感震ブレーカー設置

ページ番号1001526  更新日 2023年3月1日

印刷大きな文字で印刷

突然の地震に備えて、感震ブレーカーを設置しましょう。

ポスターの写真:地震による電気火災対策を!

阪神淡路大震災、東日本大震災などの近年の大規模地震では、電気を起因とする火災が多く発生しました。
一般的に地震で発生する火災としては、台所のガスコンロ等からの出火がイメージされますが、大規模な地震型火災の出火原因の半数以上は電気に起因するもので、家具等の転倒により可燃物が電熱器具に接触し出火したケースや、ヒーターや白熱灯が落下・転倒し着火したケース等も報告されています。
こうした火災を防ぐには、自宅からの避難時に、電気のブレーカーを落とすことが重要となります。
感震ブレーカー等の設置は、そのいとまがない場合、家具等の転倒によりブレーカーに容易に近づけない場合や停電時の不在等でブレーカーを落とすことが困難な場合に、電気に起因する出火防止に対して有効的な手段と考えられています。
突然の地震に備えて、感震ブレーカーを設置しましょう。

感震ブレーカーとは

地震が発生した際に、一定以上の揺れを感知した場合に、自動的に電気の供給を遮断するものです。

感震ブレーカーの種類

感震ブレーカーは様々な種類がありますが、大きく3種類に分別されます。

1 分電盤タイプ

分電盤に内蔵されたセンサーによって揺れを感知し、ブレーカーを落として電力供給を遮断します。
設置には電気工事士による電気工事が必要です。
揺れを感知した後、一定時間後にブレーカーが落ちるので、建物からの避難や電気製品の電源を切る等の安全確保が行えます。

2 コンセントタイプ

コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、電力供給を遮断します。
電気工事が必要な埋込型と、コンセントに差し込むだけのタップ型があります。
利用者は、住宅内で特に出火の危険性が高い電熱器具へ設置することで、避難用の照明や在宅用医療機器等、地震時においても電力供給が必要な機器への電力供給を継続することができるなど、電気の供給遮断を選択することができます。

3 簡易タイプ

地震の揺れによる重りの落下や、感震センサーによるバンドの作動によりブレーカーのノブを操作し、電力供給の遮断を補助する器具で、揺れの感知と同時に作動し、電力供給を遮断します。
電気工事が不要で、比較的容易に設置することができます。

感震ブレーカー啓発パンフレット

感震ブレーカー等設置の注意点

  • 建物の立地や構造等、感震ブレーカー等の設置状況によって、設定震度よりも小さい場合でも作動したり、逆に大きい場合でも作動しない場合もあります。
  • 電力を使用し、生命の維持に直結するような医療用器具をご使用の方は、設置に際して十分注意してください。
  • 感震ブレーカーの設置に係わらず、夜間に停電が発生した場合、廊下・階段等の暗所での移動や、家具等の転倒やガラス片の散乱によりけがをしないよう、スリッパ等の用意をしておいてください。
  • 災害時における情報収集はとても重要です。テレビやパソコンからの情報収集ができなくなるため、電池を使用するラジオ等を準備し、情報収集を行ってください。
  • 電気の使用を再開する際は、ガス漏れや電気製品の安全確認を行い、万一の出火に備えて消火器等を準備したうえで、復電操作を行ってください。

設置及び販売について

お近くの電気工事店等へご相談をお願いします。

PDFファイルは、Adobe(R) Reader(R)等でご覧いただくことができます。Adobe(R) Reader(R)はアドビ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

経営企画部防災安全課
〒249-8686 神奈川県逗子市逗子5丁目2番16号
電話番号:046-872-8135
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。