お子さんと一緒に、楽しみながら平和について考えてみる「ずし平和デー」(2019年9月30日)

ページ番号1003629  更新日 2023年2月28日

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写真:ずし平和デーリーフレットの表紙

えがおレポーターのおひさまです。
2019年8月22日(木曜日)から26日(月曜日)にかけて逗子文化プラザホール、市民交流センターで行われた「2019 ずし平和デー」についてレポートします。

「ずし平和デー」では、平和を願う様々な団体の方が集まり、講演会や展示会、逗子のダンス教室のお子さんも参加される歌やダンスのコンサート、子ども向けの親子映画会やワークショップなどが開催されています。
2011年から始まり、今回で9年目になるので、参加したことがある、パンフレットを見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
*「2019 ずし平和デー」に行われたイベント一覧は次のページをご覧ください。

事務局の小野さんにお会いして、お話を伺いました。

どういった経緯でずし平和デーのイベントを始められたのですか?

もともとは、地域のみなさんを中心に実施されていた、今年32回を迎える「親子映画会」が始まりでした。
20回目に逗子文化プラザホールで上映した時に、逗子の全域からお子さんが参加してくださったことで、映画会だけでなく逗子から発信する平和についてのイベントとしてやりたいねという話が出て、それから毎年開催しています。

写真:対談の様子
原田真二さんと被爆者 福島富子さんの対談

今はたくさんの平和を願う団体の方が参加されていますね。

逗子や葉山で平和について活動している団体やグループが参加してくださっています。
最初は参加するだけで、実行委員会が取りまとめ役を担ってやっていましたが、今は各団体の人とも繋がりができ、アイデアを出し合ったり、助け合ったりして、一緒に運営を行なえるようになりました。
若い人が多い団体の方から、SNSの使い方を教わったりもしていますよ。あらゆる世代の人が楽しく、気軽に参加できる雰囲気づくりを大切にしています。

写真:講演会の様子
折り鶴で有名な佐々木禎子さんの甥、佐々木祐滋さんの講演会

来年10周年を迎えられますが、今後、どんなイベントになっていってほしいですか。

今、ずし平和デーを中心に、地域の人と人、様々な世代の人の繋がりができていると思います。こういった人との繋がりが平和を作っていくんだと感じています。
平和という誰しもが願っているテーマを真ん中にして、みんなで協力して、一つのことを作り上げていく素晴らしさを体験できる場として、未来に繋いでいきたいと願っています。平和を一緒に考えてくれる人、団体の方が新たにどんどん入ってきてほしいと思います。ぜひ一緒にやりましょう!

写真:小野さん
事務局の小野さん

「えがお」読者の方に一言お願いします。

先日、自分が小さい頃、親子映画会を見ていて、今度は子どもを連れてきましたという人に会い、本当に嬉しく思いました。
難しいことがわからなくても「平和のイベントに行ったんだよ」と、お子さんがちょこっと平和について考えられて、次世代に伝えていくきっかけの場所になれば嬉しいです。
平和について考えるのは堅苦しいことではなくて、まずはお子さんと笑顔で遊ぶことから始まると思います。お父さん、お母さんが”えがお”でいることがお子さんにとって一番大事だと思います。

子ども向けのイベントの一つ、「ピースフル★ダンボール」にお邪魔してみました。ずし平和デーのロゴマークをデザインした、ASOBIJUTSU主宰の田中たまさんのワークショップです。
ワークショップはピースマークをダンボールで作ってペンダントにするというもので、会場にはダンボールで作った被り物や紙芝居もあり、子ども達は思い思いに楽しんでいました。

写真:ピースフル・ダンボールの様子

写真:段ボールで作ったペンダント

写真:ダンボールで作った被り物

写真:ダンボールで作った顔出しパネル

ずし平和デーの期間中、文化プラザギャラリーでは「原爆と人間展」が開催されました。たくさんの方が展示を見たり、折り鶴を折っていました。赤ちゃんを抱っこ紐で抱っこしながら、展示を熱心に見ている若いお父さんの姿が印象的でした。
主催の逗子市被爆者の会の方は被爆証言活動もされていて、逗子市内の小学校では、子どもたちが被爆証言を聞く機会が設けられているそうです。
被爆証言は逗子市のホームページで読むことができます。

写真:原爆と人間展の様子

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