小坪のわかめが獲れ始めました!
平成27年3月6日(金) 小坪漁港
逗子の海底は他の地域より石が細かく、大変質の良いわかめが収穫できます。
例年だとこの時期で10回以上は漁に出ているそうですが、今年はしけの日が多く、2月末の解禁から今日で3回目の漁だったそうです。漁師の方々が活躍する漁の様子をお伝えします。
船があがってきました
約2時間で大漁です!
すぐに船からおろして・・
ぬめりが出るため、茹でる前にめかぶを切り落とします
茹でるときれいな緑色に変化しました
茹でたわかめは水で洗って冷まします
船があがってからは漁に出ていた漁師の方だけでなく、ご家族や仲間の方が総出で作業に取組んでいました。
どの方も素早い慣れた手つきで、わかめが茹であがるまで30分もかかりません。
干しわかめにする場合は、この後1つ1つ乾燥させます。
完全に乾燥するまで、天気によって1~2日ほどかかるそうですが、生わかめの方が味も良く、干す手間も省けるので好都合だそうです。わかめは冷凍ができるので、使う分ずつ冷凍しておくと重宝しますね。
乾燥したわかめ
今日の漁は天然わかめでしたが、養殖したわかめも取れます。養殖の方がやわらかいものの、天然の方が味や香りが断然良いそうなので、食べ比べてみるのもいいですね。
わかめはぬた(酢味噌和え)にしたり、柚子ポン酢と辛子、ごまを合わせた調味液に刻んだわかめともやし(又はキャベツ)を和えてもおいしいよ!とのことでした。
海中を覗くための道具
歯でくわえながら固定します
わかめを刈り取る道具
見学に来た保育園の子ども達
小坪で獲れるわかめは、買い手が決まっているものも多く、多くは店頭に並ばないそうです。
一部のわかめが漁港の無人販売や市内のスーパーで手に入ることもありますが、直接作業をしている漁師さんに声をかけて買うのが一番お得!だそうです。売ってもらえるわかめがあれば、組合で決まっている値段で取引してくれます。
わかめ漁は3月~4月頃まで。獲れ始めの時期の方が味が良いそうなので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがですか。