平成29年度第2回子育てネットワーク会議を開催しました!

ページ番号1002766  更新日 2023年2月28日

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“只今子育て中”の皆さんの声を聞かせていただく場として、平成27年度からスタートした「子育てネットワーク会議」。

今回は「グローバルな社会と逗子の子育て」をテーマに、外国人のパートナーを持つ8名のパパ・ママたちに、インターナショナルな環境での子育てや逗子での暮らしについて語っていただきました。

「逗子での暮らしを選んだ理由は?」という質問には

写真:会議の様子1

「海も山も近く、恵まれた自然環境が気に入って」というご意見が最も多く、海を利用した民間の子どもクラブに参加している娘がとても楽しんでいる、小坪の漁師さんとわかめの畑を作る活動に参加してたくさん収穫できた等、暮らしの中に自然との関わりが窺えるお話がありました。
また、外国人のパパが逗子が大好きで「ずっと逗子で暮らしていきたい」と言っているという嬉しいお話を聞くこともできました。
東京・横浜へのアクセスも便利で生活しやすいが、道路が狭いのが難点というご意見もありました。

「お子さんとの毎日・逗子での子育てについて思うことは?」

写真:会議の様子2

ほぼ毎日のように、運動公園のまわりや海に行って遊んでいる。
子どもが小さいので、子育て支援センターやほっとスペースをよく利用している。
横須賀のベースや池子ヒルズには公園はたくさんあるが屋内施設がないので、雨の日の遊び場所に困っている人が多い。逗子には常に職員がいて開いている施設が色々あるので助かっている。外国人のママたちにも教えてあげたいといった声もありました。
その一方、公園の設置が少なく、欲しいと思う場所にないというご意見も。
これに対しては市長から「地域に偏りはあるが、第一運動公園と池子の森自然公園を有しており、市民一人当たりの公園面積は県内トップである。」との発言があり一同ビックリ!
自然環境の良さを再確認しました。

「インターナショナルな家庭での悩みや不安は?」

写真:会議の様子3

言語の問題

  • 子どもに幼い頃から複数の言語を教えていたら喋れなくなってしまった。
  • 家庭内での会話が三か国語でグチャグチャになってしまっている。
  • 環境の影響が大きいので海外で一定期間生活させたいが、国の情勢が不安定で心配である。
  • 転勤があり、次の異動先の国もわからないので今後何語をベースにすればいいのだろうか。
  • パパは日本語が堪能ではないので、外とのつながりが広がっていかない。

宗教・食・文化の問題

  • 偶像崇拝の禁止や食べ物に規制のある宗教を、子どもにどのように教えていくか。
  • パートナーは母国の舞踊や食文化を広めていきたい気持ちを持っているが発揮できる場がない、国際交流を目的としたイベントが開催できないか。

その他

自分は外国人と結婚していることも、子どもがミックス(ハーフ)であることも特別なこととは思っていないが、まわりからは特別視されていると感じることがある。学校でのミックス(ハーフ)の子どもに対するいじめの話などネガティブな情報がインターネットで飛び交っている、子どもの成長とともに不安が増すといったお子さんの将来を心配する声がありました。 

「ネットワーク会議に参加した感想は?」

市長が出席されていてビックリしたと同時に感激した。市民の生の声を聞いてくれることに親近感を覚えた。
子育て情報誌にも初めて目を通したが、逗子は"子育てしやすいまち”と言われているのがよくわかった。皆さんの色々な経験を伺うことができてとても参考になった等、参加して良かったという感想が多く聞かれました。
また、会議の議題や内容が事前に分かっていればもっと深い話ができたのではないか、今回の話し合いから「何をしたらいいか」という課題を見つけて、次につながる会議にできれば更に良かったのではないかというご意見もいただきました。

最後に市長から

写真:会議の様子4

日本全体が″インバウンド"といって海外からのお客さんを呼んで地域活性化を図ろうという傾向にあるが、逗子はもっと地域に根付いた多文化な人たちと共通社会をつくるにはどうしたらいいかを考えていくのが重要だと思っている。市内に子育て世代のインターナショナルな家族が増えているという感覚がある。同じ境遇の人たちとのネットワークとそれ以外の人たちとが集える機会をつくり、関係性が徐々に広がっていくように知恵をしぼりたい。
本日は大変有意義な会でした。
ありがとうございました。

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