おしっこやうんちを自分でできるようになるためには、脳の中枢が発達していることと、実際にオマルやトイレでするという体験が必要です。
お子さんの様子を見てオマルやトイレに連れて行き、できたときはよく褒めて、できなくても決して叱らないことが大切です。「今度はできるよね」と伝え、自信と誇りを身につけさせましょう。
幼稚園で他のお子さんがトイレでするのを見てマスターすることもあります。幼稚園でなくとも、実家や知人宅に連れて行くと、背伸びしようとする可能性が増します。そういう時に「おしっこ行こうね」と誘いかけて、できたら大いに褒めてあげましょう。
なお、3歳を過ぎても、睡眠中に排尿しないでいられるようになるには、さらに時間が必要です。睡眠中に排尿する子は5歳頃では約10%、10歳頃では5%まで減少します。
睡眠中の排尿をやめさせようと、寝ている子を起こして排尿させることは逆効果です。
脳の中枢が発達するにつれ、睡眠中の排尿もいずれしなくなると思いますが、なかなかなくならないようならば、小児科医に相談してみましょう。