広報ずし 2023年12月号 NO.982 24面 連載市民インタビュー 人生のへそは逗子にあり 身の回りの人々や地域の環境、そして自分自身を信じ認めて前向きに生きる市民に、このまちで生きる意味を聞きました。 子どもたちの笑顔のためにできること ずしスマイル 主宰 藤田 真理 さん(桜山)  小学校1年生と幼稚園年中、10月に生まれた新生児、3人の子育て中の藤田真理さん。子育て応援イベントを開催するグループ「ずしスマイル」の代表を務める。 逗子は子育てを楽しめるまち  結婚を機に逗子に移住した藤田さん。子どもを連れて都内の実家に帰省すると、公園にいつも子どもがいないことに驚くそうだ。「逗子は公園に限らず、海にも山にも親子の姿があり、初対面でも一緒に遊んで仲良くなることも。また、子育て支援センターやほっとスペース、子育てサークルなど、親子の居場所も多様な選択肢があります。逗子は、楽しく子育てしやすいまちだと感じています」 きっかけはコロナ禍のマスク生活  一方で、コロナ禍でマスク着用や黙食など窮屈に感じている子どもたちを前にこれでいいのかという思いを抱いた。偶然にも同じ思いを持つ母親たちと知り合い、子どもの笑顔が見られる活動をしようと「ずしスマイル」を立ち上げた。  今年2月にフェスティバルパークで、厚生労働省が定めた屋外でのマスク着用ガイドラインに準拠して、親子向けのイベントを開催。「『ここではマスクを外して遊んでいいよ』と言える場所を作りたかったんです」と話す。当日は、マスクを外した子どもたちの満面の笑顔があふれた。 たくさんの親子の笑顔が見たいから  イベント後、マスク着用は個人の判断と緩和されたが、“子どもが笑顔でいるために親ができること” を考えていきたいと活動を継続。夏には、子育てに奮闘する母親をテーマにした映画の自主上映会を行い、映画鑑賞後のおしゃべりタイムは子育て話で大いに盛り上がった。  次回は、子どもの人権と教育について学ぶ勉強会を予定している。「自分も含めて、皆で楽しみながら子育ての知識を深めていきたいです。そうすることで子どもへの接し方も良い方向に変わり、子どもの笑顔につながっていくはず。それが、『ずしスマイル』の目指すスマイルです」 *イベント案内を「みんなの広場」に掲載 市長だより vol.57 現場第一主義  暑いと思った夏から、早いものでもう師走です。近頃は週末ごとに多くのイベントが開催され、たくさんの市民で大賑わいとなってきました。  今月は子育てが特集です。逗子市の特徴を考えると、環境を生かした暮らしやすいまちを目指すべきと考えており、2期目の公約に「出産から子育て、そして教育へと切れ目のない政策」を掲げました。安心して子育て、教育できる環境を整えることで、「逗子で子育てしたい」と思う方々を一層増やしていきたいと思っています。  子育てでの困りごとも、行政と地域で支える仕組みや、親子の居場所の充実など、一人で子育てをするのではないと感じてもらえるような取り組みを進めています。また、こども家庭庁が掲げる「こどもまんなか」の趣旨に賛同し、11月7日に「こどもまんなか応援サポーター」として活動することを宣言しました。子ども・子育てにやさしいまちづくりのため、限りある財源の中で効果の高い政策を実行していきます。  すぐにできること、少し時間をいただくようになるものなどありますが、逗子市が「子育てNo.1」と言われるよう努めてまいります。 逗子市長 桐ヶ谷 覚 市役所への問い合わせは (土)(日)(祝)を除く8:30〜17:00 〒249-8686 逗子市逗子5丁目2番16号 【電話】046-873-1111 【ファクス】046-873-4520 広報ずし 2023年12月号  No.982 発行/逗子市経営企画部企画課  毎月1回1日発行。 Web版・音声版・点字版もあります。 ▼11月1日現在の人口 55,993人(男26,139人、女29,854人)、25,086世帯