広報ずし 2024年10月号 NO.992 24面 連載市民インタビュー 人生のへそは逗子にあり 身の回りの人々や地域の環境、そして自分自身を信じ認めて前向きに生きる市民に、このまちで生きる意味を聞きました。 誰でも楽しめて笑顔になるスポーツを スポーツの祭典実行委員会 委員長 スポーツ推進委員協議会 会長 松井 弘喜 さん(新宿)  さまざまなスポーツを体験できるスポーツの祭典。毎年開催されるこの一大イベントを、10年前から実行委員として支えてきたのが、スポーツ推進委員でもある松井さんだ。 市内のスポーツ活動を盛り上げたい  地域の体育祭を手伝ったことがきっかけで新宿体育会に加入し、スポーツ推進委員を担うようになったのが15年前。さらに、スポーツの祭典には初開催から実行委員として関わり、2020年には委員長に就任。スポーツの祭典では、さまざまなスポーツ団体など関係各所の力を借りて、毎年たくさんのプログラムを提供している。  「体育祭でもスポーツの祭典でも、この種目を入れたら面白いかな、盛り上がるかなと考えるのが好き。そして、参加してくれた人の『楽しかった!』という笑顔を見られたときが最高にうれしい瞬間」と笑う。 垣根を取り払うスポーツの力  そんな松井さんの夢は、スポーツの垣根をなくすこと。高齢者でも子どもでも、健常者でも障がいがあっても、誰もが分け隔てなく一緒にスポーツを楽しみたい。そこで、ユニバーサルスポーツといわれるボッチャに注目し公式審判員の資格も取得。体験会などを行い、4年前から逗子アリーナで毎年大会を開催している。  「大会では年齢や障がいの有無など関係なく、誰でも公平に対戦します。成立するか不安でしたが、いざ垣根を取り払ってみるとできる。それがスポーツの力なのかもしれません」 スポーツが築く、きずなやつながり  現在は、アメリカ発祥のラケットスポーツ・ピックルボールの普及に力を入れる。「テニスよりコートが狭いため膝の負担が軽く、ボールの構造上スピードも出過ぎない。安全に、多世代でできるスポーツ」と話す。  誰でも楽しめて、笑顔になれるスポーツをもっと根付かせたいと願う松井さん。「強いきずなを自然に作れるのがスポーツのいいところ。たくさんの人と交流できて、いつの間にか仲良くなれる。これからも気軽に体験できる機会を作っていくので、ぜひ一緒にスポーツをしましょう」 *6ページにスポーツの祭典を掲載しています。 市長だより vol.67 現場第一主義  今月はスポーツの特集です。私は運動不足にならないよう朝の散歩を心掛けていますが、歩く前と後では体重や体脂肪率などの数値に違いが出ます。それが楽しくて、歩くことが苦になりません。スポーツを続けるには効果を知ることも大事だと感じています。  逗子ならではのスポーツも魅力的です。表紙の写真はブラジルのビーチ発祥のフレスコボール。砂浜で楽しめることから、逗子にはぴったりのスポーツです。また、波が穏やかな逗子湾は、ウインドサーフィンの練習の場ともなっています。ジュニアユースウインドサーフィン選手権などの全日本の大会でも、逗子で活動する子どもたちが上位の常連となっており、今やプロとして世界で活躍する選手も出てきています。  今月は決算の資料も掲載されています。私は、財政調整基金を一定額確保する必要があることと、毎年返済する額以上に借入をしないという方針を徹底してきました。現在、市の財政は安定した状態にありますが、今後は小学校の長寿命化工事や浄水管理センターの更新などで多額の支出が見込まれています。長期的な計画を見据えつつ、これからも着実な財政運営をしてまいります。 逗子市長 桐ケ谷 覚 市役所への問い合わせは (土)(日)(祝)を除く8:30〜17:00 〒249-8686 逗子市逗子5丁目2番16号 【電話】046-873-1111 【ファクス】046-873-4520 広報ずし 2024年10月号  No.992 発行/逗子市経営企画部企画課  毎月1回1日発行。 Web版・音声版・点字版・テキスト版もあります。 →9月1日現在の人口 55,545人(男25,895人、女29,650人)、25,096世帯