広報ずし 2024年7月号 NO.989 4面 2024 SUMMER 生き物・植物 池子の森自然公園 ありのままの自然が楽しめる、生き物の宝庫 約80年間、ほとんど人の手が入らなかった池子の森。その結果、植生が豊かで数多くの野鳥や昆虫、水生生物が生息しています。 自然観察のポイント 豊かな自然環境を次世代につなげていくため、さまざまなルールがあります。事前に確認しましょう。 ・希少種でない生き物は、そっと手に取って観察できます。 ・捕まえた生き物を持ち帰ることはできません。元の場所に放してください。 【キャプション】 そのほかのルールなど、詳しくは 夏の注意事項 ・熱中症予防のため、炎天下での長時間の活動は避け、帽子着用とこまめな水分補給を。 ・スズメバチなどが活動し始めます。ハチに出合ったら、手で払いのけたりせず速やかに立ち去りましょう。 ここに注目! 日陰の生き物 暑い夏の時期は日陰での観察をおすすめします。適度に光が入る林の際では、日陰を好むチョウなどが活動し、それを狙うクモの仲間もあちこちに巣を張っています。 【キャプション】 カラスアゲハ ダイミョウセセリ ヒカゲチョウ スズミグモの巣 施設案内 【日時】(水)(土)(日)(祝)8:45〜17:00  アクセス 池子側出入口 京急神武寺駅から徒歩約8分 *有料駐車場あり 久木側出入口 JR逗子駅から徒歩約20分 【問い合わせ先】緑政課 【ホームページID】1002259 私たちの推し! 池子の森自然公園 自然環境調査会  この時期のおすすめは、水路脇の湿った場所に生息する植物・ハンゲショウ。三浦半島でも数少ない自生地の一つです。7月初めの半夏生(はんげしょう)の時期に花が咲くと最上部の葉の半分が白くなります。咲き始めの頃に垂れていた花はやがて直立し、咲き終わると白くなった葉は緑に戻り、変化を楽しめる植物です。