広報ずし 2025年6月号 NO.1000 5面 もしもに備える安心の医療体制 いつでも・どこでも正確に対応できるための医療情報共有システムや、災害時に備えた市の医療体制を紹介します。 情報共有 医療や介護情報の地域連携システム「さくらネット」 さくらネットとは、登録した人の医療や介護、薬の情報を、地域の医療機関や介護施設などで相互共有するためのネットワークシステムです。逗子市を含む横須賀・三浦二次医療圏を中心に、横須賀共済病院や湘南鎌倉総合病院などの病院、地域の診療所、薬局など、さまざまな施設が参加しています。 さくらネットに登録することで、初めての診療や救急時などにも病歴やアレルギー、薬の処方、検査結果といった詳しい医療情報を正確に把握してもらえるため、適切な医療や介護を受けることができます。 こんなときに便利・安心 災害時 治療履歴の共有による適切な治療の継続 救急時 アレルギーや検査結果を把握した対応が可能 薬 複数の薬の処方による副作用などの防止 介護 医療情報を考慮した介護サービスの提供 【キャプション】 登録など詳しくはこちら 連携する情報は、診療・手術歴、薬の処方歴、アレルギー、医療機関の受診歴、検査結果・画像など 災害時 医療救護所の開設とのぼり旗の掲出 逗葉医師会、逗葉歯科医師会、逗葉薬剤師会などと連携し、災害時に備えた地域の医療対策を進めています。 大規模災害時、市では災害時医療救護所を開設します。救護所には、地域の医師や看護師などが集まり、病人やけが人の救護活動を行う予定です。緊急時にスムーズに活動できるよう、訓練や研修を行っています。 また、災害時に診療・開局している診療所や薬局では、黄色いのぼり旗を掲げます。目印として活用してください。 【キャプション】 (上)災害時を想定した、さまざまな訓練や研修を行っている。災害派遣医療チームの一員として実際に医療救護を行った医師から話を聞くことも。 (右)災害時、診療中・開局中を示す黄色いのぼり旗