ごかんのいえ(2023年10月13日)

ページ番号1009832  更新日 2023年10月15日

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 えがおレポーターのモンブランです。

 逗子市の小規模保育施設(認可保育園)「ごかんのいえ」を紹介します。ごかんのいえは、逗子市新宿、披露山公園の近くにある小規模保育施設です。受入年齢は1歳児~2歳児。3歳児以降は認可外保育施設「ごかんのもり」に入園できます。

 ごかんのいえのことを分かりやすく表現しているのが以下の言葉です。

 vision みんなが じぶんのいろでえがく ひとつの いろいろなせかい

 mission 自分の個性を誇れる自尊心をはぐぐむための、子どもたちの暮らしの場づくり

 phylosophy ”成果第二”、”安全第二”、”予定不調和”

 最初にごかんのいえに見学に行った時、「野外保育をしている、畑で食育をしている、等といった特徴で選ばないでほしい。これらの特徴は、私たちの保育理念を実現するための方法に過ぎないのだから。」と代表の全田さんが熱く語られたのが印象的でした。「長縄に入りたいけどずっと入れない子がいた。2週間くらい、ずっと遠くから見つめている。大人は口を出さずに見守るだけ。その子が、ある日ふと立ち上がって長縄の列に並んで、飛べた!そんな試行錯誤の経験や、自分から湧き出る気持ちで行動した結果が、本当の”自尊心”を育むものだと思っている」…そんな話をしていただいたのも覚えています。そして「こういったことも、すべて子どもたちから教わってるんです」という言葉も。数年たった今でも鮮明に覚えているのは、その時の印象が強かったというだけでなく、入園してからもこうした理念が保育において体現されているな、と日々感じているからだと思います。

 例えば1歳児から海まで歩いて行かせてくれること。子どもたち同士のケンカもギリギリ怪我をする直前まで見守ってくれること。たき火の火おこしや農具・工具を使った作業も見守りながら子どもたち自身にやらせてくれること。敷地内でミツバチを飼ってミツバチの生態やミツバチを通した自然の見方について教えてくれること。

 子どもたちを本当に信じてくれるからこそ、子どもの心身の成長を第一に考えてくれるからこそ、私だったらそこまでやらせてあげられないだろうなということを、ごかんのいえの大人たちは経験させてくれており、日々感謝の気持ちでいっぱいです。

 今回改めて園長先生にお話を聞いたなかで印象的だったのは、「かきねの無い場づくり」という言葉でした。現状でも、保護者の資格保持者が保育士として保育に携わっていることや、園庭開放をして希望する方は自由に出入りができる時間を作っていること、地域の方と園のまわりの環境整備を一緒に取り組めていることなど、今も「かきね」を取り払った運営がされているなと感じています。そしてこれからも色々な「かきね」の無い、様々な人が関われる「ごかん」という場を作れたら…という意思を感じました。

自然のなかで寄り添う園児

 ごかんのいえは給食・おやつが美味しいのも嬉しいポイントです。自宅ではなかなか使えないかも…と思うようなこだわりの食材・ほんものの調味料を使った手作りのお食事。卵、乳、お肉を使わない体に優しい献立。食の面でも子どもたちのことを考えてくれているなぁとありがたい限りです。

 ごかんのいえの魅力はまだまだ語り足りないのですが、森の中で自然とともにあるという利点の裏返しとして、送り迎えは苦労するという点もお伝えいたします。通園路は数ルートありますが、いずれも披露山の山道を登ることになります。私が使ったルートは山の中腹にある駐車場・駐輪場からのルートですが、それでも階段を100段くらい毎日上り下りしています。2歳児くらいまでは子どもを抱っこして上り下りする人も散見され、運動不足の解消にはもってこいの保育所となっております。

 ごかんのいえへの入園申し込みは逗子市保育課が窓口になりますが、申し込みに際しては、見学または入園説明会への参加が必須になっています。

 興味のある方、まずは、ごかんのいえを運営するごかんたいそうのホームページやインスタグラムをご覧になってみてください。

「ごかんのいえ」
住所 :逗子市新宿4-7-30
定員 :19名
対象 :1歳児~2歳児
開園時間:平日7時30分~19時00分

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教育部子育て支援課子育て支援係
〒249-8686 神奈川県逗子市逗子5丁目2番16号
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