を買えるというのは大変ありがたいことです。
次に、オープニングイベントの時にもお伺いした「海のほとり美術館」へ行ってきました。この日が最終日でしたが、天気にも恵まれ、予想以上の大勢の来場者に、主催者も喜んでいました。
最後に、逗子マリーナへ続くボードウォークに「小坪みんなのマルシェ準備会」がはじめて出店すると聞き、訪れました。今後継続してマルシェを実施するため、実証を行っていました。小坪の方々の話を聞くと「将来は逗子海岸から小坪まで海上交通で移動できるようにしたい」という活発な意見が出ていました。確かに陸上での移動だけではなく、海の景色を見ながら海上で移動ができれば、人気を呼ぶかもしれません。
まだまだ小坪にも可能性がたくさんあるのだと実感しました。

令和4年6月6日 新型コロナウイルスワクチン3回目接種集団接種終了

写真:ワクチン接種会場3回目接種最終日市長挨拶の様子(5月28日撮影)

今年2月から始まった新型コロナウイルスワクチン3回目接種の集団接種は、5月28日をもちまして終了となりました。3回目の集団接種は、第一運動公園内にあるスマイルの体育館のみで行いました。逗子市の接種率ですが、1・2回目は対象者の約87%、3回目は2回受けた方の約77%であり、県の平均を上回る数値となりました。
会場で働くスタッフの大半が1・2回目の時から参加をしてくれた方々で、大変にチームワークもよく、日々改善・改革を実践してくれていました。昨年5月に初めて集団接種会場を開設した時は、手探り状態でスタートしたこともあり、状況の確認のため何度も会場へ足を運びました。しかし、スタッフの努力によって円滑に進むようになり、次第に安心して任せられるようになりました。
最終日である5月28日には私も訪問し、スタッフの皆さんの労をねぎらいながら、グータッチならぬ“肘タッチ”をしました。4回目の集団接種は、7月開設を予定しております。それぞれの都合もありますが、信頼感のある皆さんには「是非またお願いしたい」とお伝えしました。7月に向けて、頑張っていきましょう!

令和4年5月24日 逗子アートフェスティバル プレ企画「海のほとり美術館」

写真:海のほとり美術館の様子(5月21日撮影)

秋の恒例イベントとなっている逗子アートフェスティバル(ZAF)のプレ企画として催されている「海のほとり美術館」は、5月22日から6月5日まで小坪飯島公園プールで開催しております。5月21日にはオープニングイベントがあり、参加してきました。ZAFは2013年に市との協働で始まったアートイベントで、そこから10年が経ち、いまや自立した“市民によるイベント”に成長しています。ZAFで2018年から続く「ぼくたちのうたがきこえますか」シリーズは、1回当たり延べ3000人もの市民が制作に関わる一大イベントになっています。
今回の作品は、逗子海岸で拾われた海洋プラスチックや市内全小学校から集められたペットボトルのキャップが素材となっております。それを溶かして糸にし、その糸を大勢の人の手を借りてつむぎ、できた紐を材料にアートへ変化させます。また、その素材は終了後に家具素材へ再利用するなど、環境へ配慮した活動を子供たちに学んでもらう機会にもなっています。
当日はちょっと不安定な天気でしたが、Chiiさん演出によるダンスと音楽のコラボもあり、素晴らしいオープニングとなりました。アートも見るだけではなく自らも制作に参加すると、身近なものになり魅力も倍増するのだと思いました。

令和4年5月21日 逗子フェアトレードフォーラム

写真:逗子フェアトレードフォーラムの様子(5月21日撮影)

日本では6市のフェアトレードタウンがありますが、逗子市は2016年に熊本・名古屋に続いて3番目のタウンに認定されました。5月はフェアトレード月間で、逗子市でもフェアトレードタウンの会が積極的に活動をしています。
5月21日には市民交流センターで逗子フェアトレードフォーラムが開催され「子ども・若者×サステナブルなまちづくり」をテーマにパネルディスカッションが行われました。パネリストとして、中学生から大学生までのZ世代と言われる次の時代を背負っていく人たちが、自分たちの活動や夢を語ってくれました。自分があの年代で、あのような考えに至っていなかったのを思うと、今の若者はしっかりしていると期待を大きくし、日本の未来も明るいと感じました。
将来にわたり、人や地球環境を犠牲にすることなく、持続可能な暮らしが実現できるように、今やれることを確実にやっていくことが求められます。逗子からも発信していきましょう。

令和4年5月5日 逗子海岸映画祭

写真:逗子海岸映画祭の様子

ゴールデンウイークも前半は天候に恵まれませんでしたが、後半はさわやかな気候でした。3年ぶりに開催された「逗子海岸映画祭」の様子を見に行ってきました。まず海岸を見渡すと、BBQを楽しんでいる方々や砂浜に座って煌めく海を眺める方々等多くの方が訪れ、皆さん楽しんでいました。映画祭は、入場者数を例年の半分に押さえる等、感染対策を工夫しながら開催することができました。「待ちに待った」という思いがみんなの表情に出ていて、最高のひと時を過ごされていました。
市内も人の流れや雰囲気が普段とは違い、賑わいが伝わってきました。少しでもコロナ禍前の日常が戻ってくること祈ります。みんなの笑顔が最高でした!!

