予防救急を心がけ健康で安全な生活を

ページ番号1009759  更新日 2023年12月6日

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予防救急とは

 普段の生活の中で起こる病気やけがの中には、日常の生活の中での「ちょっとした心がけ」で防げるものがあります。

 救急車を呼ばなくてはいけないほどの大事にならないように、家族みんなで、日頃から注意し心がける意識や行動を「予防救急」といいます。

 生活習慣病にならないために、普段から食生活や運動に気をつけることも予防救急と言えるでしょう。

事故の原因を知って対策しましょう

 一般負傷のような不慮の事故と言われるものは、普段のちょっとした心がけや、周りの人たちの気遣いで防ぐことが出来ます。

 風邪の予防と同じように予防を心がけ、安全で健やかな生活を送りましょう。

 第1位 転倒(段差・玄関・廊下など)

 ・段差につまずかないよう気を付けましょう。

 ・転倒を防ぐために整理整頓を心がけましょう。

 ・階段、廊下、玄関、浴室などに滑り止め対策をしましょう。

 ・歩きやすく、滑りにくい履物を選びましょう。

 第2位 転落(階段・ベッド・脚立・椅子など)

 ・階段などに手すりを配置しましょう。

 ・ベッドにも転落防止の柵をつけましょう。

 ・脚立などを使用するときは補助者に支えてもらいましょう。

 ・子供が登れるものを、窓やベランダに置かないようにしましょう。

 第3位 窒息(食物(餅・肉)薬包など)

 ・細かく調理し、ゆっくりよく噛むことで窒息を予防しましょう。

 ・お茶などの水分を取りながら食事をしましょう。

 ・急に話しかけて、慌てさせないように気を付けましょう。

 ・子供が口に入れそうな物(洗剤、薬、タバコの吸い殻)は、手の届かないところに置くか、かたづけましょう。

 第4位 ぶつかる(家具・人・ドアなど)

 ・慌てず周りをよく見て行動しましょう。

 ・通路などに物を置かないようにしましょう。

 ・暗いところには十分な明るさを確保しましょう。

熱中症にご注意

 熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を言います。

 屋外だけでなく室内で何もしていない時でも発症して救急搬送され、場合によっては命に危険が及ぶこともあります。

 熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気を付けるとともに、周囲にも気を配り熱中症による健康被害を防ぎましょう。

 〇保護者の方へ

 ・子供の様子を十分に観察しましょう。

 ・遊びの最中には、水分補給や休憩を取りましょう。

 ・外出時は服装に注意し、帽子も忘れずに。

 ・日頃から栄養バランスの取れた食事と運動や遊びを通して暑さに負けない体づくりを実践しましょう。

〇熱中症にならないために

 ・室温をこまめにチェックし、エアコンや扇風機などを活用しましょう。

 ・のどが渇かなくても水分補給を心がけましょう。

 ・調子が悪いと感じたら、家族や近くの人にそばにいてもらいましょう。

ヒートショックにご注意

 ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急な変化によって血管の急激な収縮や拡張が原因となり、体に与える影響のことです。

 急激に寒くなると、身体は皮膚の表面に近い血管を細く(収縮)して、血液が冷気にさらされないよう体温を維持しようとするため、血圧が上がります。

 一方、身体が温まると逆に血管を拡張させて熱を放出するため、血圧が下がります。このような血圧の変化は、心臓や脳、血管の負担となり、心筋梗塞や脳梗塞等の命に関わる発作を起こします。

 また、ヒートショックによって、ふらついたり、失神したりすることで、浴槽に倒れて溺れる等、入浴中の事故を引き起こすこともあります。

 〇入浴中の事故を防ぐための注意ポイント

 ・入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。

 ・湯温は 41 度以下、湯につかる時間は 10 分までを目安にしましょう。

 ・浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。

 ・食後すぐの入浴、アルコールが抜けていない状態での入浴は控えましょう。

 ・精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。

 ・入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。

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