薪ストーブやペレットストーブの適切な使用
薪や木質ペレットなどの木質バイオマスを燃料とする暖房は、化石燃料を使用しないため、環境に優しく、地球温暖化防止対策として有効ですが、一方で、不適切な使用をすると大気や健康に影響を及ぼしたり、ご近所トラブルの原因となってしまうことがあります。
現在使用している方や、購入を検討されている方は、次の事項に留意いただき、快適な環境づくりと良好な近隣関係にご配慮をお願いします。
注意点
よく乾いた無垢の薪を使いましょう
- 十分に乾燥した薪を使いましょう。水分量が多いと燃焼温度が低くなり、不完全燃焼により有害物質等を含む排ガスが多く発生することがあります。また、多量の煙やすす、タールの発生原因にもなります。
- 薪は化学処理のされていない無垢の木材を使いましょう。防腐剤、接着剤や塗料が含まれている木材や建設廃材、農薬が付着した樹木などを燃焼させると、有害物質が発生するおそれがあります。
- 薪を屋外に保管する場合は、地面から離して、整理して積み上げ、覆いを掛けましょう。
- 適正に乾燥した薪は、色が濃くなり、木目に割れ目が入ってきます。薪同士を叩くと中が空洞のような音がします。
他の物を一緒に燃やさないようにしましょう
- 薪や木質ペレット以外のものは燃やさないでください。建設廃材は薪に使わないでください。
- 廃棄物(ごみ)を燃やすことは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、原則禁止とされています。(5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金)
適切な位置に設置しましょう
- 火災の原因とならないよう、消防法や建築基準法等に基づき、ストーブと壁、天井、可燃物等との適正距離を確保し、適切な高さ・位置に煙突を設置しましょう。
- 煙突の位置や高さによっては、煙などが近隣の住宅の中に入るなどして、ご近所の迷惑になる可能性があります。設置に当たっては業者等の専門家に相談し、慎重に検討しましょう。
次のような場合、ご近所に迷惑になる可能性がありますので、設置に当たってはこのようにならないよう配慮しましょう。
- 煙突が隣の家のひさしと近い位置にある。
- 煙突と隣の家の窓が近い。
- 敷地・家の高さの違いにより、煙突が隣の家よりも低い位置にある。
- 煙突と隣の家の洗濯物干し場が近い。
- 煙突と隣の家の給気口が近い。
- 集合住宅で、自分の部屋の上にも部屋がある。
こまめに清掃し、定期的に点検しましょう
- ドアガラスや灰受け皿の清掃などを日常的に行うほか、シーズン前後にも煙突・炉内の清掃点検等を行いましょう。
- 日常的な清掃・点検に加え、3~5年に1度は専門業者によるフルメンテナンスを実施しましょう。
ご近所への配慮を忘れずに
- 窓を開ける時間や洗濯物を干す時間等と重ならないようにするなど、使用する時間や状況の配慮をしましょう。
- 住宅地に設置する場合は、煙突の位置や高さ等に十分注意するとともに、ご近所への事前説明も検討してください。
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