市長記者会見 平成18年10月31日(火)

■日時:平成18年10月31日(火)午前10時30分から午前11時10分

■場所:庁議室

■出席社:神奈川新聞、読売新聞、毎日新聞、東京新聞、産経新聞、鎌倉ケーブルテレビ

■出席者:市長、佐藤理事、松下理事、山際理事、総務部長、市民部長、福祉部長、教育長、教育部担当部長
 

【市長】
 記者会見を行う前に、病院の関係で情報提供をさせていただきたいと思います。
 先般、聖テレジア会に内定をさせていただき、その後、私も理事長とお会いしました。委託する場合の1億6,000万円程度の要求の件につきましては、これは市が出せる出せないの問題以前に、当然議会の予算承認も必要になりますので、なかなか難しいのではないか、一般的な事業比較で言うと、3,000万円から5,000万円ぐらいの中で、救急の委託をするということであれば、理解を得られる範囲ではないかということをお話させていただきました。聖テレジア会の言い分としては、お金を儲けるために言っているのではなく、市のニーズ、市民のニーズに基づいて救急を展開するのであれば、必要最小限のコストというのはどうしてもかかるということです。聖テレジア会側から、市民、あるいは議会に理解を得るためということで、次のような提案がありました。一つは、その契約を10年で見直したらどうかということです。もう一つは、救急で黒字が出た場合、その分の委託料は市に還元するということです。さらに、黒字が出たかどうかということは、全て情報開示しないと市民も議会も私どもも分からないわけですから、経営情報、あるいは委託のコストなど、全て経営状況は開示し、市民参加の委員会を設置して、経営状況のチェックと、間接的に運営に参加してもらいたいという提案がありました。
 お会いした日に、理事長さんにあらためて現地を視察していただいたところ、救急を行う病院としては、非常に立地条件が良く、横浜西部病院とか、川崎の聖マリアンナ病院と、時間帯によっては救急搬送ということで連携が可能であると話していました。そういうことからも考えて、再度、救急を含め、病院の経営にいくらかかるのか、あらためてコストの精査をさせていただきたい、そのうえで、1ヶ月くらいでもう一度数字を提案したいというお話がありました。
 このように、非常に前向きな提案をいただいておりますので、私の在任中にできる限りそのあたりを詰めていきたいと思っています。
 それでは、議案について、担当のほうから簡単に説明をさせていただきたいと思います。

【総務部長】
 平成18年11月7日開会の平成18年逗子市議会第4回定例会の付議予定事件につきましては、報告1件、議案12件の計13件を予定しております。
 概要につきましては、資料をご覧いただければお分かりいただけると思いますが、主な点につきましてご説明申し上げます。
 議案第76号神奈川県後期高齢者医療広域連合規約についての協議につきましては、高齢者の医療の確保に関する法律の施行に伴い、神奈川県後期高齢者医療広域連合を設立するために提案するものです。
 議案第77号逗子文化プラザ市民交流センター条例の制定につきましては、現在建設中の逗子市文化教育ゾーン整備事業の生涯学習棟の設置、管理等について定めるために提案するものです。
 議案第78号逗子市消防団員の任免服務等に関する条例の全部改正につきましては、消防団員の確保を図るために、在勤者の採用及び年齢制限の廃止などの改正を行うために提案するものです。
 議案第83号平成18年度逗子市一般会計補正予算第6号のうち、歳出の主な内容といたしましては、本年5月から実施されている市議会議員の報酬の減額に伴う議員報酬及び手当等の減額と、つながるまちづくり事業といたしまして自治会町内会への加入率向上を図るための講演を行うための経費、また、児童手当の制度改正(所得制限緩和)による対象者の拡大に伴い、小児医療費助成事業を増額するもの、及び、生涯学習棟の備品類の購入費を増額するもの、以上が主な内容でございます。
 以上で簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。

