市長記者会見 平成18年10月4日(水)

■日時:平成18年10月4日(水)午後3時00分から午後3時30分

■場所:庁議室

■出席社:神奈川新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、産経新聞、TVK

■出席者:市長、助役、松下理事


【市長】
総合的病院公募に係る選考法人について、総合的病院の誘致促進(機能検討)市民協議会の決定を踏まえ、また市民全体会議での意見、またファクスやメールなどで寄せられた市民の意見などを総合的に判断し、本日、鎌倉市腰越1−2−20社会福祉法人聖テレジア会を選考法人として決定し、市として内定いたしました。市としては、今後無償貸与の判断、近隣や医師会のご理解を求めることなどもあり、内定と位置付けるものです。また、提案時に先方から赤字補填の要望がありましたが、それについては、市は負担できない旨を伝え、手続きを進めていただいていますので、その点については一定の理解をしてもらっているものと思っております。それから救急で何をしてもらえるかということは、まだ明確には詰めきれていないのですが、救急にも前向きに協議をすると、調整に入るという回答をもらっています。そういうことを総合的に判断をして、要項に基づいて聖テレジア病院ということで選考決定をし、現段階で内定という位置付けで今後とも協議を進めていきたいと思います。 その件について、集まっていただいて恐縮なんですが、皆さんにお伝えをさせていただきたいと思います。何か質問等がありましたら、よろしくお願いしたいと思います。


【記者】
今回、8月30日に発表されて、約1ヶ月ちょっとかかっていると思うんですが、この間に聖テレジア会を選考法人として決定するにあたり、どういった要因とか、そういったものがあったのでしょうか。


【市長】
先ほどもお話しましたように、一つ目は選考部会の結果をもともと尊重すると。それで、なぜ尊重するのかということは、手続き的な問題もそうなんですが、やはり専門家もみて、ここが逗子市に、あるいは逗子市民にとって役に立つ病院でありうるということを認定していただいて、その結果を受けて各方面に、特に市民に意見を聞きました。28件で特に重要視するところは、賛成意見、反対意見がありますけれど、聖テレジア会だからだめだと、当該社会福祉法人自体を否定する意見というのは結果として1件もございませんでした。それからアンケートのみならず、直接の意見聴取の中でも、聖テレジア会だからだめだということはございませんでした。むしろ期待する声、それから評価する声の方が多かったということは重要視しています。で、唯一、配付した資料にもありますけれど、ご意見の中で否認系ということでは、現在の聖ヨゼフ病院のままでは逗子市の皆さんの希望に応えられるとは思いませんというものは1件ございますが、私共も現在の聖テレジア病院をそのままスライドさせるという考えはありませんし、逗子に進出してくる機能、あるいは概要自体の否定ではないと思っていますので、そういったことから考えると当該社会福祉法人に対する否定的な意見というものは見出せなかったということは大きいと思っています。


【記者】
全体会議はどこでやったんですか。


【市長】
市役所の5階ですね。


【記者】
何人ですか。


【理事】
77人だったと思います。 記者  特に沼間の…。


【市長】
いや、前半の1時間がですね、地域の町内会・自治会の役員さんでした。で、そのままの位置付けで後半にですね、自治会・町内会の役員プラスアルファということで自由参加をいただきました。アーデンヒル地区の方もいらっしゃったと思います。


【理事】
ちょっと資料の補足ですが、市民意見の概要をお配りしましたが、5の4で終わっています。これだけちょっと見逃したのですが、5の5は「トップページへ戻る」という1行が入っていまして、それが5の5です。記録は何もありませんので、忘れている訳ではなく、これがすべてとご理解ください。


【記者】
アーデンヒルのアンケート…。


【理事】
いや、全市民からいただいた意見の集計です。


【記者】
これを見る限り、沼間の地元の方の反対意見が出ていないけれど、賛成に変わってきているのか。


【市長】
過去に比べると、前に議会等でもお話していますけれど、反対の方が何か意見を述べると全体的に拍手が巻き起こるという状況ではなくなっています。私共も出せる情報は積極的に出していますけれど、建つ場合の問題点の解消という観点から、反対をしていると思われる方からも出るようになったという感触は得ています。


