広報ずし 2025年12月号 NO.1006 6面 障がいを理解し支える 地域の支援 市内には、障がい者や家族を支える、また、障がいの特性や支援方法を学び広める活動を行う、さまざまな団体があります。その活動の内容や、支援者の思いを聞きました。 手話 手話はろう者の大切な言語 歴史や背景にも理解を 逗子手話サークル 「さくらの会」 会長 橋本弘美さん(久木)  週1回、会員同士やろう者による勉強会を行っています。また、講演会や交流会、他の手話サークルや逗葉ろうあ協会と一緒にイベントを開催することも。私自身は、お互いをしっかり見て会話する様子にひかれ、9年前に手話奉仕員養成講座の入門・基礎課程を受講し「さくらの会」に入会しました。  手話は、ろう者の大切なコミュニケーション言語で、手や指だけではなく、目と口、表情なども使って会話します。手話を学ぶときは、かつて手話が禁止され、ろう者が差別されていた時代の歴史なども併せて学びます。そのような背景や苦労を理解した上で、ろう者と手話でコミュニケーションを楽しめたら。また、災害時などには、ろう者のお手伝いができるのではないかと考えています。  手話が未経験でも大丈夫。興味があれば、ぜひ見学に来てください。来年は創立40周年。私たちの活動が、ろう者と健聴者の交流を広げる力になればと願っています。 【キャプション】 勉強会では、テーマに沿った内容の手話をそれぞれが披露する。積極的な意見交換に加え、笑いを交えながら楽しく手話を学ぶ 要約筆記 聴覚障がいのある人へ 話や音を文字で伝える 逗子筆記通訳サークル 「なみ」 轡田(くつわだ)京子さん(沼間)  要約筆記では、中途失聴や難聴の人など聴覚障がいがある人に、話の内容などをその場で文字にまとめて伝えます。私は、27年前に県の要約筆記者養成講座を受講しました。当時は手書き要約筆記のみで、その後、パソコン要約筆記の講座も受講。2008年に市で要約筆記者の派遣制度が始まり、説明会や講演会、手続きや医療の場などで要約筆記を行っています。利用者に「分かりやすかった」と言ってもらえることが喜びです。  「なみ」は、市内在住の要約筆記認定者7人で2006年に立ち上げました。人生の途中で聴覚を失った中途失聴者や難聴者は、落ち込み、孤独を感じる人が多いです。また、話せるがゆえに聞こえないことを理解してもらえないときもあります。聴覚障がいへの理解と要約筆記の体験活動をイベントなどで行っているので、そのような機会にぜひ知ってもらいたいです。 *10ページにパソコン要約筆記者養成講座の案内を掲載 【キャプション】 話の内容をその場でパソコン入力し、モニターに文字情報として表示する 手話通訳者・要約筆記者を派遣します 聴覚や音声・言語機能障がいのある人に、手話通訳者や要約筆記者を派遣します。詳細は障がい福祉課に問い合わせてください。【ホームページ番号】1004236