国際友好都市 (ナザレ市)

ページ番号1005056  更新日 2023年3月2日

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逗子市は、自然環境を大切にし、景観や教育行政に力入れているなどの共通点、あるいはその他めざすべき点を共有する自治体の一つとして、ポルトガルのナザレ市と国際友好都市の提携を結びました。
逗子市長(当時)が2004年7月上旬に自己研修視察で欧州を訪れた際、ナザレ市のバホゾ市長と面談し、2004年7月8日に覚書を取り交わしたものです。
一般的な国際姉妹都市は、定期的な訪問団の交流などで多大なコストがかかる上に交流が形骸化しているケースも多いことから、ナザレ市との国際友好都市提携は、インターネットなどの活用により、できるだけコストのかからない方法で情報や人的交流を図ることを目的としています。
教育委員会では、市内中学校の中からモデル校を選定し、ナザレ市の中学校とインターネット上で教育交流を行うなど、子供たちの交流から両市の国際友好都市としての交流をしています。
2007年10月にはナザレ市のAmadue Gaudecio Schoolの学生6名からEメールが届き、それをきっかけとした交信が始まり、沼間中学校から写真やメッセージを郵送したり、Eメールでの交信が行われました。

ナザレ市とは

ポルトガルの首都リスボンの北約120kmに位置する、人口約15,000人、面積約80km2の漁業と観光の街です。
ポルトガル特有の伝統と風俗を色濃く残す漁村であるとともに、青く美しい海と黄金色に輝く砂浜は、夏には多くの観光客が訪れるリゾート地でもあります。
入り江に囲まれ、年間を通して水温が安定した海は魚介類に恵まれ、新鮮な海の幸のリゾットとワインが楽しめます。

写真:ナザレ市1

写真:ナザレ市2


街全体を見下ろす崖上のシティオ地区からの眺めはガイドブックに必ず掲載されるほどの絶景で、街の中心部のプライア地区とはケーブルカーで結ばれています。
シティオ地区の岬には、ナザレの聖母伝説(※)で有名なメモリア礼拝堂があります。

ナザレの聖母伝説(※)

ドン・ファス・ロピーニョというポルト・デ・モスの城主がナザレの近くで狩りをしていて1頭の鹿をシティオ岬の崖のふちまで追いつめたところ突如、鹿が姿を消し、彼の乗った馬が崖から転落しそうになったのを聖母が救ってくれた、という伝説。命拾いしたドン・ファスが聖母に感謝して建てられたのがメモリア礼拝堂だといわれています。
この奇跡の礼拝堂は、毎年、多くの巡礼者や観光客が訪れるポルトガル屈指の名所となっています。

行政では特に教育に力を注いでおり、放課後に市営の美術、音楽、演劇、スポーツなどの各スクールを無償で子供たちに提供するなどポルトガルの中でも独自の政策として注目を集めています。
また、街の景観を大切にしており、建物の高さと色彩を規制し、低い屋根はオレンジ色に統一され、白い建物と海や空との調和が美しくすばらしい景観を呈しています。

ナザレの写真集(森澤謙二郎さん(市内在住) 提供)

ナザレ市長へ親書をお届けしました

従来から、逗子空手協会は空手道を通じた国際文化交流を積極的に行っており、2008年の3月には欧州各国から総勢65人が来日し、逗子開成学園で交流稽古を行いました。
その関係で逗子空手協会の松井秀人会長が5月1日から9日にかけてポルトガルを訪問し、リスボン等で指導を行うことになり、その中の一日がナザレの近くのレイリア市で指導の予定であるので、平井市長の希望があれば松井会長が友好都市ナザレを訪問しても良いとのお申し出をいただきました。
このため、松井会長が4月28日に平井市長をご訪問された際に、ナザレ市長への親書をお届けいただくことをお願いし、快諾いただきました。
これを受け、松井会長が5月5日にナザレ市のBarroso市長を表敬訪問され平井市長からの親書をお届けいただくとともに、面談されました。
松井会長の帰国後、5月15日に再び平井市長を訪問され、ナザレ市長を訪問し面談された際の様子を伺いました。その概要は次のとおりです。

写真:ナザレ市長を訪問1

写真:ナザレ市長を訪問2


5月15日 松井会長が平井市長へBarroso市長との面談の内容を報告に来庁されました。

Barroso市長との面談は友好的な雰囲気の中で進み、松井会長から、平井市長は今後両市の間であまり負担にならない形で交流を進めていきたいと考えていることや、将来、できればナザレ市を一度訪問したいと考えていることなどを伝えていただきました。

これに対し、Barroso市長からは、ナザレ市も交流を進展させたいと考えており、今後の進め方については、両市の間でお互いの関心事項を話し合いしながらステップバイステップでいきたいと考えている。例えば観光振興や漁業振興などの面で、具体的な交流を進めていきたいとのお話しがあったとのことです。また、偶然にもBarroso市長も学生時代に松涛館流空手を習っていたとのことで、空手談義にも花が咲いたとのことでした。あわせて、松井会長に預かってきていただいたBarroso市長からの記念品(人形・写真集・絵葉書)をいただきました。

写真:Barosso市長と松井会長の面談の様子1

写真:Barosso市長と松井会長の面談の様子2

写真:Barosso市長と松井会長の面談の様子3


Barroso市長と松井会長の面談の様子(中央がBarroso市長、右が松井会長)

また、松井会長からナザレ市を訪問された際に撮影した写真をご提供いただきました。この度のナザレ市との交流では、松井会長に大変お世話になりました。誠にありがとうございました。

写真:ナザレ市の風景1

写真:ナザレ市の風景2

写真:ナザレ市の風景3


写真:ナザレ市の風景4

写真:ナザレ市の風景5

ナザレ市との今後の交流について

今回の交流を踏まえ、今後ナザレ市と具体的にどのような形で交流を進めていくかについては、双方で協議を行いながら引き続き検討していきます。

ナザレ市の写真集

市内在住の森澤謙二郎さんがナザレを訪問された際に撮影された写真をご提供いただきました。

写真:ナザレ1

写真:ナザレ2


写真:ナザレ3

写真:ナザレ4


写真:ナザレ5

写真:ナザレ6


写真:ナザレ7

写真:ナザレ8


写真:ナザレ9

写真:ナザレ10


写真:ナザレ11

写真:ナザレ12


写真:ナザレ13

写真:ナザレ14


写真:ナザレ15

写真:ナザレ16


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