広報ずし 2023年4月号 NO.974 5面 広報ずし●2023.4 Column 名もなき家事とは 名もなき家事は、名前が付くほどでないけど生活に必要なちょっとした家事のことです。こうした家事をするのが1人に偏っていると、ストレスがたまってしまうことも。家族で協力しましょう。 こんなものが名もなき家事 置きっぱなしのものを片付ける ごみの分別、新しいごみ袋のセット 家族のスケジュール管理 シャンプーなどの補充 トイレットペーパーの芯を捨てる Interview 自分ができることをやる 家族に合わせた家事・育児 市民メンバーとして男女平等参画プラン推進会議に参加する山本さんに聞きました。 山本文夫さん  山本さんは定年退職をきっかけに、家にいる時間を有効活用しようと家事に取り組むようになりました。それまでもごみ捨てなど自分のできる家事は積極的に行っていたそうです。  昨年、コロナの影響でジムに通えなくなったこともあって、料理の基礎を学ぼうと市が主催する男性の料理教室に参加しました。「教えてもらったチャーハンを家で作ったら大好評。家族からの『おいしい』の言葉が料理作りのモチベーションにつながっています」と笑みを見せます。以前から時々料理をしていた山本さんですが、今ではレパートリーも増え、目分量でもおいしい食事が作れるようになりました。  最近は、働く妻に代わって家事をするだけでなく、保育園に孫を迎えに行き、夕食、入浴と孫育児も行っています。「おなかすいた!今日のごはん何?」とうれしそうな顔で話し掛けてくる孫と接することで、料理の腕もぐっと上がりました。また、保育園までは徒歩で往復1時間の道のり。それも「おかげで、いい運動になっています」と生き生きと話します。  「家事や育児に関わりたくても、各家庭によって、人それぞれできることは異なると思います。その時々の家族の状況に合わせ、臨機応変に自分ができることをすればいいのではないでしょうか。どんなことでもやらされていると思うと嫌になってしまうから、自分でやろうと思うことが大切。まずは自分にできることが何か、気付くところから始めてみてください」 *男性の料理教室は受講者を募集中。詳細は21ページへ。