ごみ処理広域化の経緯
平成9年1月 |
「ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止ガイドライン」策定・・ 資料1 内容・・恒久対策について (1)減量化、リサイクルの推進、(2)ダイオキシン排出削減対策、(3)ごみ処理の広域化、(4)焼却灰・飛灰の処理、(5)最終処分場対策 |
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平成9年5月 |
内容・・「上記ガイドラインに基づき、ごみ処理に伴うダイオキシン類の排出削減を図るため、各都道府県は、ごみ処理の広域化について検討し、広域化計画を策定するとともに、本計画に基づいて貴管下市町村を指導されたい」 |
平成10年3月 |
内容・・ごみ処理の広域化の必要性は、(1)リサイクルの推進(2)ダイオキシン類の削減(3)エネルギーの有効利用(4)ごみ処理経費の縮減 県内市町村を9つにブロック割り |
平成10年7月 |
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平成11年3月 |
「平成10年度横須賀三浦ブロックごみ処理広域化実現可能性調査報告書」作成・・資料5(リンク先は資料6と同じです) |
平成12年1月 |
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平成13年3月 |
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平成13年4月 |
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平成16年3月 |
「横須賀三浦ブロックごみ処理広域化基本構想(素案)中間報告」 内容・・(1)広域化に向けて(2)広域化に係る基礎的事項(3)広域処理開始前に各市町が取り組むごみ処理の内容(4)広域で取り組むごみ処理の内容(5)広域処理施設の整備(6)今後の検討課題 |
平成17年2月3日 |
4市1町首長懇談会 結論・・「4市1町広域化に軸足を置きながら、エコループの検討も進め、本年12月末までに広域化についての結論を出す」で意見一致 |
平成17年9月13日 |
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平成17年12月26日 |
結論・・「横須賀市、三浦市及び葉山町の2市1町と鎌倉市及び逗子市の2市での2グループ体制で、当面のごみ処理広域化を推進する」という方向性を確認 |
平成18年1月31日 |
「横須賀三浦ブロック広域連合設立準備協議会」解散 |
平成18年2月14日 |
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平成18年4月24日 |
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平成22年2月4日 | 2市覚書を解除し、今後の協議についての確認書を取り交わす |
平成28年5月31日 | 「鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化検討協議会」設置・・資料14 |
平成28年7月29日 | 「覚書」締結・・資料15 |
平成29年6月30日 | 「逗子市と葉山町のごみの共同処理方針について」確認書を取り交わす・・資料16 |
平成29年7月7日 | 葉山町と「廃棄物の焼却処理の試行に関する契約書」締結・・ 資料17 |
平成29年7月10日 | 葉山町の可燃ごみ受入れ開始 |
平成29年9月29日 | 葉山町と「廃棄物の焼却処理の試行(第2期)に関する契約書」締結・・資料18 |
平成30年3月1日 | 平成30年逗子市議会第1回定例会において、議案第5号「逗子市と葉山町との可燃ごみの焼却処理の事務委託に係る協議について」及び議案第6号「葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に係る協議について」が可決 |
平成30年3月26日 | 逗子市と葉山町との可燃ごみの焼却処理の事務委託に関する協議書、規約、協定書(資料19)及び葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に関する協議書、規約、協定書(資料20)を締結 |
平成30年3月29日 | 「逗子市と葉山町との可燃ごみの焼却処理の事務委託に関する規約」及び「葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に関する規約」の告示・・資料21 |
平成30年4月1日 | 葉山町の可燃ごみの焼却処理の事務の受託及び葉山町へのし尿および浄化槽汚泥の処理の事務の委託を開始 |
横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市及び葉山町(以下「4市1町」という。)で構成していました「横須賀三浦ブロック広域連合設立準備協議会」は、『横須賀三浦ブロックごみ処理広域化基本構想(素案)中間報告』で今後の課題となっていました広域組織、植木剪定枝の資源化、負担割合と財政計画について検討してきました。
しかし、課題の解決が困難であり、これ以上遅延が許されない状況であったため、平成17年12月26日に開催されました4市1町調整会議(首長会議)において、現実的な方策として2グループ体制(横須賀市、三浦市及び葉山町と鎌倉市、逗子市)で当面のごみ処理広域化を検討するという方向性の確認がされました。
平成18年1月31日には、横須賀三浦ブロック広域連合設立準備協議会を解散し、鎌倉・逗子グループは、広域処理について必要な調査・検討をするために、2月14日に「鎌倉市・逗子市ごみ処理広域化検討協議会」を設置し、4月24日には「覚書」を締結致しました。
その後、2市はこの「覚書」に基づいて、ごみ処理広域化に関しての検討・協議を行ってきましたが、平成20年3月、逗子市としては生ごみのバイオガス化施設について、鎌倉市と共同処理しないことを決定しました。理由は2つあります。1つは設置予定地が、鎌倉の名越から関谷に変更になり、運搬費を含めると共同処理するコストメリットがなくなったこと。もう1つは一般家庭から出る生ごみのみのバイオガス化施設は都市部での稼動施設がなく、効果が確認できなかったことです。
また、新たな焼却施設の整備については、設置場所に対する両市の考え方の違いから、具体的な検討には至らず、そのような状況から、平成21年2月には、平成21年度施政方針及び予算提案説明において、「逗子市としては、生ごみの資源化・減量化施策の全市域での実現はさらに数年の検討を要すること、また、広域であれ、単独であれ焼却炉を新設するには、生ごみの資源化の実績を見定めなければ炉の規模すら決まらないこと、さらに新炉の計画から供用開始までには7年から8年以上を要することから、現時点では、既存炉の大規模改修により、少なくとも10年を超える延命化を行う必要がある」という市の方針を表明しました。
平成22年2月4日には、事実上解消状態となっていた平成18年4月24日の「覚書」を解除し、新たに「確認書」を取り交わしました。
広域連携の新たな枠組みを構築すべく、平成28年5月31日に新たに葉山町を加えた「鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化検討協議会」を設置し、同年7月29日に「覚書」を締結致しました。また、平成22年に交わした2市確認書については、同日を以て解除いたしました。
平成29年7月からは、この覚書に基づく2市1町の連携の一環として、逗子市は葉山町の燃やすごみの一部を試行で受け入れ、平成30年4月からは地方自治法に基づく事務委託により、葉山町の可燃ごみの焼却処理に関する事務を受託しています。
また、逗子市から葉山町へは、し尿および浄化槽汚泥の処理に関する事務について、同じく平成30年4月から地方自治法に基づく事務委託により、葉山町へ委託しています。
今後も、従来から各々のごみ処理基本計画等で理念として掲げている「ゼロ・ウェイスト」の実現を目指すことを2市1町の共通の理念として、ごみ処理の広域連携に向けた検討を進めていきます。