市長記者会見 平成21年7月3日(月)

■日時:平成21年7月3日(月) 午後5時6分から午後5時50分

■場所:庁議室

■相手方出席者:神奈川新聞、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、東京新聞、共同通信社、テレビ神奈川

■市側出席者:平井市長、松下理事(総合病院誘致担当)兼福祉部長、佐治福祉部次長、芳垣秘書広報課長
 

【市長】

 

 本日3時に聖テレジア会の明石理事長がおみえになりました。私どもの方から6月29日に文書として、私どもとしての考え方をご回答して、ご検討いただいたわけですが、結論としては、聖ヨゼフ逗子病院計画について断念ということで、お伝えにこられたということでございます。聖テレジア会さんとしては、この間3年になりますけれども、様々な検討をいただいて、努力をいただいたということで、たいへんなご苦労をいただいたわけでございますが、この3年経った現時点において、様々な不安材料というものがあり、それらを払拭できてないと、こういう中で法人としては進出を断念せざるを得ないと、こういうことでございました。聖テレジア会さん、成り立ちがキリスト教系ということもあって、押しのけて進出するという、そういうことはないと、そういう法人の理念の下ですね、こうした状況の中で、不安が残っている中では法人としての進出について難しいと、こういうお話でございました。市としては、これまで努力を積み重ねてきた、残念極まりない結果でございますけれども、これを受け止めまして、たいへん、逗子の医療環境が厳しいという状況に変わりはございませんので、今後とも地域医療の充実に向けては、当然市の大切な課題として検討して、取り組んでまいりたいと考えておりますが、今日は、聖テレジア会からの進出断念ということで、皆さまにお伝えをさせていただきます。以上でございます。

 

【記者】

 今日は聖テレジア会の明石理事長が何時に来て、どれぐらいの間会談をなさって、そして、この文書では不安が払拭できないとあるんですが、その不安の中身だとか、そういった点についてどういう話があったのか、具体にちょっとお話いただきたいと思うんですが。

 

【市長】

 明石理事長は本日3時に来られました。会談は45分ぐらいだったと思います。冒頭、理事長の方からこの文書をご提示されて、たいへん残念ではありますけれども病院の計画を断念する、ということをお伝えになられました。ここにもありますけれども、まだまだ不安を感じるというところで、この間法人として3年間様々な取り組みをしてくださったわけですけれども、スタートの時点で、地元の住民の方々の反対もありましたし、まだ医師会の協力、理解が得られていないと、あるいは議会からの決議も上がり、市と取り交わした確認書、1億3千万円の救急委託という部分についても、今の時点で確証が得られないと、こういう状況がある中で聖テレジア会さんとしては、不安が払拭されない中、この間努力を続けてこられたということですけども、今の時点でこうした不安が払拭されたというふうには感じるには至っていないと、そこが断念の大きな理由ということだろうと思います。あるいは、3年前に公募で応募いただいたときと、医療の環境、昨今の経済状況もたいへん厳しいという状況もありますから、その中で新たに病院を建設して運営していくというのは、それなりの大きなリスクを伴うということだと思いますから、そういった様々な状況を勘案したときに、それらを払拭するのに足る状況が整っていないということだと、そういうお話をいただきました。

 

【記者】

 市の回答については、今、私たちも初めてこの内容を拝見したんですけれども、結局これは、市の側としては、やはり確約するという、土地の無償提供と1億3千万円の二次救急委託費を確約することは、市の方としてもできなかったというふうに認識していらっしゃるんでしょうか。

 

【市長】

 いえ。市としては、まず土地の無償貸与については、条例上今回の案件については、市長の裁量権の中で対応できると、こういうことですので、お約束しますというのを明記させていただきました。救急委託の部分については、議会の議決が必要という性質上、これはもちろん提案をして、議会の議決を得なければ確定はしないわけですけれども、そういう意味ではこの6月の定例会で、ご存知のように誘致実現を求める決議というものが採択され、議会としては、現計画を聖ヨゼフに着実に推進するように求めると、こういう意思を表明いただいたということでございますので、こうした状況を受けて、市としては必ず議会のご理解をいただいて、聖ヨゼフ病院の実現をお約束しますと、こういうことで表記させていただきましたので、その意味では、私の主張として、できうる最大限のお約束はさせていただいたという認識でございます。聖テレジア会としても、市の努力あるいはこの間の対応についての誠意というのは十分理解をしていただいていると、そういうご発言も明石理事長の方からはいただきました。ただし、様々な状況を踏まえて、法人として、これを具体に建設していくということになれば、相当額の投資、あるいはその後の経営という部分では、覚悟が必要ということでしょうから、それを一歩進めるには、不安材料がまだ残っていると、これが今回の結論に至る理由ということだろうと思います。

 

【記者】

 損害賠償を請求すると、聖テレジア会側からの要望にはあったんですが、それについては、話はでたんでしょうか。

 

【市長】

その話は一切ございません。


【記者】

 損害賠償を求めないという・・・。

 

【市長】

損害賠償についての話は、この45分の中では全く、双方から話はしてございません。

 

【記者】

総合的病院の誘致に関しては、湘南病院に始まって、KKRもありましたし、今回の聖ヨゼフもあるんですが、総合的病院の誘致に関しては、聖テレジア会の聖ヨゼフが最後であると、最後のチャンスであるというふうに市長は何度かおっしゃっていますが、これで総合的病院の誘致に関しては、市としてもあきらめるということになるんでしょうか。

 

【市長】

 いえ。確かに病床の割り当てを踏まえれば、新規の割り当てを得て病院が進出してくるのは、大変厳しい状況にあることは間違いないと思います。ただし、昨今の医療状況が様々、制度的にも変革しておりますから、そういう意味で医療環境を整えなければいけないという課題は残るわけで、したがって、地域医療の構築に向けての取り組みを止めるわけにはいきませんので、病院の誘致も含めて、今後どういう可能性があるのか、この辺については、しっかりとまずは庁内で再度検討して、次なる対応を考えたいと思っておりますので、これであきらめたということではございません。

 

【記者】

 確認ですけど、聖テレジア会の進出については断念したわけですね。市側も。

 

【市長】

 聖テレジア会さんが今回断念ということなので、もちろん、会談の中では再検討いただけないか、ということはお願いをいたしましたけれども、今回については、これで一度、断念ということは変わらないというお話でしたので、今後の様々な可能性を検討する中で、市としては、もし可能性があるのであれば、聖テレジア会さんの進出ということも、ぜひ、ご検討いただきたいなとは思っておりますが、これは今の状況では、聖テレジア会さんとしては断念ということに変わりはないということで、これは受け止めざるを得ません。

 

【記者】

 議会側は今回の6月定例会では、誘致を求める決議を圧倒的多数で可決しているわけですね。聖テレジア会の今日の断念表明でどうやって、議会とか市民に説明されるんですか。

 

【市長】

 どうやって、と言われましても、今日の状況をご報告してですね、こういう形の結論が聖テレジア会から示されましたので、これを受けて今後どう対応するかっていうことは先ほど申し上げたとおりで、議員の皆さまにも報告をし、ご相談をしたいというふうには思います。既に議長も含めて、この間の時間の中でお伝えできる方には、伝えておりますので、これは状況だけの報告ということですから、今後どうするかということは、これから改めて議員の皆さまにもお伝えをし、ご相談したいと思います。

 

【記者】

 聖テレジア会の方は、条件というか、こういうことであれば、まだ進出の可能性があるみたいなことは残してないんでしょうか。発言の中に。

 

【市長】

 今回のお答えの中では、例えば仮に市が新たな条件を加えれば、再考の可能性があるのか、ということはありませんでした。

 

【記者】

 もう額面どおり断念と受け取っていいわけですね。

 

