総合的病院Q&A

ページ番号1005575  更新日 2023年2月28日

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Q1 三浦半島地域には大きな病院がたくさんあるので、新しい病院は不要ではないですか?

グラフ:人口1万人当たりの入院ベッド数

A 人口1万人当たりの病床数(入院用ベッド数)を比べると、横須賀市と鎌倉市に偏っていることが分かります。加えて、逗子市には急性期と回復期の病床がないため、病気になり始めの時期や回復に向かっていく時期に入院できる病院がありません。総合的病院を誘致することで、不均衡が解消され、全ての病気の段階に対応できる医療環境が整います。

Q2 逗子市の救急搬送時間は長いと聞きました。本当ですか?

A 本当です。平成28年は平均42.3分かかっていて、近隣他市(鎌倉市34.5分、横須賀市39.6分)と比べると多くの時間を要しています。
一次救急・二次救急病院へ搬送される患者さんでもすぐに処置をしなければ命にかかわる場合もあり、三次救急病院へ転送されるケースも考えると、搬送時間は1分1秒でも短縮する必要があります。また、軽症患者の搬送にかかっていた時間を短縮することができれば、本当に救急車を必要としている重症患者への対応を迅速に行うことができます。総合的病院の誘致により、この状況は大きく改善されます。

Q3 市内で救急搬送される人はどのくらいいますか?

グラフ:年齢別救急搬送件数

A 平成28年は年間3,089件でした。救急搬送件数は大幅に増えており、平成21年の年間2,385件から約30%増えています。また、搬送件数の3分の2は高齢者が占めており、今後高齢化が進むにつれ、さらに増加していくと予想しています。

Q4 予定地は、法令上、病院を建てられない場所だと聞いていますが、今後どのような手続きを行っていくのでしょうか?

写真:病院建設予定地
病院建設予定地(沼間3丁目630番13)

A 総合的病院の誘致に当たり、以下の2種類の都市計画決定を予定しています。それぞれ、神奈川県などの関係機関との調整や、2017年10月に実施した2度の説明会、1月の地区計画の縦覧などを踏まえて策定しています。

1 第一種低層住居専用地域から第一種住居地域へ用途地域を変更

建設予定地がある沼間三丁目地区の用途地域は第一種低層住居専用地域であり、このままでは病院が建てられません。そこで、病院建設が可能な第一種住居地域に変更する必要があります。

2 地区計画の作成

沼間三丁目地区には、緑豊かで良好な住宅地の供給を目的として開発整備された逗子アーデンヒル住宅地があります。用途地域を変更することによる同住宅地への影響を抑え、さらに、公共施設などを整備し合理的・健全な土地利用を推進するために「沼間三丁目地区公共公益施設整備地区地区計画」を定めます。

Q5 交差点の改良計画についてはどのように考えているのですか?

A 交通量調査を基に、逗子アーデンヒル入口交差点の交通量を解析しました。その結果、病院建設後に予想される交差点に流入する交通量は、現在の交差点の形状においても問題なく流れることが確認されました。これを受け拡幅せず、バス路線の導入に必要となる交差点改良工事を想定した、県警本部などとの協議を2017年12月7日に終了しました。
また、病院入口についても併せて改良計画を策定しました。

Q6 路線バスの導入要望の状況はいかがでしょうか?

A 病院の誘致の取り組みと同時に、病院利用者の交通手段として路線バスが活用されるよう、京浜急行バスに既存路線の延伸を要望しています。また、地域住民の要望を受け、逗子アーデンヒル住宅地を経路とするミニバス路線の導入可能性についても検討しています。

Q7 市有地の貸し付け条件はどのようなものですか? 市の財政負担はあるのですか?

A 救急医療の充実、在宅医療の後方支援や災害時の拠点としての役割など、公益性が高いことから市有地を無償で貸し付けます。また、葵会に対して運営費や建設費、赤字補てんの補助はしません。したがって、道路などの周辺環境整備を除き、市の負担は一切ありません。

Q8 休日・夜間も診察を行ってくれるのですか?

A 内科、外科は、横須賀・三浦医療圏内の二次救急輪番制へ参加します。小児科は、医師の確保ができ次第実施します。また、逗葉地域医療センターでの一次救急開設以外の時間帯にも、葵会は経営努力によって救急患者受け入れの拡充をめざします。

Q9 新病院の差額ベッド代の設定についてはどのように考えているのですか?

A 差額ベッド代の設定については、個室の割合の関係も含め、患者の負担を可能な限り軽減するなど、利用者の視点に立って調整していきます。

Q10 医療の現場では医師不足が言われていますが、医師は確保できるのですか?

A 葵会は全国規模で医療施設などを運営しており、関連病院からの人材確保を予定しています。グループ内では医師の派遣などの交流も行っており、充実した医療が提供できるよう、医師の確保に全力を挙げて取り組みます。

Q11 逗葉医師会や地域の医療機関との連携は、どのように考えているのですか?

A 葵会は、地域連携室の設置にも力を入れており、地域医療機関と緊密な連携体制を構築して、地域医療の充実をめざします。また、(仮称)葵会逗子病院を地域密着の病院として「病病・病診連携」を推進します。

このページに関するお問い合わせ

福祉部国保健康課健康係
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