最終更新日:2020年09月16日

逗子アートフェスティバル(ZAF)の歩み

逗子アートフェスティバルが誕生するまで

逗子アートフェスティバル(ZAF)の始まりは、2011年(平成23年)になります。

2011年(平成23年)3月に策定された逗子市文化振興基本計画の中で、重要課題「(基本計画の成果としての)地域文化の創造を象徴する事業の展開」を具体化するものとして、2013年度(平成25年度)にプレ・アートティバル、2014年度(平成26年度)に第1回逗子アートフェスティバルを開催することが明記されました。

市内では、市民による様々な芸術文化活動が活発に行われていました。
1951年(昭和30年)から現在も続く「逗子市文化祭」は、市民の日々の活動の成果を発表する場として、定着していました。
また、「逗子海岸映画祭」(2010年~)、「逗子メディアアートフェスティバル」(2010年~14年。2014年は「メディアーツ逗子」)、「浜の芸術祭」(2012年~13年)の3つのフェスティバルが開催されました。逗子に暮らす若い世代が企画し、逗子海岸や街中でイベントを展開し、逗子の暮らしをもっと素敵に楽しもう、という雰囲気にあふれていました。

隣の葉山町で1991年(平成3年)から開催されていた「葉山芸術祭」の存在も、大きいものがありました。
一文化団体が限られた地域で始めた祭は、春の湘南を代表する一大イベントへと発展していました。町民のオープンハウスを中心に街中で展開し、コンセプトに賛同する方なら誰もが参加応募できるという開かれたイベントでした。行政の補助に頼らず、自立していることも特徴の一つでした。

そのような中、逗子アートフェスティバルは、市民が主体となって行われている既存の様々な芸術文化活動をつなぎ、それぞれの良さを活かしながら連携させ、そこへ新たな地域文化の担い手を呼び込むという、独自のスタイルを目指すことになりました。また、市民と市(行政)の協働により実施するものとされました。
芸術祭をつくる会議2013の様子

2013年(平成25年)に行われた会議の様子

2011年(平成23年)5月には「芸術祭をつくろう!会議」が開催され、市内の文化事業や文化団体関係者、葉山芸術祭をはじめ他市町の芸術祭関係者等42名が集まり、芸術祭に関する様々な意見交換がありました。
2013年(平成25年)3月には逗子アートフェスティバル実行委員会設立準備会が開催され、芸術文化活動団体や商工・観光関係団体が集まり、逗子アートフェスティバル開催に向けて動き出しました。


文化祭をはじめよう! ~ZAF2013・2014

ZAF2013  会期:9月27日(金)~12月8日(日)

逗子アートフェスティバル2013ポスター

「プレ・アートフェスティバル」として開催されたZAF2013 は、「逗子メディアアートフェスティバル2013(ZMAF2013)」「海のアートロード(第2回浜の芸術祭)」「逗子フィルムフェスティバル」「逗子市文化祭」「市民企画」の5つの事業が行われました。
市民企画を除く4事業は既存のイベントで、逗子アートフェスティバルという一つの傘の下にまとめることで、地域の文化の担い手間の新たなつながりや気づき、広報活動の一元化による市内外への周知・浸透を図るねらいがありました。
一方、既存イベントの寄せ集め的なこと、個々のイベントと「逗子アートフェスティバル」の関係性が見えづらい、アートの視点から全体を監督する責任者がいない等、その後につながる課題を多く見つけることができました。


アンドロイド演劇「さようなら」の一シーン

アンドロイド演劇「さようなら」公演

プロジェクションマッピング

プロジェクションマッピング

浜の芸術祭

浜の芸術祭


ZAF2014  会期:9月20日(土)~11月24日(月祝)

逗子アートフェスティバル2014ポスター

最初のトリエンナーレとして開催されたZAF2014は、「逗子アートサイト2014」「メディアーツ逗子2014」「逗子市文化祭」「市民企画」の4つの事業が行われました。
「逗子アートサイト2014」では、中之条ビエンナーレの総合ディレクターを務め、逗子在住経験もあった山重徹夫氏を総合ディレクターに就任し、現代アートのアーティストが、逗子にインスピレーションを受けて作品を制作し、逗子の街中に点在するという空間を作り出しました。メディアアートフェスティバルから名称を変えた「メディアーツ逗子」では、5回目となるプロジェクションマッピングショーのほか、街中にも様々な映像作品が展開しました。


【逗子アートサイト作品】
三好由紀「Sound Drops」

三好由紀「Sound Drops」

大野公士「Distance:Face to Face book-ing」

大野公士「Distance:Face to Face book-ing」

松村忠寿「フキダシプロジェクト」

松村忠寿「フキダシプロジェクト」


市の文化活動の総合祭典を目指して ~ZAF2015・2016

ZAF2015  会期:10月1日(木)~11月30日(月)

逗子アートフェスティバル2015ポスター

ZAF2015は、「逗子市文化祭」と「市民企画」を中心に、提携企画、ホール連携企画等、市内のアーティストや文化活動から構成された、まさに「逗子ぢから」を示すイベントとなりました。「市民企画」には32企画が参加し、それまで独自にイベントを行っていた団体や、ZAFをきっかけに新たに活動を個人で始める方もいました。「逗子市文化祭」では、芸能部門、展示部門合わせて21企画が行われました。ZAF2014の「メディアーツ逗子」は「NIGHTWAVE」として逗子海岸に展開し、その後も継続しています。
ZAFは、市民の日々の芸術文化活動に発表の機会を提供し、地域の活動を一堂に介する”芸術文化の総合祭典”を目指しました。


NIGHTWAVE

NIGHTWAVE

Zushi Music Festa2015(冬編)

Zushi Music Festa2015(冬編)

そのメロンソーダ、何の味?