【市長】

 そういうことだと思います。

 

【記者】

 一次二次救急医療の統合についても、もうなくなったと考えていいんでしょうか。つまり、1億3千万円捻出の便法という側面もあったですよね。1億3千万円を議会がうんと言わないから、一次二次を統合してっていうこともあったですよね。

 

【市長】

 もちろん、聖ヨゼフ病院が進出することが前提の話ですから、一次二次の統合というのは。したがって、その話は今回の進出断念によって、これはなくなったということです。

 

【記者】

 先ほど残念きわまりないと発言がありましたけれども、市民にとって非常に、大きな期待をしていた方もかなりいると思うんですね、こういうふうになってしまった最大の原因というかですね、それはどのように市長として思われてますか。

 

【市長】

 聖テレジア会さんとして不安に感じるところがあると、こういうことですから、この逗子の中で様々な議論、あるいは検討がこの間、してきたし、市としてはもちろん、そういった聖テレジア会さんの不安を払拭する努力をしてきましたけれども、それが結果としては十分に払拭できる状況をつくることができなかったと、そういうことだと思います。

 

【記者】

 市長及び市当局、それから議会も最善のことは全部やったんだと、そう言えますか。

 

【市長】

私としては、できる限りのことはしてきたということで、ベストを尽くしましたが、残念ながらこういう形になったということになります。

 

【記者】

 あくまでも、聖テレジア会さんの方がリミットというか、もうこれまでよ、と向こうが言ってきたので、この話はしょうがない、と。そういうご判断なんですか。

 

【市長】

 そうですね。もちろん、先ほども申し上げたとおり、なんとか市として実現をしたいということで、聖テレジア会さんが抱く不安を払拭させることは最大限努力したいと、そういう可能性はないかということはお願いしましたけれども、今段階で断念ということは、もう翻ることはないと、こういうお話でしたので、それ以上受け止めざるを得ないと、こういう状況でございます。

 

【記者】

 この文書の下から7行目から、「昨今の医療を取り巻く環境が一段と厳しくなっていることもあり、誠に残念ではありますが」という部分ありますね、これは、聖テレジア会が大学と一緒の理事長だから大丈夫です、と言ってきた部分のところが、そうはいかなくなったと捉えていいんですか。

 

【市長】

 医師の確保という意味では、それなりに、聖マリアンナ医科大学を中心に他の法人と比べてもバックボーンはあるんだろうと受け止めてます。ただし、医療環境という意味では、やはり、診療報酬の改定等含めて、経営を安定して担っていくというには、3年前に公募で応募いただいたときから比べても、たいへん変化は激しいと。増してや、建築コストも昨年からの経済不況によって、かなり高騰してきたと、そういった状況もありますから。ご存知のように、当初の計画よりも建築コストだけでも跳ね上がったと、こういう環境の急変というのもあって、この「昨今の医療を取り巻く環境が一段と厳しくなっている」という表現になっているんだろうというふうには受け止めています。

 

【記者】

 聖テレジア会側が言う不安ということなんですけれども、市長もたびたび不安を払拭できなかったとおっしゃっていますが、具体的に不安というのはどういったことというふうに認識されているか、それとも、会談の中で具体的に、これとこれとこれが、というふうなお話があったんでしょうか。

 

【市長】

 聖テレジア会さんとしては、市から求められて進出を計画されて、この間3年間やってこられたわけですけれども、その3年間の中でもなかなか、先ほども申し上げた市民の様々な受け止め方、あるいは医師会との連携が果たしてできる状況がなかなか見えていないと、そういった不安感、あるいは救急委託についても、議会が6月で決議を上げていただきましたけれども、4月の臨時議会での決議という状況のなかで、果たしてこれが、3か月経った今の段階で、本当に確証が得られるのかと、こういった不安感というものが入り交じった中で、さらに経営環境が一段と厳しいと、こういうことがですね、断念に至る背景ではないかなと思っております。

 