【記者】
不思議なのは、沼間に反対という意見は1件もないんですね。


【市長】
アンケートではなかったかもしれませんが、直接意見はありました。例えば沼間公民館でアーデンヒルの方を対象とした時は意見としてありました。


【記者】
空気が変わってきているということはあるんですか。


【市長】
少なくとも前の時よりは少しずつですけれど理解は得られているとは思います。


【理事】
お話を聞いていただけるようになったというのは事実だと思います。


【記者】
それから、今市長は内定という言葉を使われたのですが、今後の段取りというか正式な決定の段取りはどうなるのですか。


【市長】
それは11月末までに県の事前協議に入れるように届け出を行います。それから3月末がベッドの割合決定です。それから来年の11月末までの開設許可申請等々あります。内定という言葉の意味なんですけれど、最終決定ではない。で、なぜ正式決定ではないのかというと、無償で土地を貸すかどうかということについては決めていないということなんです。で、それをもってやはり正式決定だと思っております。ここはやはり救急のメニューで何をやってもらえるかということが未確定である以上、無償というところまでの判断はするべきではないだろうと思っています。


【記者】
11月末までに事前協議するというのは、主語はあくまで聖テレジア会の話であって、市がやるわけじゃないから、そういう面では市は無償提供するかどうかの話がつけば、正式決定ということでいいわけですね。


【市長】
そうですね。ちなみにそこまで行ったのは、連合会でも過去行ったことがありますので、その段階でも連合会の場合でも、開設の許可申請の時は無償で貸与するというとこまでは決めていません。その段階で県へ必要な情報として、当該法人に土地を貸すということだけは、こちらとしても意思表示をしなければなりませんが、無償か有償かということは問われない仕組みになっています。


【記者】
無償か有償かというのは、共済病院の時には無償だったんですね。


【市長】
いや、決まっていなかったんです。


【理事】
行政としては議会の議決なしで、無償でお貸しできる団体だということで、プランニングの中では無償で貸すということで話は進めていくということです。市長も議会で「可能である」という答弁をしているわけです。じゃあするのかと言ったら、市長も言ったように、できるけれどもやるかどうかを決めていない。無償で貸すことは、議会の議決なしに市の判断で貸すことができる団体であるということは議会でも答えているわけです。ですから、テレジア会も期待していますし、我々も想定はしています。じゃあ正式に決まったのかということで言えば、それはかなり先のことになります。


【記者】
市の条例を見ますと、財政負担の軽減ということで、市長の言葉にあった赤字補填しないという言葉だけではないんですよ。あらゆることを含めて、市の財政的負担を軽くするというのが条例で決まっているんですよ。そうなると、赤字とかなんとかをひっくるめて市の財政的負担を一銭でも軽くしようというのが条例で決まっていることなんですよ。救急の部分についての負担というのが、お金に色が付いていないので、どの部分で負担するかという色分けを市長はしたような形なんですが、それは色は付いていないんですよ。結局どういう形で負担するにしても、赤字は負担していないとおっしゃるけれど、救急で負担すれば、結局は市の財政負担ということで同じになることだと思うのですが。


【市長】
そこは、全く出さないとも決めていませんし、出すとも決めていません。ただ、1億6千万という金額提示については難しいと思っています。ただ、そこは何をやってもらえるのか、やってもらえないのか。向こうの考えとしても、こちらが無償提供するのかどうかということを決定しなければ、向こうも言ってこれない部分だと思います。


【記者】
市民が一番希望している部分が、結局お金を出せということだと、何のための誘致かという感じがする訳です。


【市長】
ただ、それは金額の多寡も関係してくると思います。


【理事】
条例の3条に、診療科目及び救急医療体制との機能並びに配慮、いろいろなものを反映して努力しろというのも条例の主旨ですので、でそれを受けて必要最小限としなさいと。


【記者】
それが、どういう病院が欲しいのかというのが何回も行ったり来たりして,総合的病院じゃなければ来る意味も無いと、少なくともその資格はあるのだが、最初から向こうが言うように一番肝心なところで市が負担するということであれば、最初のスタートから違うのではないか。


【市長】
そこはもともと縛りがありますから、過大な負担はできない。で、一方で道筋として余地を空けてあるのは、これは過去の答弁でもそうですが、市民の望む、あるいは市民に必要な機能を委託する場合、これについては公金の支出はありえますということは一貫して言っていますので。ただ、それがおっしゃるように一方で財政で過大な負担を与えないということがありますから、自ずと制限されるということは間違いないと思います。それになんと言っても予算に関わる問題ですと、議会の議決が必要になってきますから、議会もまたそれが過大な負担であれば、認めていただけないと思っています。


【記者】
補欠もまだ募集しているんですか。


【市長】
そうです。これはもともとシステム上、連合会の時の断念という教訓がありましたので、今別にテレジア会が降りるという危惧はないんですけれど、万が一降りた場合に白紙になって、そこからまた一からスタートしていくと、タイムラグも発生しますし、市民の落胆や関係者に与える影響も大きいので、今はテレジア会ということで選考しましたが、万が一の場合に備えた対応ということですね。 もともと想定してやっていることです。ですから、聖テレジア会が降りそうだとか、特に心配しているからやったということではありません。


