高齢者の安全対策

ページ番号1001679  更新日 2023年3月2日

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近年の火災状況をみると、建物火災による死者の約9割が住宅火災によって占められており、また、住宅火災の死者に占める高齢者の割合が特に高く、過半数が65歳以上の高齢者で占められています。
高齢者が死に至った経過をみますと、逃げ遅れにより亡くなられた方の割合が高くなっています。
高齢者は、人によってある程度の差はありますが、身体の衰えによる行動能力の低下があり、さらに、病気や身体不自由などの条件が重なった場合には、火災が発生した際の自力避難が非常に困難となることから、高齢者の居住環境におけるきめ細やかな防火安全対策が必要となります。
高齢者を火災から守るためには、まず安全装置つきの暖房器具や調理器具等を使用し、火災の発生を未然に防止することがあげられます。
また、万が一火災が発生した場合に、早期に警報音を発することにより避難を促す住宅用火災警報器を設置することや火災の初期消火に効果がある住宅用消火器、住宅用スプリンクラー設備及び住宅用自動消火装置等を設置することなどが有効です。
さらに、住宅火災の着火物別死者数を65歳以上の高齢者でみると、寝具類や衣類に着火して亡くなられている方の割合が高いことから、火災が発生した場合において、火炎の燃え広がりを抑制する効果をもつ防炎製品等を積極的に使用することが効果的です。

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