【記者】

 それは、市長個人の…。

 

【市長】

 聖テレジア会さんとの会談の中で、その不安という部分について、そういったお話がございました。

 

【記者】

 共通認識だということ…。

 

【市長】

 はい。

 

【記者】

 さっき市長が建築コストが上がったっておっしゃったけど、逆に、こういう不況で下がっている部分もあるんじゃないかと思うことと、それよりも、資金調達の方が難しかったんじゃないかと思うんですけど、どうですか。

 

【市長】

資金調達について具体的にどういう形で銀行と折衝されてたかまでは、私は詳細は存じ上げてませんけども、福祉医療機構であるとか、市中銀行と経営計画も提出しながら、詰めの作業をしていたと聞いてはおりますので、そこの目処が立たなくなったということは、わかりません。やるという前提で銀行ともやっていたはずですので。その辺は目処があったんではないかと思ってはいますけれども。その内部事情までは詳細に承知しておりません。

 

【記者】

 市長は、まだ医療環境という市全体を考えて、努力するとおっしゃったんですけど、沼間3丁目の現地だと、どうしても建築基準法48条のただし書きもあるし、反対されている方もあるし、ということでなかなか実際問題として難しいと思うんですよね。その辺はどう対応されるつもりですか。また池子に戻るというわけにもいかないわけですよね。

 

【市長】

 そうですね。沼間3丁目の用地というのはこの間の経緯の中では、今の市の中で他に適地はないと、こういう状況に変わりはないと思います。ただし、それも進出病院があっての話ですから、仮に今後進出を希望する病院があったとしても、市として提示できる土地というのは、沼間3丁目のこの土地なんだろうと、いうふうには思いますけれども。これは今後、どういうふうになるかは全く予断はできませんので、病院の規模あるいはどういう形で医療を構築していくか、ということも改めて精査をした上で、候補地も含めて検討することになるんだろうな、と思います。

 

【記者】

 今日こちらに来たのは理事長だけなんですか。

 

【市長】

 理事長と副理事長と事務局長の3名でお越しになりました。

 

【記者】

 市側はどなたが。

 

【市長】

 私と松下理事と福祉部次長の佐治の3人でお話をうかがいました。

 

【記者】

 副理事長ともう一人は誰ですか。

 

【市長】

 事務局長です。

 

【記者】

今日の話では、損害賠償の話は向こうも出なかったというんですけど、もともとの最後通告的なものには書いてましたですよね。だから、逆に市の方から、ある程度、かかったお金は実際問題として払うという働きかけをするということはないですか。向こうから訴訟とか、訴訟外でもこれだけ払ってくれと言って動き出すということですかね。

 

【市長】

 その話はおそらくないのではないかと思っておりますけれども。

 

【記者】

 全くなかったんです。今日。

 

【市長】

 基本的には、市としては今でも進出をしてほしいと。必要な状況は少なくとも、条例手続きはほぼ終わり、県への手続きに進んでいただく状況はあるわけですから。救急委託については、もちろん、建築許可が下りませんと、議会には提案できませんから。そういう意味では市として必要な環境は整えたということで認識してますので、そういう意味では、聖テレジア会さんもその分については感謝をおっしゃっていただきましたので。そいういう形の対応っていうのはないのではないかな、というふうに受け止めております。

 

【記者】

 議会への報告はどのように、あるいは市民への報告はどのようになさるんですか。

 

【市長】

 今日の、この話ですので、どういう形でというのはまだ具体にはこれからの検討の中でということになるかと思いますけれども、議員の皆さんには、今日、会派の代表の方にはほぼ、私の方から直接状況はお伝えしておりますので、改めてどういう形かっていうのは、今後検討したいと思います。

 

【記者】

 市民には…。

 

【市長】

 市民の皆さまにどういう形でお伝えするかということも含めて、検討させていただきたいと思います。少なくとも今後どうするかっていうことは大切でしょうから、その辺がやはり、市としての考えを整理していく必要があるのかと思います。

