広報ずし 2023年4月号 NO.974 4面 広報ずし●2023.4 PART 02 夫婦やパートナーと 協力した家事、育児  男性も女性も当然のこととして家事・育児を分かち合うことが大切です。共働きが多くなっている今、夫婦で家事・育児をする重要性が増しています。仕事が忙しく家事や育児に関わる時間が少なかったシニア世代の男性も、自分事として家事に取り組んでみませんか。 Interview 家事と育児は大きな仕事 夫婦で協力して楽しみたい 子育て支援センター主催「お父さんの日」に参加する柳田さんに聞きました。 柳田弘毅さん・まゆさん  昨年8月の長男誕生時に、有給休暇と育児休暇を合わせ4か月の休みを取得した柳田弘毅さん。「100%子どものサイクルに合わせた生活で、本を一冊も読めないとはまさか思いませんでした」と振り返ります。妻の体調を第一に、栄養を考えて食事は3食手作り。そして、その間に掃除や洗濯。家事と育児を一人で抱え込むのは本当に大変だと痛感したそうです。  「家事は独身時代から?」と尋ねると、「洗濯物もたたまずに、乾燥機から取り出して着るような生活でした。料理もキャンプ料理程度」と苦笑い。結婚後、共働きということもあって、自然と家事をするようになりました。「最初はお互いのやり方の違いに戸惑ったこともありましたが、今ではスムーズに協力しています。きっちり分担するわけではなく、できることを各自がするといった流れです」  コロナ禍を経て、改めて意識が変わったと話します。「子どもが大きくなるまでに、仕事や体調不良などで妻が家事や育児をできない状況になってしまうこともあるかもしれない。そのときに慌てるくらいなら、家事・育児は全部できるようにしておきたいと思いました」  初めての育児は手探りで、子育て支援センターの「プレパパママひろば」や「お父さんの日」などのイベントも積極的に参加してきました。「小さい頃から自分の手で世話をすることで、親子の信頼関係をより強く築くことができる気がしています。これから先、仕事と家事・育児の両立に大変なこともあると思いますが、夫婦で協力して子育てを楽しみたいです」 *「プレパパママひろば」は「pre PAPAMAMA meeting」と名称を変え、妊娠7〜8カ月頃の妊婦とその家族を対象に開催します。「お父さんの日」の詳細は8ページへ。