【市長】
 ほとんどは事務的な条例改正や予算対応なんですが、唯一政策判断を盛り込んだ補正予算として、つながるまちづくり事業というのがあります。補正予算の金額としては10万円ということで、それほどの額ではないんですが、逗子市は、例えば三浦半島地域で見ても、自治会・町内会の加入率が67.3%で、市民自治、住民自治のまちという割には、ほかに比べて意外と低いということがあります。特に近年、市民の防犯、防災の意識が高まっているということと、核家族化で近所のつながりというものが希薄になりつつあるということがあります。そういったことから考えると、自治会・町内会の回覧板というのも情報共有の手段としては有効なツールですし、絶対視はできませんが、地域のコミュニティとして、一定の重要な役割を担ってもらえる組織であると言えます。自治会・町内会への補助金についても、これまで補助金全般について、あり方を見直してかなり絞り込んできた経緯はありますが、ここでいったんまた見直しをしまして、普通だとどの自治会・町内会も一律いくらということで割り当てをしていたわけですが、今後は、このつながるまちづくり事業で会議を開催したり啓発事業を実施し、その延長線上で、加入率が向上した自治会・町内会に対し、加入の促進状況に応じて、インセンティブとして補助金を配分していくということを考えています。資料にもありますが、今年度は会議の立ち上げと意識啓発、来年度には、自治会・町内会の加入率向上計画ということで、インセンティブを設けて会員勧誘を促進していきたいと考えています。
 次に、これは逗子特有の問題ではなく、全国的な問題だと思いますが、高齢者虐待について、今までも相談は受けていましたし、中には深夜に職員が市民のお宅へ行って緊急に問題の解決にあたったということもあり、市として対応はしていました。それを今回、きちんと明確に相談窓口を設置するとともに、高齢者虐待110番という専用電話を設置し、関係機関とのネットワーク体制を整備したものです。

【福祉部長】
 高齢者虐待110番については、10月13日付けで既に設置しました。現時点で取り扱っている虐待を含めた件数は、全部で7件ございまして、そのうち虐待そのものは3件、疑義のあるものが4件という状況です。
 それから、逗子市の高齢者、65歳以上の人口ですが、8月1日に25%を超え、25.02%となりました。10月1日現在が25.17%で、逗子の人口の4人に1人は65歳以上ということで、県内の市部ではトップとなっています。

【市長】
 続きまして、特区提案につきましては、積極的に取組んできており、これまで実質的に採用と言えるものや、前回提案した中では、初めて正式に採用された提案もありました。今回、第10次の構造改革特区提案ということで、新たに4件の提案を行いました。

【山際理事】
 今年度最後となります第10次の構造改革特区の提案ということで、資料にありますように4件提案させていただきました。
 1件目は、これは造語なんですが、「サラリーゲット制」、いわゆる年俸制を導入するということです。これは評価に基づいた年俸制ということでございますので、上がることもあれば下がることもあるわけで、なかなか公務員の場合下げるというのは難しいので、特区で実施しようというものです。
 2件目の民生委員児童委員につきましては、人材の確保に困っている状況がございまして、補助員の制度を設けて、民生委員児童委員になる前の補助員から登録してもらうような制度を新設したいということです。
 3件目は、ご承知のとおりご当地ナンバーというのが10月10日からスタートしておりますが、認められるには制約がございまして、登録台数の多さですとか、あるいは、いくつかの地域で共同でしなければいけないなどの制約がございますので、その緩和を提案するものです。
 4件目の機構改革につきましては、長の直近下位の機構は議会の議決が必要になっております。条例に明示しなければいけないということになっているんですが、市長が自らの施策を推進するための機構ですので、専決でできるような特区を提案するものです。