 

【記者】

 この病院誘致が頓挫したことで、それに関しての市民への影響というのは、市長としてどう捉えてらっしゃるんでしょうか。

 

【市長】

 市民もたいへん期待をしていただいてたと思いますから、そういう意味では、おそらくたいへん残念な結果と多くの方が受け止められるだろうと思いますけれども、前を向いて進むしかないので、今の状況を踏まえて、今後どうやってこの地域の医療を守り、充実させていくか、という議論を進めていきたいと思います。

 

【記者】

 病院誘致をしたいという考え方は持って、これからもそういったことを検討されていくということですか。

 

【市長】

 そうですね。それはやはり有力な選択肢として可能性は模索したいと思います。

 

【記者】

 今後、病院用地、沼間3丁目の市有地ですけど、あそこはそうすると変わらず、あのままの状況で進んでいくというか…。

 

【市長】

 当面は今の状況が続くんだろうと思います。何か他に利用計画を市が持っているわけではありませんので。増してや、次の病院について、どう対応するかということも、これからの検討次第ですので。

 

【記者】

 非常にきつい言い方になるかもしれませんが、今日のいろいろ、発言を聞いていると、どうしてこういうことになってしまったのか、っていう部分での市長の発言というか、十分聞き取れないんですよ。なぜかって言うと、世の中的にはね、医者不足で地域から病院がどんどんなくなってしまうということが大変だという時代じゃないですか。それなのに、 今回こうやって来てくれるという。そういう病院との話なのに、せっかくの話をこういう形で頓挫してしまった、それはいろいろな条件があるでしょう、でもそういうせっかくの、病院ができるということが駄目になってしまった、それはここまでの経緯を引っ張ってくる市長の、ご自分の責任というか、あるいは進め方にいろいろ問題があったんではないかという見方だってできると思うんですね。そういうことに関してはどうですか。

 

【市長】

 確かに結果的に、病院の進出断念という形になったわけですから、これはたいへん残念な形ですけれども、私が市長になって2年半ですけれども、就任当初はですね、地元の反対と医師会についても理解を得られていないと、そういう状況で私が引き継ぎましたから、そこの部分を解決していくためにかなりのエネルギーを費やして、ようやくここにきて地元の自治会も、基本的には自治会としてはこの誘致についてこれ以上はコミットしないと、個々の反対されている方に市がしっかりと対応していただくことが必要だと、こういう形になってきましたけれども。そういう形でひとつひとつ課題を解決してきたわけですが、聖テレジア会さんとしては、本来であれば公募の時点で、そういった課題というのは整理をされて、全市的なコンセンサスの上で、この計画が進められるということが望ましい形だったんではないかなと。それが3年間かかってようやくここまでという状況を踏まえて、そこの部分の不安をずっと抱いてこの間こられたんでしょうから、そこが払拭されないっていう状況の中では、将来の様々な懸念に対して、経営を踏み切ることは難しいと、こういう判断に至ったんだろうなと思います。

 

【記者】

 聖テレジア会側が、つまり、理事長さんが公募の時点で全市的なコンセンサスを得るべきだったんじゃないですか、と発言したんですか。

 

【市長】

 いえ。そんなことを言ったわけではありません。私が、こういう状況を踏まえて、聖テレジア会さんがこの3年間、たいへんな努力をしていただきましたけれども…。

 

【記者】

 市長のご意見として、本来公募の時点で体制をきちんと固めて、公募すべきだったと…。

 

【市長】

 そういう状況があれば、聖テレジア会さんの不安というものはここまで募るっていう形にはならなかったのかなと…。

 

【記者】

 公募した時点は、市長は市長ではなかったんですよね。

 

【市長】

 まあそうですけどね。この3年間の中ではそういう経緯があったという意味では、聖テレジア会さんとしても、たいへん不安な中で、この計画を進めてこられたと、こういう意味ではその状況を払拭できなかっという部分に、大きな理由があるのかなということでございます。

