広報ずし 2024年7月号 NO.989 2面 逗子で学びを深める夏 今月は夏休み直前特集として、逗子らしい学びを応援する施設や取り組みを紹介します。子どもも大人も、興味のあることを調べてみませんか。 2024 SUMMER 歴史 長柄桜山古墳群 第1号墳 整備が完了し、一般公開された 県内最大規模の前方後円墳 逗子市と葉山町の境界線上に位置する、約1,600年前の古墳時代前期に造られた、全長90mの前方後円墳です。1999年3月に発見され、500mほど西側にも同じ規模の第2号墳が見付かりました。第1号墳は、市と葉山町が協力して10年かけて整備を行い、今年4月から一般公開されています。 埋葬施設や埴輪(はにわ)などが見付かり 歴史を知る上で貴重な存在 第1号墳の後円部には埋葬施設の痕跡があり、埴輪や祭礼に使われた土器も見付かっています。埋葬者は分かっていませんが、この地域の有力者だと考えられています。また、相模湾から東京湾へとつながる交通上の重要な位置にあるため、当時の政治情勢を考える上で貴重な存在といえます。 ここに注目! 第1号墳から出土した埴輪 三角形の穴が開けられた円筒形の埴輪や、底がない壺型の埴輪が出土しています。円筒埴輪は後円部の埋葬施設を囲うように並べられていました。現在、その位置や形をレプリカで見ることができます。 【キャプション】 レプリカ 施設案内 アクセス JR逗子駅からバスにて「葉桜」バス停下車徒歩約10分。第2号墳へはハイキングコースのふれあいロードで徒歩約20分 *駐車場・駐輪場はありません。 【問い合わせ先】社会教育課 【ホームページID】11004578