【市長】
 年俸制と言っても、単に月払いの給料を年間で払うという方法もあるんですが、この年俸制の場合は、実質を伴わせるため、インセンティブとしての賃金報酬の格差を設けることができるようにするものです。現在でも、既に部長級職員では、ボーナスで最大40万円の格差がつくような査定制度を導入しています。成果主義を賃金に反映させるというのは民間では当たり前のことですので、公務員の世界でも適切な競争の原理というのは必要だと思っています。
 民生委員児童委員については、現在実質的にボランティアでやっていただいている中で、人材の確保と、広がりを図るうえでも、適正な報酬をお支払いできるようにするということです。
 機構改革の市長専決についてですが、この8年間の経験上、機構については、権限としては執行権が首長つまり行政権に帰属しているわけですから、行政権のほうで、時代や状況に合った機構に臨機応変に対応できるようにすべきではないかという提案です。
 最後に、逗子湘南ロケーション映画祭について、今年の2月に第1回の映画祭を開催させていただきました。夕張市が破綻してゆうばり映画祭が中止になり、市民が再生しようとしていたり、あるいは、青森県のなみおか映画祭が市町村合併の中で消えるというように、全国的にも映画祭の受難の時代ではあるんですが、本市の場合には、極力お金をかけない、市民を巻き込んでいく、それから、フィルムコミッションと映画祭がコラボレーションするという3つのコンセプトのもとに、第2回目の映画祭を開催させていただきます。
 今回については、1回目とは大きく違う点でもあり、また、今後、映画祭の核となることを期待しているものとして、シナリオ大賞を実施します。逗子湘南ロケーション映画祭は、逗子を中心とした湘南を舞台にした映画をラインナップの中心に位置付けています。例えば、「狂った果実」とか「太陽の季節」、吉永小百合さん主演の「真白き富士の嶺」、中山美穂さん、織田裕二さんの「波の数だけ抱きしめて」、松田勇作さんの「探偵物語」などがあります。また、昨年フィルムコミッションで協力した映画で、テレビドラマでもヒットした「タイヨウのうた」、これは、アジアの7カ国でも上映される運びになっているそうです。これら少なからずありますが、さらに、逗子や湘南を舞台にした映画をどんどん創造していこうという観点から、シナリオ大賞を創設しました。これが普通のシナリオコンペと違うのは、今年まずシナリオ大賞を選考、決定しますが、大賞を受賞したら、映像化して納品しなければいけないこととしています。今回123本の応募がありましたが、中編で100万円、短編で30万円の賞金については、翌年の映画祭で上映作品として納めた時に賞金をお渡しするという仕組みになっています。このように大賞、上映、大賞、上映という繰り返しで、逗子、あるいは湘南を舞台にした映画を創出していきたいというものです。
 今回の映画祭は、12月の8日から10日までの3日間開催します。初日の8日はビデオフェスティバルということで、市民が制作した作品や、市の各部のPRビデオなどを上映します。昨年来、インターネット環境の急激な進化により、市役所がテレビ局の機能を持てるということで、インターネット放送局を立ち上げるとともに、職員に映像研修をして、各部でPRビデオの制作を行っており、すでにほとんどの部で完成していますので、それらを上映します。9日と10日は、より一般の人が楽しめる映画を中心に上映を行います。9日の土曜日はレセプションなども行いますので、報道関係の皆さんもお時間があれば参加していただければありがたいと思っています。

【記者】
 ご当地ナンバーというのは、要するに伊豆ナンバーのように、逗子ナンバーを走らせたいということですか。

【市長】
 そうです。登録台数の要件を緩和して、認められるようにしてもらいたいということです。

【記者】
 ただ、これ、どうなんですか、実態がよく分からないんですが、運輸局サイドの事情で、そういう事務所を構えてるんですよね。湘南ナンバーの時もそうでしたよね。

【山際理事】
 湘南ナンバーの時とは違いまして、今回のご当地ナンバーについては、陸運事務所とは関係が無いんです。陸運事務所が無くても認められるということで、この10月10日からスタートしまして、全国でかなりのナンバーが認められております。認められるための要件として、登録台数10万台というのが一つの基準となっています。もう一つは、いくつかの市町村が共同してやるということが決められています。実際、10万台無いために見送られたケースもあったようです。伊豆ナンバーなどは、周辺自治体が集まって認められたということです。

【記者】
 10万台というと、人口で換算するとどのくらいの規模のあれになるんですか。

【山際理事】
 10万台がどのくらいかというのはすぐには分かりませんが、逗子市では今、乗用車から250ccの二輪車まで含めると約2万2,000台の登録があります。

【市長】
 そうすると、3人に1人が持っているということですと、人口規模30万人という計算になりますね。

【記者】
 今、こっちは横浜ナンバーですか。

【市長】
 そうです。

【記者】
 横須賀もそうですか。

【市長】
 そうですね。

【山際理事】
 住民の方の要望と議会の議決をもって、認めてもらえるようにしたいというのが今回の提案です。現在の制度では、市町村が住民の意向を踏まえたうえで、県が国に要請するということになっています。

【市長】
 住民の意向を踏まえてということになっていますが、今回の逗子市の提案では、あえて議会の賛成を要することとしています。

【記者】
 認められれば面白いですね、これ。

【山際理事】
 ただ、認められれば、全員が逗子ナンバーにしなければなりませんので、住民の要望、理解が必要だということです。自分だけは横浜ナンバーにしたいというような扱いは認められないということになります。