【記者】
聖テレジア会は無償でないと進出しないと言っているんですよね。


【市長】
向こうは前提条件として考えています。


【記者】
11月末までにテレジア会が事前協議しなければいけないとすると、11月末までに誘致するのかしないのか、正式決定すると理解していいんですか。


【市長】
いや、正式決定ということは、無償で土地を貸すことを決めるときだと思います。11月末までに前回の前例で言うと、県の開設許可申請時には土地を無償で貸すか有償で貸すかということは決めなくていいんです。土地を貸すということは決めなくてはいけない。ですので、有償か無償か決めないで土地を貸すということだけしか決めていないので、それをもって最終決定とはならないと思います。


【記者】
では、有償、無償を決めることは11月末より延びる可能性があると。


【市長】
その可能性は高いということです。


【記者】
それと、病床数ですけれど、聖テレジア会側は一般病床は142床しか今はないわけで、6月時点の話だと医療圏内で不足が172床あって、そこから83床もらってくるという計算は今時点でも変わりませんか。


【理事】
ヨゼフは142の一般病床と40の療養病床を持っています。これは両方実は変えられるんです。現在持っているのは182床ですか。ですから225に行くために43床を県に求めるということになります。いろいろな選択肢はあるかもしれませんが、現状はそれで動かれているということで、6月時点と変わりありません。


【記者】
社会福祉法人なので、実際に225床は難しいと言っているのですが、それはどうなんでしょう。


【理事】
県に福祉関係の団体を指導する課があるのですが、いわゆる病院のセクションではない、福祉法人を監督するセクションがありまして、そこのところと協議を続けています。我々も要項に基づく選考法人という意味では決めましたので、これによって市としても増床というのが、単純にビジネスライクな話ではないので、ぜひ認めて欲しいという依頼には行こうと思っています。社会福祉法人で病院を開設している例はありますので、説明して理解してもらえるよう努力していきたいと思っています。今テレジアはそれをやっています。


【記者】
テレジアが難しいと自分のところで言っていたんですよ。


【理事】
難しいという考えもあると思います。しかし、テレジア会もその後いろいろ調べて、そういう事例もあるということが分かったと聞いています。全くできないということではないんです。


【記者】
市長の任期もあるんですが、任期中には正式な決定は難しいですか。


【市長】
難しいですね。と言うのは、こちらの希望で言ったら、全く持ち出しもなくて、それから救急のメニューも満額で回答してくれることが理想なんですが、必ずしもそう簡単な話ではないと思っています。そう考えると状況によっては委託という形で予算を組まなくてはいけない状況も生まれかねないと思っています。相手もそこをセットで考えてきますし、こちらも何をやるかによって無償貸与ということを決めなくてはいけない。ですから、任期中にはそこの部分は決め難い状況にあると思います。


【記者】
次の市長に引き継ぐという形になるんですね。


【市長】
引き継ぐというか、課題を残したままバトンタッチせざるを得ないと思います。そもそも開設許可からベッド数の申請まで、スケジュール的にも全部が決定するスケジュールになっていないんです。


【記者】
金銭面で片付いた話というのはあるのでしょうか。


【市長】
赤字補填をしないというのは伝えていますし、向こうも理解していると思います。ただ、向こうも100%どうかということもありますが、こちらとしては明確に伝えた上で、向こうもそれで努力するという回答もいただいていますし、これは相手のあることですから、いつの段階でも降りるというのはあるわけですから、現段階では明確に伝えて降りていないのですから、そこは考えてもらっていると思っています。


【理事】
再三、私が伝えていますので。 「本当にだめなんですか?」。「本当にだめなんですよ」と。よかったとか、わかったとかいうことよりも、がんばりますということですね。市の考えはわかったので、それを踏まえ努力しているというのが状況です。


【市長】
もう少し踏み込んだ話としては、あくまでこちらの希望なんですが、これは議会答弁でもやりとりがあったと思うのですが、小児救急と脳関係の救急について、週2ないし3日ずつで24時間ということだったんです。しかし一般的な考えからすると、ちょっとどちらも市民のニーズに応えられているのかという部分があるので、どちらをどうすればいいのか。市民のニーズに応えるということからすると、小児救急か脳外科かということで、選考部会の方にも聞かせていただいたのですが、小児救急については、相談体制があれば365日お医者さんが常駐していなくても、入口の部分ではコールセンターという形で対応できると。逗子市民の状況で考えると、高齢化率が高いですし、やはり脳疾患でのリスクは高いですから、むしろそちらの方に特化したほうがよいというアドバイスをいただきました。 小児救急はコールセンター。脳の方は365日24時間ということでやっていただくことも検討してください、ということも言っていますし、これについても前向きに考えますということで、回答を得ています。


