自然の回廊を歩こう!(2022年8月5日)
こんにちは。レポーターのえつえつです。皆さんは「逗子・自然の回廊」をご存じですか?
「逗子・自然の回廊」とは、山と海に囲まれた豊かな逗子の自然と数ある史跡などの歴史や文化に触れる、健康志向の散策・ハイキングコースです。
神武寺・鷹取山ハイキングコースの「沼間・池子回廊」、逗子海岸から披露山、大崎公園などを巡る「披露山・大崎・小坪回廊」など、現在市内8つの回廊が設定されています。
今回はその中で、東逗子駅から田越川沿いに逗子海岸までの3.8kmを歩く「田越川回廊」を、年長さんの仲良しのお友達親子と一緒に歩いてみました!
このコースを選んだ理由は次の4つ。
- スタートからゴールまで平坦で小さな子供でも歩きやすそう。
- 遊歩道の部分が多く安全に歩けそう。
- 川沿いなので魚や野鳥などの生き物に出会えて子供が楽しめそう。
- 山に入らないので子どもが疲れたりトラブルがあっても途中で帰りやすい。
さて、実際のコースはどうだったでしょうか?では行ってみましょう!(取材は2021年の10月に行いました。)
さっそく東逗子駅からスタート!駅のほど近く、ヨークマート前から田越川沿いの遊歩道に入り、川を左に見ながら進みます。
さっそく鯉の群れを発見し足止め…。
そして、アオサギにも遭遇することができました。川の獲物を狙っているのでしょうか、灰色の体、曲がった首、とがったくちばしが特徴の美しい鳥です。
遊歩道にはパーゴラとベンチがあり、早々のおやつタイム。川に降りて遊べるところもありなかなか先に進みません…。
まあ、あせらずゆっくり行きましょう!
桜山1丁目と3丁目の堺の烏川橋を渡って今度は川を右に見ながら進みます。
ここではカモの群れがスイスイ泳いでいました!途中にはこんな無人野菜直売所も。
民家の軒下に水槽を並べ、生き物を育てている方にも出会いました。水槽は自由に見ていっても良いとのこと。まるで小さな水族館でした。
近くにはお庭でバラを育てて散策の人の目を楽しませてくれているお宅があったり、釣りをしている方から「アユも上がってくるよ」と教えてもらったり…。ここで暮らす方たちが自然を楽しんで、それを地域の人にも分け合う、そんな心の豊かさを感じました。
そうこうしているうちに日が傾いて来ました。無事に海岸までたどり着くのでしょうか…。
ここからしばし川を離れて水道路を進み、京急線の踏切近くの下田橋から再び川沿いへ。
この辺りは京急線と川が並行しているので、電車好きキッズにはたまらないですね。
逗子・葉山駅南口の、赤い欄干が美しい仲町橋のベンチでしばし休憩。すると子供たち、「何か書くもの貸して!」って何をするのかと思ったら…
葉っぱに願い事を書いて川に流すと願いがかなうと言って一生懸命何か書いていました。ほほえましい…。
田越橋を越えて海までもうひと踏ん張り。ここから海までは歩道が狭くなっているところもあるので車に注意です。途中にある海のじどうかんではチャリティーイベントが開催されていました。ここでおやつを購入。
そしてついに逗子海岸までたどり着きました。たくさん歩いたご褒美にこんなきれいな夕日が待っていました。ふたりともがんばったね!
自然の回廊のガイドマップには「所要時間約1時間」とありましたが、私たちは思うままに遊びながら海まで結局2時間以上かかりました。自分たちの住んでいる街の中でのちょっとした非日常の冒険を楽しめたのではないかと思います。
子どもたちの通っている幼稚園では、折しも「ゴミを道に捨てると、川から海に流れ込んで海がゴミでいっぱいになり、魚たちが困っている」ということを学んでいたところでした。今回川沿いを歩いて海まで行ったことで、自分の住んでいる街が川を通して海につながっているということを遊びながら体感してくれていたらいいのですが…。
私たちが出会ったアオサギやカルガモの他にも田越川ではこんなにたくさんの自然の生き物が生息しているそうですよ。ぜひ探してみてください!
このコースの他にも個性豊かな自然の回廊があります。皆さんもお気に入りの「自然の回廊」を見つけて歩いてみてはいかがでしょうか。自然の回廊やコースの詳細については市のホームページをご覧ください。
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