広報ずし 2026年07月号 NO.1013 16面 連載市民インタビュー 人生のへそは逗子にあり 身の回りの人々や地域の環境、そして自分自身を信じ認めて前向きに生きる市民に、このまちで生きる意味を聞きました。 絵日記がつなぐ未来へのバトン 逗子SDGs絵日記実行委員会 代表 池田 陸郎さん(桜山)  池田さんが中心となり始まった「逗子SDGs絵日記」。3年目となる今年も、夏休み中の小学生からSDGsをテーマにした作品を募集する。 子どもたちが描く逗子のこれから  横浜市で20年以上続く「環境絵日記」の審査員を務めていた池田さん。逗子でも開催したいと実行委員を募り、市制70周年記念事業の市民企画としてスタートさせた。環境だけではなく平和や福祉なども含めたテーマで、子どもたちが「こんな逗子であってほしい」という要望や願いを込めて描く絵日記を募集。12月に応募作品の展覧会と、市長や教育長、協賛企業が選ぶ受賞作品の表彰式も行う。  「子ども自ら課題と解決策を考え、文章とビジュアルで表現。エネルギーが必要だし達成感もある。さらに、受賞したら来年への意欲にもつながる。逗子の未来をより深く考え、行動するきっかけになれば」と話す。  また、子どもたちの作品から、今の子どもたちが何を感じ、逗子をどう捉えているかも分かると言う。「子どものアイデアに驚く作品もあるし、心の揺れや機微を感じる作品もある。ぜひ、多くの大人にも見てほしい」。 大人から子どもへ送る支援の循環  生まれも育ちも逗子の池田さん。4年前には、地元企業の環境コンサルを行う会社を逗子で立ち上げた。環境の仕事も絵日記の活動も、中学生のときに市のピースメッセンジャーとして訪れた沖縄での経験が原体験と言う。「まちや地域の大人の支援でさまざまな経験ができた。大人になった今、そうした経験や未来について考えるきっかけを子どもたちに提供したい。一人でも多くの子どもがアクションを起こし、大きくなったら次の子どもたちに働き掛ける。その流れの一つを『逗子SDGs絵日記』が担えたら」と次世代に視線を送る。 絵日記を通じて広がる地域間交流  環境絵日記は、高知県や石川県、宮城県などでも行われていて、作品の出張展示や他市で受賞した子どもが登壇するイベントなど地域間連携も盛んだ。「遠くの地域とも、絵日記を通じて交流していきたい」と話す。 *募集案内を12ページ「みんなの広場」に掲載 ---------------------------------------------- 市長だより vol.88 現場第一主義  広報ずし6月号でお知らせしましたとおり、防災気象情報が変更され、5段階の警戒レベルが発表されるようになりました。その直後、台風6号が接近し、さらに翌週には津波注意報が発表されるなど、気を引き締めて行動しなければならない事態が連続して発生しました。  昨年7月のカムチャツカ地震による津波警報の際には、初動体制や情報発信の遅れが生じ、行政の危機管理におけるぜい弱性が露呈しました。そのため、防災体制の更なる強化に取り組んでいます。しかし、市民の安全・安心を守るためには、行政の力だけでは限界があります。市民の皆様の協力が不可欠なのです。  防災体制は「自助・共助・公助」をいかに組み合わせるかが鍵となります。市では、自主防災組織に対して防災士の資格取得への補助金を支給するなど、市民の防災力を高める取り組みを行っており、各地域で資格取得者が増えるといった成果も出始めています。7月7日は逗子海岸で津波避難訓練を実施します。訓練に勝る備えはなしと肝に銘じ、災害への備えを強化していきます。市民の皆様の力もお借りしながら、お互いの顔が見え、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指していきます。 逗子市長 桐ケ谷 覚 ----------------------------------------------- 市役所への問い合わせは (土)(日)(祝)を除く8:30〜17:00 〒249-8686 逗子市逗子5丁目2番16号 【電話】046-873-1111 【ファクス】046-873-4520 広報ずし 2026年7月号  No.1013 発行/逗子市経営企画部企画課  毎月1回1日発行 Web版・音声版・点字版・テキスト版もあります。 →6月1日現在の人口 54,607人(男25,426人、女29,181人)、25,014世帯