そのメロンソーダ、何の味?


ZAF2016  会期:(前期)10月8日(土)~11月6日(日)、11月19日(土)~11月27日(日)

逗子アートフェスティバル2016ポスター

ZAF2016は、前年の内容をほぼ踏襲する形で構成されました。「市民企画」は30企画、「逗子市文化祭」は19企画が参加しました。「プチアートツアー」や「レンタサイクル」等の新たな試みも行われました。


逗子市文化祭 第26回逗子三曲会演奏会

逗子市文化祭 第26回逗子三曲会演奏会

逗子市文化祭 鉄道模型展示・運転会

逗子市文化祭 鉄道模型展示・運転会

逗子コンシェルジュとレンタサイクル

逗子コンシェルジュとレンタサイクル


地域文化の活性化と移住促進を目指して ~ZAF2017・2018・2019

ZAF2017  会期:10月7日(土)~11月26日(日)

逗子アートフェスティバル2017ポスター

2回目のトリエンナーレとなったZAF2017は、テーマを共育(ともいく)とし、逗子に縁のあるアーティスト栗林隆さんをはじめとする、日本・世界を視野に活躍する作家が、逗子にインスピレーションを受けて制作する招待作品や、逗子を拠点に活動する地元(ローカル)作家たちによる「アートでつなぐ」(逗子会館等)等の展示が行われました。また、2015年(平成27年)2月に米海軍との共同使用が始まった池子の森自然公園では「池子の森の音楽祭」が初開催されました。
このほかにも、市民企画(33企画)、逗子市文化祭(20企画)、提携企画・ホール連携企画(8企画)が参加し、全81企画という規模となりました。


栗林隆「Sunflower」

栗林隆「Sunflower」

スクリプカリウ落合安奈「今夜石を打ち鳴らす」

スクリプカリウ落合安奈「今夜石を打ち鳴らす」

有吉唯之「705030展」

有吉唯之「705030展」


ZAF2018  会期:10月12日(金)~10月28日(日)

逗子アートフェスティバル2018ポスター

2017年(平成29年)11月、市は財政状況の急速な悪化を発表しました。そして、緊急財政対策として、2018年(平成30年度)予算においてイベント等に対する財政的支援は原則ゼロとなりました。市の負担金に頼っていたZAFは、継続するか中止するかの岐路に立たされました。
そこで、「ZAFを継続しよう」という熱い思いを持った市民が、ZAF2018開催に向けて動き出し、逗子アートネットワーク(ZAN)が設立されました。それまで運営を担ってきた逗子アートフェスティバル実行委員会は解散・再構成され、ZANにZAFの企画運営を託しました。
ZANには、それまでZAFに参加したことのなかった若いファミリー層を中心とした市民や、逗子に移住してきた市民、逗子以外からの参加者も加わって、130人超のコミュニティとなりました。フラットな関係の組織を目指し、メンバー全員による意思決定を大切にしました。
逗子に暮らす、逗子に縁のあるアーティストを中心に作品展示やワークショップが行われ、全37企画が参加しました。「作品制作に市民が参加する」「多世代が一緒に参加する」「商店街等を巻き込み協力を得る」といった企画が増え、完成された作品を鑑賞するだけでなく、アーティストと交流しながら自らが作品の創り手になったり、作品が暮らしの中にあるような感覚を得るという体験を、多くの方にしていただきました。
また、資金調達のための「クラウドファンディング」では、目標額200万円に対し約207万円(267件)が集まり、自主開催に対する支援の輪を大きく広げることができました。

 


MIRRORBOWLER

MIRRORBOWLER

ホールに描くガラスドローイング

ホールに描くガラスドローイング

シティ・キャンバス プロジェクト

シティ・キャンバス プロジェクト


ZAF2019  会期:10月18日(金)~10月27日(日)

逗子アートフェスティバル2019ポスター

ZAF2019も、ZAF2018と同様に市の財政的支援が無い中で行われ、逗子アートネットワークが引き続き事業の実施に携わりました。新たなメンバーが多数加わり、バリエーション豊かな人材が集まりました。ZAF2018を観て参加したいと来る方が多く、アーティストとして活動するプロフェッショナルや、自身のアート企画を持っている方、まちづくりを学ぶ大学生等が加わり、ZAF2019の企画や広報活動等でも活躍しました。
メイン会場をJR逗子駅前スーパースズキヤ2階ニュー松屋跡地とし、3つのインスタレーションのほか、オープニング等のイベント会場、コンシェルジュによる案内活動、来場者のおもてなし空間として使いました。全28企画が参加しました。
ZAF2018から始まった「作品制作に市民参加する」スタイルは更に広がりを見せ、逗子在住のアーティスト松澤有子さんによる大型インスタレーション「ぼくたちのうたがきこえますか2019」では、延べ1,000名を越える市民が制作に参加しました。
 


ぼくたちのうたがきこえますか2019 やどかりがみたそら

ぼくたちのうたがきこえますか2019 やどかりがみたそら

メイン会場入口(旧ニュー松屋)

メイン会場入口(旧ニュー松屋)

池子の森の音楽祭2019

池子の森の音楽祭2019


(左 撮影 竹本英樹)

この情報に関するお問い合わせ先

市民協働部:文化スポーツ課

電話番号:046-872-8157


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