外来植物にご注意ください
外来植物とは
外来植物とは、本来はその地域になく、人間の活動によって他の地域から持ち込まれた植物のことを指します。在来植物が生育している地域に外来植物が入り込むと、繁殖力の強い外来植物が在来植物の生育場所を奪ってしまいます。植物だけでなく動物なども含めた元々の生態系に影響が出る可能性がありますので、外来植物の特性を理解し、生育地を広げないための適切な行動が必要です。
外来種被害予防三原則
外来種の中で、地域の自然環境に大きな影響を与え、生物多様性を脅かすおそれのあるものを、特に「侵略的外来種」と言います。こうした侵略的外来種による被害を予防するために、環境省では以下のような「外来種被害予防三原則」を作成しています。この原則を心にとめ、適切な対応とご理解・ご協力をお願いいたします。
1.入れない
悪影響を及ぼすおそれのある外来種を自然分布域から非分布域へ「入れない」
2.捨てない(逃がさない・放さない・逸出させないことを含む)
飼養・栽培している外来種を適切に管理し「捨てない」
3.拡げない(増やさないことを含む)
既に野外にいる外来種を他地域に「拡げない」
特定外来生物とは
もともと日本にいなかった外来生物のうち、生態系などに被害を及ぼすものまたは及ぼすおそれがあるものとして、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により、国が指定した生物のことを言います。指定された生物の取り扱いについては、飼育・栽培・保管・運搬、販売・譲渡、輸入などの禁止といった厳しい規制がかかり、必要であると判断された場合は、防除を行う制度が定められています。
増えたら困る外来植物

【特定外来生物】
開花時期 5~7月
草丈 30~70cm
特徴 花は黄色で、中心部も同じ色。繁殖力がとても強く大きな群落を作るため、生態系へ大きな影響があります。多年草。
原産 北米

【特定外来生物】
開花時期 8~10月
草丈 数10cm
特徴 とげのあるつるを伸ばしながら他の植物を覆い尽くして光を遮るため、他の植物が生えなくなります。
原産 北米

開花時期 4~5月
草丈 20~60cm
特徴 花は淡い赤色。他の植物の成長を妨げる成分を地中に出します。一株の種子は約16万粒以上になるなど、特定外来生物ではないが影響が大きい。
原産 地中海地方
駆除の方法
外来植物の駆除は、抜き取りや刈り取りが基本となりますが、抜き取っても土の中にたくさんの種子があったり、刈り取っても地中の根は生きていたりするので、しばらくするとまた生えてくることがあります。根気強く駆除を継続することが大切です。自宅の敷地内で発見した場合は、駆除のご協力をお願いします。
※「オオキンケイギク」などの特定外来生物は、生きたままの運搬が禁止されています。このため、根から抜き取ったものはビニール袋に入れ、2日から3日、天日干しして枯死させたあとに処分してください。
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