広報ずし 2026年09月号 NO.1015 16面 連載市民インタビュー 人生のへそは逗子にあり 身の回りの人々や地域の環境、そして自分自身を信じ認めて前向きに生きる市民に、このまちで生きる意味を聞きました。 体も心も健やかに、元気になる歌の力 歌手、健康カラオケ講師 円谷 より子さん(新宿)  高齢者センターのカラオケサークルで歌唱指導の講師を務める円谷さん。自身はプロの歌手として活躍中だ。 好きだから続けられた挑戦の数々  「幼い頃から歌うことが大好きだった」と話す。結婚後は子育てに集中するも、子どもが成長し落ち着いてきた頃、歌への情熱が再燃。友人の勧めもあって近隣のお祭りなどのカラオケ大会に出場し、優勝経験を積み重ねてきた。NHK「のど自慢」にも挑戦し、見事合格の鐘を鳴らした実績もある。2008年には、全国からカラオケ愛好家が集まる「Kリーグ歌謡祭」で最優秀歌唱賞を受賞。2014年、63歳でプロデビューを果たし、今年8月には通算5枚目となる新作をリリースしたばかりだ。  「自分が好きなことなので、恐れずに挑戦してきた」と振り返る。 歌がもたらす健康への効果  歌手として歌う傍ら、カラオケ講師の認定資格も取得。2012年から高齢者センターで2つのカラオケサークルの講師を務める他、個人指導も行っている。  「歌を通して声を出すことが大事。腹式呼吸で腸が動きお通じもよくなり、全身を使うから夜もぐっすり眠れる。また、歌うだけではなく、誤嚥防止につながる口腔機能を鍛える『パタカラ体操』なども絡めつつ、自分の経験から生み出したさまざまなトレーニングも行います」と話す。  歌うことが認知症予防にもつながると、認知症の基礎知識や対応方法などを学ぶ認知症介助士の資格を3年前に取得。現在も、自分ができることの幅を広げている。  「カラオケ大会などの晴れの場では、皆が正装をし、生き生きとステージに立ちます。その姿が何よりうれしい」とほほ笑む。 いくつになっても元気でいてほしい  7歳で母を亡くし、祖父母や親戚に育てられた円谷さん。高齢者と生活を共にし、大事にすることが当たり前だったと言う。「高齢になっても誰もが健康で、元気でいてほしい。そのために、これからも歌の力で皆を引っ張っていきたい。興味があれば、ぜひ高齢者センターに来てください」 ---------------------------------------------- 市長だより vol.89 現場第一主義  今月は「敬老の日」に合わせ高齢者センターをテーマに取り上げます。市の高齢化率は約31%台と高止まり傾向です。ただし年齢構成は、団塊世代の移行により75歳以上の後期高齢者が20%を超えた一方、前期高齢者は減少しており、以前と大きく変化しています。私も一昨年に後期高齢者の仲間入りをしました。現在、市内の100歳以上の方は66人と10年前に比べ倍増しています。(令和8年7月末現在)  超高齢社会を迎えた中、定年の延長や撤廃など高齢期になっても働ける環境が整う一方で、健康で生きがいを持って暮らせる社会づくりが重要です。特に日々の暮らしに目標を持ち、自発的に行動することが活力につながります。地域活動では女性の活躍が目立ちますが、男性の参加が少ないのが現状です。定期的に開催する人気講座「男性の健康料理教室」のように、まずは“少し顔を出してみる”という最初の一歩が大切になります。  活力は誰かから与えられるものではなく、自分自身の気持ち次第です。皆さんが健康で生きがいを持ち、安心して暮らせるまちづくりに、これからも引き続き取り組んでまいります。 逗子市長 桐ケ谷 覚 ----------------------------------------------- 市役所への問い合わせは (土)(日)(祝)を除く8:30〜17:00 〒249-8686 逗子市逗子5丁目2番16号 【電話】046-873-1111 【ファクス】046-873-4520 広報ずし 2026年9月号  No.1015 発行/逗子市経営企画部企画課  毎月1回1日発行 Web版・音声版・点字版・テキスト版もあります。 →8月1日現在の人口 54,921人(男25,585人、女29,336人)、24,662世帯