広報ずし 2023年11月号 NO.981 2面 空き家は地域の資源 人口減少や高齢化によって住む人がいなくなり、増加傾向にある空き家。流通を促進させ、利活用することで、逗子に新たな人や仕事をもたらすなど地域を活性化させる資源になります。 【問い合わせ先】まちづくり景観課 インタビュー 空き家の利活用は 早めの相談が大事 誰も住まず維持管理するだけの空き家を、誰かが活用できる場所にするためのポイントを、市の空き家アドバイザーの藤原さんに聞きました。  コロナ禍でテレワークが普及したこともあり、自然豊かで閑静な環境を求めて逗子に移住を希望する人や、逗子でビジネスを始めたいと考える人が増えています。住宅や事業用として市内の物件の需要は確実に高まっていて、空き家は大きな資源です。  家は、使われなくなると急速に老朽化します。一方、空き家となっても早い段階で利活用の方向性を決めれば、賃貸や売却、または改修によって収益を見込むこともできます。  何から始めたらいいか分からない人は、まずは相談してください。市の空き家ワンストップ相談窓口は、いつでも気軽に相談できますし、私たちアドバイザーもぜひ上手に活用してほしいです。リフォーム費用やその後の家賃の見込み、残った家財道具や建物の処分にかかる費用など、専門家の視点からアドバイスします。 空き家アドバイザー 藤原拓郎さん 県宅地建物取引業協会 鎌倉支部会員 (株)サンホーム代表取締役 空き家アドバイザー派遣制度 豊富な知識と経験を持つ宅建士や行政書士が、実際に空き家を確認し、アドバイスします。 空き家ワンストップ相談窓口 市役所2階にあり、利活用だけでなく、相続や終活の相談もできます。