令和4年5月1日 みんなでスポーツ祭り2022

写真:みんなでスポーツ祭り2022の様子(5月1日撮影)

コロナ禍で2年中止していた「みんなでスポーツ祭り」が復活し、見物客も含めて老若男女問わず、久しぶりに多くの人が集まり、大盛り上がりとなりました。
開会には、逗子アリーナで活動しているダンスチームによるダンス披露や、大筆による「筆パフォーマンス」もあり、花を添えてくださりました。ダンスには、まだおむつをしている子から大人まで幅広い方々が参加し、みんな楽しそうに上手に踊っており、出来栄えに感心しました。「筆パフォーマンス」も、小学生が大筆を巧みに扱い、大勢で仕上げていく様には驚きました。
コロナ禍はまだ続くものと思います。しかし感染には注意を払いながらも、いかにして日常を取り戻せるかになってきます。感染力は強くてもワクチンの効果もあって、重症化率は高くないこともあり、徐々に生活の幅を広げていきたいと思います。イベント等も可能な限り、復活を目指していきたいと思います。

令和4年4月23日 カーボンニュートラルセミナー

写真:カーボンニュートラルセミナーの様子(4月23日撮影)

本市は今年1月31日に「チャレンジ!逗子カーボンニュートラル2050(ニーゼロゴーゼロ)」を宣言しました。工場や企業が少なく住宅街のまちである逗子市は、市民の皆さまの脱炭素に対する取り組みに頼ることになります。まず市としては、現状の数値を計測し、今後取り組む目標を定めたいと考えています。
今回のセミナーは、有志の市民の方々が自発的に立ち上がってくださり、開催されました。ゲストとして、硫黄島在住の環境学博士である大岩根尚先生にオンラインで講演をしていただき、国立研究開発法人産業技術総合研究所の歌川学先生にはお越しいただいて、講演をしていただきました。大変に示唆に富んだお話でした。2030年、その先の2050年に向けた取り組みは、本当に実現できるのだろうかと不安な気持ちもありました。しかし、十分可能性は高いとお聞きすると、やはりそれに向けて取り組むべきであると更に意を強くしました。
大岩根先生は、2011年に第53次日本南極地域観測隊として南極内陸の調査に参加され、氷の状況を調べられていたようです。過去からのデータによると「1.5度以下に気温上昇を抑えなければ大変な事態になる」と分かりやすく説明していただきました。また、歌川先生は、逗子市の年間光熱費を90億円と試算されていますが「省エネに取り組むと地元に還元されるお金も増えるため、取り組むべきである」と説明されていました。エアコンなどの機器も「省エネタイプに買い替えることで相当量の節減ができる」とのお話でした。これまで、ものを長く大事に使うことが美徳とされていましたが、今は省エネに協力するために一定の範囲で買い替えることも大事なのだと分かりました。今回のセミナーには大勢の方々に参加をして頂きましたが、今後より一層市民の方々と連携しながら、取り組みを強化して参ります。今の子どもたちや、その先の子どもたちの為にも、この地球を守ることにご協力をお願いたします。

令和4年4月3日 東逗子駅開業70周年実行委員会発足

写真:東逗子駅開業70周年実行委員会の様子(4月3日撮影)

東逗子駅は昭和27年4月1日に開業しました。この駅は当時の国鉄に"請願駅"として陳情し、開業にこぎつけました。
横須賀線は明治22年に横須賀にある海軍の施設のために敷設されました。当時、この辺りにあった駅は、鎌倉と逗子だけでした。戦後まもなくの混乱していた時期にも関わらず地域の人々が立ち上がり、駅用地と駅舎建設費を用意することを条件に陳情を続けました。その費用負担は500万円で、現在の価値に換算すると4億円と言われております。この大金を、ましてや戦後の混乱期で食料もままならない時期に、寄付として集めて駅の誘致を実現されました。その運動の中心となって活動され、生き証人となる、法勝寺元住職の三田村さんという方がいらっしゃいます。先日3月31日に100歳を迎えられましたが、実行委員会の際には当時のことを言葉明瞭にご説明くださり、想像を絶するご苦労であったこと等、改めて色々と知ることができました。
逗子市は小さな市でありながら、現在各方面から注目をいただき、住みたいまちランキングにも取り上げられています。しかし、逗子町の横須賀市からの独立運動や東逗子駅舎誘致活動がなければ、全く違ったまちになったであろうと思います。戦後の混乱の中にあり、立ち上がった若者たちの勇気と熱意のたまものであります。当時活動された方々に深く敬意を表します。

令和4年4月1日 年度始め

写真:部課長会議の様子(4月1日撮影)

あいにくの雨となり、寒さが身体に染みる年度始めとなりました。まず、朝一番に辞令交付を行いました。新採用職員15名をはじめ、101名の人事異動があり、職位に分けて3部構成で交付をしました。その後は、部長会議及び部課長会議と新年度の会議が続き、年度が変わって新しい体制で業務をしていくため、訓示もしました。
今後、5年に渡って公共施設の長寿命化に着手していき、今年度は初年度になります。部署によっては、通常の業務に加えて施設工事も同時進行しなければならず、どんどん忙しくなっていきます。世界情勢が混とんとしていることもあって、資材の高騰や不足も懸念されており、色々と難しい状況ですが、しっかり準備をして職員一丸となって乗り切って参ります。
新型コロナの感染は逗子市でも収束の兆しが見えず、急激な減少は見込めません。そのため、ワクチン接種を幼児まで拡大する等、引き続き体制を整えていきます。いずれにしても市民の皆さまが安心して暮らせるまち、そして「逗子に住んでいて良かった」と実感してもらえるよう、職員と力を合わせて業務遂行に努力していきます。職員だけでなく市民の皆さまとも力を合わせ、市全体で、よりよい逗子にしていきましょう!

このページに関するお問い合わせ

経営企画部秘書課
〒249-8686 神奈川県逗子市逗子5丁目2番16号
電話番号:046-873-1111(代表)
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。