 

【記者】

 この前の日曜日のシンポジウムでですね、市長がこの聖テレジア会の病院進出が総合的病院誘致の最後のチャンスだとおっしゃっていましたよね。何回もね。僕はあれは非常に現実味がある言葉だと思いました。今回の場合は個別の誘致、KKRも駄目になり、公募も駄目になったと、公募で再度ここまでこぎつけられるような状況が生まれるとはとても思えないですよね。その中で総合的病院の誘致っていうのが、将来的に現実として達成できるのかという、非常に不透明だと思うんですが、そこら辺はどうなんでしょうかね。確かに模索するんでしょうけれども。

 

【市長】

 おっしゃるとおり、たいへん厳しいと思います。病床の枠も横須賀三浦医療圏の中でも基準病床数が減ってきている中で、今不足病床がないというのが現在の状況ですから、そういう意味では新しい病床を獲得して、200規模の病院が進出するのは今の時点では可能性はかなり厳しいと、したがって、今ある三浦半島の中の病院が今回の聖ヨゼフのように、新たな展開の中で移転をするとか、そういうことでもない限り、この逗子の中でも誘致実現は厳しい状況なのかな、と思いますが、一方でたいへん医療環境厳しいという意味では、そういった病院が今後現れないとも限りませんし、そういう意味では可能性がたいへん厳しいということには変わりませんけど、ゼロではないと、いうことだと思います。

 

【記者】

 理事長は、ここにあるように進出は断念して、横須賀でまだやるというふうなことはおっしゃったんですか。そこは何か言いましたか。

 

【市長】

 横須賀が、ご存知のとおり、施設がかなり老朽化してますから、今後どういう形で対応されるのかっていう、そこまで踏み込んでおっしゃってはおられませんでしたけれども、経営判断の中で、今後横須賀をどうしていくかっていうことは当然考えなければいけない課題だということだろうと思います。

 

【記者】

 やはり、この間の日曜日に、市長は、医師会のお二人と話すのは今回が初めてだというふうにおっしゃったように聞こえたんですが…。

 

【市長】

 市民の前でお話する形というのは初めてということで、医師会に対しての説明会というのは一度、いや…二度か。

 

【記者】

 二回と、市長としての話ということでいくと、三回はやっています。

 

【市長】

 そういう意味では、角野会長と私があそこで初めて会って話をしたということではないんです。ただ、一般の市民の方を前にしてお話をするというのは初めてだったということでございます。

 

【記者】

 今回の一連の流れを見ていると、建築基準法の48条とか、それから医師会とか、葉山町と話をつけておかなければならないとか、本来基礎的な部分を固めてないで、同時並行で走っていって、それで結局池子の中の病院もいらないと言って、ちゃんとここで、沼間でできてからいらないって言うのではいいけど、とれてもないのにいりませんって、素人が考えても、何かちゃんと足元固めてないで走っていって、結果がこれですよね。そういう面では、ちゃんとした行政として、マイナスの情報っていうのも市民に開示して、ここはこういう難しさがあるというのが最初からずっとそれを押さえていけばいいけど、走りながらで、結局は聖テレジア会ももう信用できませんっていう答えが、今日のことだと思うのですよ。その辺、市長としてはいかがお考えですか。

 

【市長】

 確かに様々な状況がですね、地元の意向を含めて未解決な状況を抱えながら、この計画が進んできたということはご指摘のとおりだと思います。ただし、病床の獲得っていうスケジュールの制約がどうしてもありますから、公募した時点で県の方の病床申請の期限というのがあったと、そういう背景の中で、進出する病院を決めて、まずは病床を獲得しなければ、病院の誘致そのものが成り立たないということは現実としてあったわけなので、当時長島前市長のときですけれども、ここはやはり、進めながら課題を解決していくっていう形で取り組んで来ざるを得なかったというのは、これは止むを得ないのかなと思っております。

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