生活の中の危険物とその対策

ページ番号1001678  更新日 2023年3月2日

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私たちの身の回りには、生活必需品としてごく普通に使っているものの中にも燃えやすいものがたくさんあります。
例えば灯油、ガソリン、しみぬきベンジン、シンナーなどですが、これらの大半は消防法で「危険物」として指定され、その保管方法や取扱い方法が定められています。
これらの危険物は、適正に保管し、取り扱えば大変に便利ですが、その取扱いを誤れば火災などの事故を引き起こし、延焼拡大する危険性をもっています。
危険物によって引き起こされた火災原因の大半は、危険物取扱い中にタバコを吸おうとしてライターで火をつけたり、ストーブの近くで取り扱うなど不注意によるものです。
次のことに注意し、適切な保管や安全な取扱いをするとともに、常に用心を怠らないことが大切です。

灯油などの危険物の性質

危険物を安全に取り扱うには、次のような性質を知っておくことが大切です。

  1. 極めて火がつきやすい
    ガソリン、ベンジン、シンナーなどは、可燃性蒸気を発生し、ライターなどの火を近づけると簡単に燃えだします。
    また、衣類の摩擦で発生した静電気の火花で引火することもあります。
  2. 空気よりも重い
    危険物から発生した可燃性蒸気は、空気よりも重く、床面や低いところに滞留します。また、ときには溝などに流れ込み、遠くまで到達します。
    このため思わぬ所の火気により引火して火災になることがあります。
  3. 一般に水に溶けず水に浮く
    一般に、油は水に溶けずに水より軽いという性質があるため、水に浮いて拡がります。火災のときは水を使わず、粉末消火器等により消火してください。

取扱い上の注意

危険物を取り扱う場合は、特に次のことに注意してください。

  1. 火気の近くでは取り扱わないこと。
  2. ストーブに給油する際には油の種類をよく確認すること。
  3. 使用する前に容器等に表示されている注意事項をよく読むこと。

保管上の注意

 危険物を保管する場合は、特に次のことに注意してください。

  1. 必要以上に買いだめしないこと。
  2. 保管場所は、火気を使う場所から遠ざけること。
  3. 直射日光が当たる場所や高温となる場所を避けること。
  4. 地震で倒れたり、落ちたりしない場所に置くこと。
  5. 倒れても危険物がこぼれないようにしておくこと。

このページに関するお問い合わせ

消防本部消防予防課
〒249-0005 神奈川県逗子市桜山2丁目3番31号
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