広報ずし 2023年6月号 NO.976 24面 連載市民インタビュー 人生のへそは逗子にあり 身の回りの人々や地域の環境、そして自分自身を信じ認めて前向きに生きる市民に、このまちで生きる意味を聞きました。 トレランで逗子から世界の山々へ プロウルトラトレイルランナー 宮賦美乃 さん(新宿)  山岳地帯の100マイル(160q)を1〜2日で走るウルトラトレイル。今年4月にクロアチアの大会で優勝を果たした宮賦美乃さんは、国内外問わず他の大会でも好成績を残すプロトレイルランナーだ。 陸上+登山=トレイルランニング  大学まで陸上を続けるも登山の魅力に引き込まれて、大学院ではその研究を深めた。その後トレイルランニングに出会い、1年経たずに国内トップクラスの大会で優勝。  「トレイルランニングは山道を走るからこそ集中力が高まり、時間が過ぎるのも早い。体を動かした分疲れるし、汗をかいてお腹も空く。景色も空気もその全てが気持ち良く、健康の好循環が生まれます」  心拍数や血圧、常に自分の体のデータ分析を行い次のレースに臨む。「山に登って走れて研究にも生かせる。一石三鳥ぐらいの満足感」と話す。 逗子の子どもたちに導かれて  逗子の海岸や山を走る子どもたちとの縁で引っ越してきたのが2年前。移住当初は子どもたちと走りながら近隣のルートを教えてもらった。現在、日々の練習は逗子界隈の山道で行う。  「逗子はすぐに山に入れて面白いルートがたくさんあります。夏はそのまま海に飛び込み、クールダウンできるのも最高です」と笑う。 最高峰の大会で優勝を目指す  7月にアメリカで開催される大会が今年最大の目標。標高4,000m前後を走る高所レースで、自身も研究している低酸素運動がテーマだ。その上で、最高峰大会でもある「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン」の優勝も目指している。  「トレイルランニングがオリンピック種目になる動きも。いずれは自分の経験やデータをメソッドにして、後進の育成に役立てたいと思っています」  世界に、そして未来に向かって、ひたむきな挑戦は続いていく。 (Instagramで応援 宮賦美乃さんインスタグラム) 市長だより vol. 51 現場第一主義  健康には運動が重要な役割を果たします。「今日はしなくていいか」という気持ちが勝るときもありますが、そこで「自分のため」と思えることが大事です。  私も昨年「てくtec逗子」に参加し、歩数を毎日計測しました。歩数が少なければ明日はその分増やそうと思いましたし、多い日は自分を褒めても良いかなと思うようになりました。具体的な数値は継続のため大切だと思います。  そして、ウォーキングを楽しく続けるための工夫も必要です。せっかくなら、普段車では通らない道を歩くと、新たな発見があって楽しいと思います。私もウォーキングするときは、あえて違う道を選びます。  また、逗子には身近にハイキングコースがいくつもあります。これだけ市街地と山が接しているまちは珍しいです。神武寺への参道や二子山への立派な山道、長柄桜山古墳群を巡るもよし。気軽にハイキングできるところが逗子の最大の特徴ではないでしょうか。歩くことはまちを知る絶好の機会にもなります。 逗子市長 桐ケ谷 覚 市役所への問い合わせは (土)(日)(祝)を除く8:30〜17:00 〒249-8686 逗子市逗子5丁目2番16号 【電話】046-873-1111 【ファクス】046-873-4520 広報ずし 2023年6月号  No.976 発行/逗子市経営企画部企画課  毎月1回1日発行。 Web版・音声版・点字版もあります。 ▼5月1日現在の人口 56,249人(男26,250人、女29,999人)、25,099世帯