昭和・平成とは違う?令和の小学校事情5選!(2022年11月15日)

ページ番号1007172  更新日 2023年2月28日

印刷大きな文字で印刷

こんにちは!えがおレポーターのえつえつです。
お子さんの小学校入学を控えたパパママにとって、小学校生活に対しての不安は多々おありなのではないでしょうか。私は小学生2児の母ですが、子どもが小学校に入学してみて「自分が小学生のころとはだいぶ様子が違うな」と思うこともあります。そこで今回は、池子小学校の吉川校長先生にお話をお伺いしました。昭和・平成世代とは違う『令和の小学校事情』をご紹介します。

その1 一人1台タブレット端末支給

国が推進するGIGAスクール構想に基づき、逗子市では2021年1月末から児童一人に1台、クロームブックというタブレット端末が支給されています。低学年はキーボード無しでタッチパネルのもの、高学年になるとキーボード有りのものになります。授業ではクロームブックを使って調べ学習をしたり、写真を撮ってクラスで共有したり、ノート代わりに使って先生に提出したりと様々に活用して、ほぼ毎日クロームブックを使っているとのことです。また、試験運用中ではありますが、デジタル教科書をクロームブックに取り込んで、読んだり書き込んだりもできるそうです。うちの子供も「休み時間に友達とタイピングバトルした」なんて言っていることもあり、時代は変わったなぁと感じています。
基本的には家には持ち帰らず学校で使っていますが、コロナで登校できない児童に対して、クロームブックを使ってオンライン授業を行ったりもしているそうです。学校にある設備機器ではできることに限りはありますが、「学校と繋がっているというだけで安心感が得られた」という声もあがっているということです。まだまだ導入から日も浅く、吉川校長先生曰く「試行錯誤の連続で発展途上」ということですが、まさにこれからの時代に合った学習ツールと言ってもいいと思います。

写真:タブレット端末
高学年用のタブレット

その2 英語学習

自分が子どものころの小学校の英語学習と言えば、英語という単独の教科はなくて、高学年でローマ字を覚えたくらい・・・と記憶しているのですが、今は5,6年生では教科として英語を学習し、「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つの技能の習得を目指しています。3,4年生では成績はつきませんが、週1回の「外国語活動」で英語に慣れ親しんでいます。1,2年生でも他の教科の余剰時間を使って英語の活動を行っています。授業は英語の専科の先生と、IEA(国際教育指導助手)と呼ばれる外国人の先生の2人体制で行っています。また英語は専用の教室で行い、普段の教室とは違った雰囲気で児童たちにも好評です。低学年では外国語に興味を持つきっかけづくりを念頭に、高学年では中学校からの英語学習につながるような指導をしているということです。

写真:英語教室1

写真:英語教室2
楽しい雰囲気の英語教室

その3 水泳の授業は交流センタープールで

2022年度から、水泳の授業は市民交流センターの温水プールで行っています。逗子市内の5つの小学校が6月から11月の間で行い、4校の送り迎えはバスをチャーターして移動しています。市内の小学校ではプールの老朽化が進んでおり、各学校でプールを維持するには修繕費がかかってしまったり、水道代だけでもかなりの額になるとのこと。また、衛生管理等で先生方の負担も大きかったようです。温水プールでは、天候や気温に左右されずに授業時間を確保できるといったメリットもあります。そういえば昔は唇を紫にしながら震えてプールに入っていた記憶・・・ありますよね。今まで「小学校には当然プールがあるもの」と思っていましたが、授業を公共のプール等を利用して行うという取り組みは他の自治体でも進んでいるのだそうです。

写真:市民交流センター温水プール
交流センタープール

その4 放課後も学校で遊べる「ふれあいスクール」

「ふれあいスクール」、通称「ふれスク」は市内の小学生(市内在住も含む)であればだれでも遊べる放課後の遊び場です。学校の多目的教室や校庭で自由に遊ぶことができます。ふれスクには「パートナーさん」と呼ばれる職員の方がいて、子供たちが安全に楽しく遊べるようにサポートしてくれます。ブロックやボードゲームなどのおもちゃが用意してあったり、季節のイベントや楽しい工作などもあり、我が家の子供たちも学校から帰るやいなや「ふれスク行ってくるー!」と飛び出していくこともあります。また、事前に登録をすれば、学校から直接ふれスクに遊びに行くこともできます。学校から家が遠いお子さんでもこのシステムはうれしいですよね。放課後は友達と約束をして公園や家で遊ぶのが定番かと思っていましたが、今はお友達も習い事や塾で忙しかったり、親御さんがお留守の家では遊ぶことができなかったりと、放課後事情も変化しているのかなと感じています。その点ふれスクに行けば誰か遊ぶ友達がいて、スタッフの方の見守りもあるというのはありがたいなというのが実感です。

写真:ふれスクからのおたより
ふれスクからのおたより。利用時間や活動の様子などがわかります

その5 子どもたちのお楽しみ “給食”

逗子市の小学校では今も昔も学校にある給食室で温かくておいしい給食を作っています。昔と違うのは、食器が銀色のアルマイト製ではなく、よりご家庭で使っている陶器に近い見た目になっていることでしょうか。自分が小学生のころはパン食が中心だったと思いますが、現在のメニューを見てみると、ご飯がメインでパンは週1回程度、たまに麺類といった献立になっています。
アレルギーのあるお子さんに対しては、乳、卵、小麦、えびの除去食で対応しています。月に1回、保護者、担任、養護教諭、栄養士、校長もしくは教頭が参加してのアレルギー会議が開かれ、その子のアレルゲンとなる食材や提供方法の確認をひとつひとつ行っているとのことです。どうしても食べられるものの少ない場合にはお弁当を持参してもらうということでした。

写真:給食
この日の献立は、さばの竜田揚げ、おひたしなど和食メニュー

昔とは違う令和の小学校事情をほんの一部ですがご紹介しました。現在の小学校の雰囲気を少しでも感じてもらえたらと思います。

このページに関するお問い合わせ

教育部子育て支援課子育て支援係
〒249-8686 神奈川県逗子市逗子5丁目2番16号
電話番号:046-872-8117
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。