【記者】
 高齢者虐待110番について、これは、電話と窓口を設置しましたということなんですが、窓口というのは、市役所の中にあるんですか。

【福祉部長】
 そうです。介護保険課になります。

【記者】
 対応されるのは、専門家の方ではなくて、職員の方ですか。

【福祉部長】
 職員です。

【記者】
 電話のほうもですか。

【福祉部長】
 そうです。

【記者】
 町内会の加入率というのは、低いっていうのは、ほかに何かいろいろな要因はあるんですか。横須賀なんかに比べると低いんですね。何なんですかね、これ。

【市民部長】
 まず、町内会自体の組織が無いという地域が、逗子には何ヶ所かあるんです。

【記者】
 新しいまちということですか。

【市長】
 そういうわけではなく、昔からある地域なんだけど、空白区があるんです。なかなか自発的にはそういう組織ができないんですね。

【記者】
 ただ、10万円で、何のために使うんですか、これは。

【市民部長】
 今年は講演会を予定しております。

【記者】
 要するに啓発ですか。

【市長】
 来年度、インセンティブを与える仕組みを設ける時に、いきなり4月からよーいどんでやっても、何でいきなりそんなことになるんだということになってしまいますので、事前にちゃんと会議を立ち上げて集まっていただいて、こういう目的でやりましょうという共通認識を持っていただきたいわけです。
 先日の市民全体会議でも、一部の意見でしたが、行政が自治会・町内会をつくるということは、昔の、地域を行政の下請けにするというような、過去の嫌な歴史を思い出させるからどうなんだというような意見もありました。そうではなく、あくまでも防災防犯で、市民の危機意識の高まりもありますし、行政としてもあくまでもサポートさせていただくだけで、そのためにこういう仕掛けで、皆さんのご協力を得てやっていくんですということを、しっかり浸透させて、特に未組織地域についても、代表者になり得る方の目星ということもつけさせていただくことが大事だろうと思っています。

【記者】
 さっきあの、管理職でも年間あれですか、40万円ぐらいの格差が出るということですが。

【市長】
 仕組み上、今そうなっています。

【記者】
 仕組み上、40万円の格差っていうのは。

【市長】
 20万円増える人がいれば、20万円減る人もいるということです。

【記者】
 査定で。

【市長】
 はい。部長級でです。実際もう差がついています。きちんと評価をして、賃金に反映しているということです。

【記者】
 特区提案については、いつ頃返答というか、そういったものが返ってくる見込みとかあるんですか。

【山際理事】
 大体2ヵ月後ぐらいだと思います。

【記者】
 シナリオ大賞は、当日発表するとありますが、事前に我々にはプレスリリースはないんですか。事後解禁でもいいんですが。選挙の前日ですよね。

【市長】
 事後解禁で事前にお知らせするということで検討させていただきます。

【記者】
 123本きたというのは、きたほうなんでしょうね。

【市長】
 そう思います。実は、6月頃にシナリオライター養成のための講座も開催しまして、50名の参加があったんですが、今回、その中から14名の応募があったと聞いています。そういった意味では、市民対象にそういう講座を開催した効果もあったと思います。このような逗子の取組みについては、最近設立された「地域でムービー協会」ですとか、映画関係者の方などからも注目されているようです。

【記者】
 これ全然このロケーションとは離れちゃうんですけど、文化プラザでやってるあの、当然若者なんだろうけども、バンドの、あの募集してますよね。なんか月1回。

【教育部担当部長】
 ネクストウェイブですか。

【記者】
 そうそう、それの集まりはどういう状況ですか。まだ始まったばかりでしょ。

【教育部担当部長】
 ネクストウェイブは始まったばかりなんですが、来年の2月ぐらいまではバンドが決まっている状況です。1回はすでに開催しまして、それを含めて2月までで決まっているのが6チームです。それとあとまだほかにやりたいというバンドが数チームあります。

【記者】
 これは県下、県内。

【教育部担当部長】
 一応、湘南ということで限定はしています。

【記者】
 議会はいつからでしたか。

【市長】
 11月7日からです。

【記者】
 市長としては、最後の議会になるんですよね。何か、特段、セレモニーというか、何かあるんですか。

【市長】
 調整をしているところですが、最後の議会ということで、退任のあいさつはしたいと思っています。

【記者】
 これちょっと余計なことなんですが、さっきの高齢化率ありましたね。トップだって言うんですが、例えば湯河原とか、大磯っていうのは。

【市長】
 町のほうが上です。県内の市でトップということです。私が就任した頃は、首都圏で市でトップだったんですが、市町村合併が進んで、首都圏ではもっと高齢化率の高い市が誕生しています。

【記者】
 30%いくのは、どのくらい見込んでるんですか。いつ頃か。

【市長】
 この8年でちょうど5%上がってますので、10年かからないかも知れません。

この情報に関するお問い合わせ先

経営企画部:企画課秘書室

電話番号:046-872-8131


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