子どもと逗子のハイキング【名越切通 まんだら堂やぐら群 鎌倉市子ども自然ふれあいの森】(2022年2月16日)
こんにちは。えがおレポーターのハナコです。
冬といえば山へハイキング!が我が家の定番です。冬は蜂や蚊などの気になる虫がおらず、子どもとたくさん歩いても熱中症の心配がないので、暖かくすれば快適な山歩きが楽しめます。
今回は、かねてから行ってみたかった、逗子市と鎌倉市の境界にある、名越切通ハイキングコースをご紹介します。
途中にはまんだら堂やぐら群(期間限定公開)や大切岸などの見どころもあり、史跡を訪ねながら山歩きができる、子どもにも大人にもおすすめのコースです!
スタートの入り口を決める
逗子市役所や図書館など一部公共施設でもらえる「名越切通」のパンフレットには、裏側に「名越切通案内マップ」が載っていてとても便利です。
パンフレットは逗子市ホームページからも見ることができます。
名越切通ハイキングコースの入り口は、鎌倉側から入るコース「大町口」、鎌倉逗子ハイランドのふれあいの森から入る「ハイランド口」、「小坪階段口」、「法性寺口」、「亀ヶ岡団地口」の5箇所あります。
今回は、逗子駅から京浜急行バス(逗29 亀が岡団地循環)に乗り「亀が岡団地北」の停留所で降りた後、「亀ヶ岡団地口」から山に入り、第1切通、第2切通、第3切通を通過し、途中の「まんだら堂やぐら群」を見学し、「お猿畠の大切岸」も見て、「ハイランド口」から出るコースにしました。ハイランドからは最寄りのバス停から逗子駅に戻ることができます。
ハイキングのタイムスケジュール
3歳と7歳の子ども、夫と私の4人で、逗子駅を朝の10時に出発しました。
冬の山は日暮れが早いので、途中の休憩や子どもたちの体力も考えて、午前中からスタートし、ゴールの「鎌倉市子ども自然ふれあいの森」でお弁当を食べて、遊んで帰る、という余裕のあるスケジュールにしました。予定通りに進めば、15時頃には自宅に戻れるはずです。
ハイキングスタート
「亀ヶ岡団地北」の停留所で降りて、近くにあった案内表示通りに進むと、ハイキングコース「亀ヶ岡団地口」がありました。住宅街からすぐでした。
取材時は「小坪階段口」が倒木で通行止めになっていました。現在は通行が再開されていますが、階段や手すり等、不安定なところがありますので注意してご通行ください。
最新の情報は、逗子市ホームページなどからご確認ください。
早速山道を歩き始めると、すぐに「第1切通」まで来ました。歩いている時はどこが切通かわからないまま歩いていました。3歳児の手を引いてゆっくりと。
そのまま進み続けて「第2切通」を過ぎると、まんだら堂やぐら群の入り口に到着しました。まんだら堂やぐら群は、保存管理のため年2回、春と秋の期間限定で一般公開されています。ちょうど秋の公開期間中だったので、立ち寄って見学させていただきました。
まんだら堂やぐら群についての詳細は以下のリンク先からご覧ください。
初めて見たまんだら堂やぐら群。それは圧巻の景色でした。長い年月と人手をかけて、崖の石を掘って作られたであろう、150以上の穴と穴の中に積まれている石塔たち。
この穴を掘った人たちは一体何人いたのだろう?どこかからここに通って掘っていたのか?ここに寝泊りして毎日掘っていたのか??…などとこれらが作られていく様子を想像しては、壮大な作業に気が遠くなるような気持ちになりました。
子どもの感想は、「昔の人は機械がない中で、石を手で掘らなきゃいけないから、何日も何日もかかるからとても苦労したのだろうなーー」でした。子どももこのたくさんのやぐら群に、何か大きなものを感じたようです。本当にこのたくさんの穴、すごいですねーーー!
まんだら堂やぐら群を出たら、またハイキングコースに戻り、ハイランド口方面に進んでいきます。途中にちょこちょこと案内表示もあったので、道なりに進んでいきました。
子どもが疲れたら座って軽食休憩、を何度か繰り返しながら進んでいくと、今度は「お猿畠の大切岸」に辿り着きました。これまた圧巻です。長さ800m以上に渡る切り立った崖で、石切場の跡といわれているそうです。逗子でこんな景色が見られるとは…!何だか外国の遺跡を巡る旅のような感覚でした。
そしてそのまま歩き続けて10分ほどでしょうか。ついに鎌倉市子ども自然ふれあいの森に到着です。名前の通り木々がたくさんで気持ちが良く、遊具はありませんが、トイレやベンチがあり、散策路と広場がありました。野鳥はメジロが見られました。
ちょうどお昼の12時だったので、なだらかな螺旋状の坂道を上ったところにある、展望広場でお昼ご飯にしました。景色が望めるところにベンチがありました。遠くに海が見えます。青空が広がる景色を眺めながらのお昼ご飯はとても美味しかったです。
帰り
展望広場で1時間ほど遊んだ後は、ハイランドの最寄りバス停からバスで逗子駅に帰るつもりでいましたが、ハイキングコースが思っていたよりもあっさり終わったので、このままお散歩しながら家まで帰ろう!!ということで予定を変更しました。
ハイランドから久木中学校までてくてく下り、休日だったので池子の森自然公園を突っ切り、自宅まで歩いて帰りました(笑)。自宅の場所にもよりますが、小学生以上になると、帰りは家まで歩き!でも良さそうです。さすがに3歳の子どもは自宅まで全ての距離を自力で歩くことはできなかったので途中で抱っこをして歩きました。ハイキングコースだけであれば3歳児でもゆっくりペースで全部自分の足で歩けたと思います。
初めての名越切通ハイキングコースは、5箇所の入り口・出口があるので、コースも歩く距離も年齢によってアレンジができそうで、とても良かったです。すれ違いなどで危ない箇所もほとんどなく、小さい子どもを歩かせるのにも安心な山道でした。他では見られない見どころもあり、歩いていて楽しいコースでした。
冬場は寒くて家にこもりがちですが、山歩きなら運動にもなり、遊びにもなり、親子のお出かけにはとても良かったです。次はどこに近場ハイキングに行こうかな。
逗子市観光協会のページ「逗子旅」ではおすすめのハイキングモデルコースを紹介しています。
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