広報ずし
2023年4月号 NO.974
6面

広報ずし●2023.4

PART 03
多様な性への
理解を深める

 「6色の虹」を知っていますか。「6色の虹」は、多様な性の象徴で、レインボーフラッグとして目にすることが多くなってきました。今では、男性と女性の2つだけで性別を分けることは当たり前ではありません。さまざまな性のあり方を知り、理解を深め、お互いを尊重しましょう。

性のあり方(セクシュアリティ)とは
セクシュアリティは、誰もが持っているものです。4つの要素が組み合わさってできていて、組み合わせは多様で決まりはありません。はっきりと分けられない場合もあるため、性はグラデーションと言われることがあります。

性を考える4つの要素

身体の性
生物学的な性
戸籍上の性

好きになる性(性的指向)
恋愛対象の性
好きになるかならないか
どんな性を好きになるか

心の性(性自認)
自分が認識している性

表現する性(性表現)
服装、言葉遣い、しぐさなど心の性に関わらず、自分がどう性を表現するか


知っていますか?LGBTQ+(プラス)
それぞれの頭文字とそれ以外の多様な性のあり方を「+」に込めた、さまざまな性的マイノリティの総称です。
L
レズビアン
女性の同性愛者
G
ゲイ
男性の同性愛者
B
バイセクシュアル
両性愛者
T
トランスジェンダー
心と体の性が一致していない人
Q
クエスチョニング
自分の性が定まっていない人

あわせて知ろう
SOGIE(ソジー)
性を考える要素のうち、
性的指向(Sexual Orientation)
性自認(Gender Identity)
性表現(Gender Expression)
それぞれの英訳の頭文字をとった言葉です。LGBTQ+が性的マイノリティの総称であるのに対し、SOGIEは性の要素そのものを表していて、全ての人に当てはまる概念です。


LGBTQ+の割合
LGBTQ+はおよそ11人に1人。この割合は日本における左利きの割合とほぼ同じで、意外と身近な存在です。
*電通ダイバーシティ・ラボ(2021)『LGBTQ+調査2020』より
日本の人口の8.9%