逗子アートフェスティバル2021参加企画『池子やまアートDAY』(2021年11月26日)

ページ番号1003600  更新日 2023年2月28日

印刷大きな文字で印刷

イラスト:池子やまアートDAY

こんにちは。えがおレポーターのえつえつです。
今回は、現在開催中の逗子アートフェスティバル2021の参加企画、『池子やまアートDAY』をご紹介します。
実は我が家の息子は池子小学校の3年生。保護者による学年サポーターが主体となり、図工の授業と連動してこの活動を行うことになりました。
11月6日のお披露目会に至る製作過程や、親としてサポートしながら感じたことなどをお伝えします!

息子の通う池子小学校は神武寺山のみどりに囲まれ、逗子市内では一番児童数の少ないのどかな学校です。そんな池子小で始まったプロジェクトとは、「学校の顔であり玄関である校門の地面をカラフルに彩り、明るく安全に、地域と学校をつなぐ“交差点”を作ること」。

デザインは逗子アートフェスティバルに関わったこともあるオランダ在住のアーティスト、嶋野ゴローさんの協力のもと行われました。子どもたちの「ゴローさーん!」の呼びかけとともに遠隔会議システムでつないだゴローさんがスクリーンの画面に登場すると、子どもたちからは歓声が沸き起こりました。なんとも最先端な授業ですよね。

数回にわたるセッションで、子どもたちは「アートで何ができるんだろう?」「まちづくりってどういうこと?」「池子の良いところって何だろう?」それぞれに理解を深めていきます。
そして学校の外に飛び出して、池子の良いところ探しへ!学校周辺の高台からは富士山や電車も見えます。トンビやヤモリなどの生き物もいます。それをグループごとに描いて、校門にペイントするデザインのイメージを膨らませていきました。

写真:子どもたちの絵

今度は膨らませたイメージをチョークで直接地面に描いていきます。猫、トンボ、花、たぬきなどなど、池子の自然がいっぱいつまった絵になりました。近隣の方も何が起こっているのか興味津々。子どもたちと地域の方の交流も生まれています。

写真:チョーク画

そのチョーク画のアイディアをゴローさんが素敵なデザインに仕上げてくれました。

イラスト:ゴローさんのデザイン

ペイント作業は、地面をきれいにそうじ、白塗り、下描きなどいくつもの工程を経て行われました。

写真:地面のそうじ

写真:白塗り

写真:下書き

図工の時間や放課後の時間を使って、3年生だけではなく他の学年の児童や保護者も参加して塗り上げていきました。

写真:ペイント作業1

写真:ペイント作業2

写真:ペイント作業3

いよいよお披露目の日、校門わきに設置されたプロジェクターでは、制作の過程をまとめた動画が映し出されました。まだペイントが終わらず作業をしながらになりましたが、近隣の方や逗子アートフェスティバルで訪れた方に作品や映像を見ていただきました。

写真:お披露目

写真:プロジェクター

池子在住の映像ディレクターの嶺さんによるドローン撮影も行われました。つむじ風を巻き上げて空に舞い上がるドローンにみんな大興奮。ドローンを追いかけて走り回っていました。

写真:ドローンによる撮影

そしてオランダのゴローさんとも回線をつないで、出来上がった作品を見ていただきました。
近隣の方からは、校門前が明るくなった。こんな交差点が逗子にたくさんできたらいいのにという声も聞かれました。

写真:オランダ―のゴローさん

私もペイントのお手伝いに行きましたが、ペイント作業に子ども以上に没頭してしまいました。
何かを作り上げていく楽しさを感じたとともに、アートという入口から、友達や保護者の方と協力してプロジェクトを成し遂げたり、世界や地域の理解を深めたり、近隣の方との交流が生まれたり、アートってただ描いたり鑑賞するだけじゃないんだなと感じさせてくれるプロジェクトとなりました。
いつまでもこの作品が池子小と地域のシンボルとして残り、子どもたちが大きくなってもこの経験を思い出してくれたらいいなと思いました。

写真:池子小学校校門前

この作品は校門の外や隣のアザリエ学校前公園からいつでも見ることができます(小学校敷地内は関係者以外立ち入り禁止です)。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

また、逗子アートフェスティバル2021は12月5日まで市内各所で開催中です。
下記URLより、チェックしてみてください。

このページに関するお問い合わせ

教育部子育て支援課子育て支援係
〒249-8686 神奈川県逗子市逗子5丁目2番16号
電話番号:046-872-8117
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。