おうちに「壊れたままのおもちゃ」ありませんか?(2019年7月31日)

ページ番号1003632  更新日 2023年2月28日

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写真:おもちゃ病院

我が家には「いつか直そう」と思いつつも修理の方法がわからず、壊れているけれど、なんとなく捨てられないでいるおもちゃが部屋の片隅に……
えがおレポーターのたぬきです。
その存在は知っていても「病院」というだけあって、なんとなくハードルが高く感じていた「おもちゃ病院」。
逗子市内でも月に一回、池子ほっとスペースにやってくると聞き、お邪魔してみました!

壊れたおもちゃを持ち込むと、まずは問診票を記入し、症状を伝えます。
ドクターの方はやさしい口調で、緊張していた私もひと安心。(事前予約は不要です)

写真:おもちゃの問診

受付後、ドクターの皆さんであれこれ意見を出し合いながら解決方法を探る様子がとてもかっこよく、次回はムスコ&ムスメを連れてきて、おもちゃを修理してもらっている様子をみせてあげたいと思いました。

写真:ドクターの皆さん

「日本は資源がない国だからこそ、(おもちゃの修理を通して)科学の力を子どもたちにも知ってもらえたらいいなと思ってます」話してくれたのは、日本おもちゃ病院協会理事の藤田民雄さん。

写真:日本おもちゃ病院協会理事の藤田民雄さん

おもちゃ病院のドクターたちは様々な経歴を持ちつつ、日本おもちゃ病院協会主催の「ドクター養成講座」を受講し、おもちゃドクターの資格を持つ方々。
みなさんボランティアとして活動なさっていて、「直してあげるよ」という姿勢ではなく、「あくまでも、直させてもらってる、直させてくれてありがとう!」という気持ちで修理をしているとのこと。

写真:修理の様子

修理が完了次第、電話で連絡し、どの部分が壊れた原因だったのか、どのように修理したのかを説明して、受け渡しです。このとき、修理内容をきちんと聞くことで、より一層、自分のおもちゃに愛着がもてるようになる気がします。受け取りに来られた方が、おもちゃが動き出すのを見て、とてもうれしそうにしている様子が印象的。(修理にかかる費用は、部品交換の場合の100円~300円ほどの実費のみ)

写真:受け渡しの様子

ドクターたちから「本当は、おうちの人が直せたらいいですよね」と言われ、たぬき開眼!
「ゼロ・ウェイスト」を掲げる街に暮らす一人として、自分の手で直すことにもチャレンジしていきたいと思いました。また、それ以前に、おもちゃを買う時点で、壊れたら捨ててしまうようなおもちゃよりも、壊れても直してまた遊びたいと思えるおもちゃを選ぶことも大事なことだと改めて考えさせられます。

実際に伺う前は「どんな種類のおもちゃを直してくれるの?」というのが一番のギモンでしたが、基本的には「なんでもOK!」(※ただし「コンセントにつなげて使うようなおもちゃ」や「浮き輪など人の命に関わるもの」は修理受付できないそうです)
おもちゃ病院では、実際に修理をお願いしないケースでも、おうちで修理をする方法やアイデアを教えてくれるので、自分で修理にチャレンジしてみようというやる気スイッチを押してもらえる場所でもありました!

ちなみに、この日に私が持ち込んだ電車のおもちゃは、瀕死の重体という診断により当日では修理時間が足らず「入院」となりましたが、翌日には修理完了の連絡をいただきました。
日を改めて池子ほっとスペースにて受け取りができ、「もう動かない…」と諦めていた電車が直ったと知って、ムスコも大喜び。(多くの場合、その日に修理完了するものがほとんどだそうです)

写真:電車のおもちゃ

もうひとつの鉄琴のおもちゃの今回の主訴は「鍵盤をとめるピンが折れてしまったこと」でした。その他にも鍵盤をとめるピンがゆるくなり、鍵盤が落ちやすくなってしまい困っているという症状を話したところ、透明ゴムで軽く押さえる処置をしてもらうことができました。ちょっとした不具合でも、重症になる前にドクターに相談してみるのもいいかもしれません。

写真:鉄琴のおもちゃ

逗子市内では、毎月第3木曜日に池子ほっとスペースにおもちゃ病院がやってきます。

修理受付:10時00分~13時30分
問い合わせ:池子ほっとスペース 046-873-8582

このページに関するお問い合わせ

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〒249-8686 神奈川県逗子市逗子5丁目2番16号
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