RSウイルス感染症について

ページ番号1012976  更新日 2025年7月28日

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※ 逗子市では、RSウイルスワクチンの接種費用等に関する助成は行っておりません。

RSウイルス感染症について

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症です。
RSウイルスは、一般的には乳幼児の呼吸器感染症の原因ウイルスとして知られています。
その一方で、高齢者や基礎疾患のある成人においては、感染することにより、肺炎などを引き起こすことがあります。

RSウイルス感染症の感染経路と症状

感染経路

RSウイルスは主に接触感染と飛沫感染で感染が広がります。

・接触感染 : RSウイルスに感染している人との直接の接触や、ウイルスがついた手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、コップ等)に触ることで感染することを言います。

・飛沫感染 : RSウイルスに感染している人が咳やくしゃみ、あるいは会話などをした際に口から飛び散るしぶきを浴びて吸い込むことにより感染することを言います。

※ RSウイルスは、麻疹ウイルスや水痘ウイルスの感染経路である空気感染はしないと考えられています。

症状

通常、RSウイルスに感染してから2~8日、典型的には4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻汁などの症状が数日続きます。
健康な成人は、RSウイルスに感染しても軽症で、多くは風邪のような症状で自然軽快しますが、高齢者、喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・心疾患などの慢性の基礎疾患がある人、免疫機能が低下している人がRSウイルスに感染した場合は、肺炎などを引き起こし重症化する場合があります。

治療について

現在、成人においてはRSウイルス感染症に対する特定の治療法はありません。
そのため基本的には症状を和らげるための対症療法が行われます。

軽症の場合:市販の解熱鎮痛薬、水分補給など

重症の場合:必要に応じて点滴、酸素投与や呼吸管理など症状を和らげる治療

予防方法について

接触感染予防

日常的に触れる物(手すりやドアノブ、机など)はこまめにアルコールや塩素系の消毒剤などで消毒しましょう。
また、外出先から帰ってきた後は石鹸による手洗いをし、手を洗うことが難しい場合はアルコール製剤で手指消毒をすることで、ウイルスの付着を減少させることができます。

飛沫感染予防

鼻汁、咳などの呼吸器症状がある場合は、周囲への感染を防ぐためにマスクを着用するなど咳エチケットが大切です。

RSウイルス感染症ワクチンについて

60歳以上の方や生まれてくる子の予防を目的に妊婦の方を対象としたワクチンがあります。
なお、RSウイルス感染症のワクチンは法令に定められた定期の予防接種ではないため、接種を受ける場合の接種費用は、全額自己負担となります。
その際は、自由診療ですので、費用は各医療機関が設定しています。
接種をご希望の方は、直接医療機関にお問い合わせください。

 

このページに関するお問い合わせ

福祉部国保健康課健康係
〒249-8686 神奈川県逗子市逗子5丁目2番16号
電話番号:046-872-8159
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。