【記者】
特別委員会を開いて今回の決定を正式に発表するという考えはないのか。


【市長】
特別委員会は考えていません。正副議長には報告させていただいていますし、各会派の団長さんにもこれから伝えます。


【記者】
医師会と地元のアーデンヒル自治会に対しての説得はどうするのですか。


【市長】
状況に応じて、引き続き対応していきたいと思っています。


【理事】
アーデンヒルの皆さんに向けた説明会は過去2回実施していますし、これを更に進めていきたいと思います。皆さんの心配事もかなり出てきていますので、そういうものをきっちり解決していくという形です。また、テレジア会は逗葉医師会へ28日にご挨拶に行かれたという話を聞いています。またお話をしようということになっているようです。


【記者】
今のところ内定という言い方しかないですか。


【市長】
そうですね。内定という言葉が一番ふさわしいと思っています。選考は決定しているんですが、まだ諸々の課題が残っていますし、関係各機関との調整も済んでいない中で、100%固まったような表現はあまり望ましくないと思っています。


【記者】
内定ということは、例えば相手と文書を交わすんでしょうか。法的な効果などは。


【市長】
選考決定ということでは決まっていますので、文書で通知させていただきます。


【記者】
覚書などは取り交わさないのですか。


【市長】
そういうものは取り交わさないです。ただ、前例でいうと、連合会とはベッド数の申請の時に確認書という形では取り交わしたことがあります。ですので、今回も覚書という形で取り交わすことはありません。


【記者】
選考決定したということを相手に文書で出すということは、決定したということではないんですか。


【理事】
そうすると、逗子にヨゼフ病院ができることが決定したと思われてしまうので、ですから我々は内定と思ってくれれば分かりやすいですよと言っているんです。


【記者】
いや、それは分かりにくいですよ。今までも10月の頭までに決定するとおっしゃっていたわけですから。


【市長】
これは最終決定ではないんですよ。


【記者】
その時点で最終決定ではないとしておかないと、みんな10月の上旬に決まるというふうに受け取っていますよ。


【市長】
いや、もともと開設許可のハードルとか、ベッド数のハードルとかいろいろありますから。


【記者】
それがね、市が決めて後はヨゼフがやるというシステムになっているのだから、市がここまでで決めましたと言えばそこで終わる訳で。それであれば普通だったらここの時点で市としては市有地を提供するなりしないなりを片付けて、市と聖ヨゼフとの関係は終わりましたと。後は聖ヨゼフが県と調整していくと言えば一番分かりやすいんですよ。


【理事】
逆にそう思われてしまうんですよ。そうではないんですよ。


【助役】
市民が求める医療機能なのかどうかというのはまだ未定なんです。協議の中で詰めなくてはいけない、救急とか。


【理事】
決して我々「ヨゼフさん一人で県へ行ってらっしゃい」という訳ではなくて、分かりやすく言えば一緒に行くんですよ。あと土地の問題を用途変更するとか、そういうのは行政としての支援もしなければならないんで。そういった意味で関わりはある訳です。


【記者】
予算で委託料を出す時、予算を上程して議会で否決をされると、結局は完全に決まったことじゃなくて、未確定要素を残す訳でしょう。


【市長】
でもそれはシステム上、そういう仕組みになっていますから、市長が専決処分でやらない限りは必ず議会承認を得て、それを認められるか認められないかというリスクはどうしても出ますんで。もちろん事前の調整とかをしたとしてもです。


【記者】
そういう状況になったら、破談というか話が無かったことになるということも、内定という言葉で全部詰めきれていない。一番大事なお金の部分が詰めきれていない訳でしょ。


【市長】
救急の部分についてはですね。赤字補填はしないということは明確に伝えてありますから。


【記者】
一番初めに来てくださいよと呼びかけた時には無償ではなかったんでしたっけ。


【市長】
原則無償だったと…。


【記者】
そうですよね。原則無償でないと来てくれないだろうという話になっていて。


【理事】
いや、それは市民協議会が無償がのぞましいと言ったんです。


【助役】
それは、たまたま社会福祉法人が手を挙げてきた話で、他の民間の…。


【記者】
それで今市長が言ったね、救急で何をやってくれるかによって、有償か無償か決めるというのは分かるんですよ。なんか「おいでおいで」と募集した時に無償でということが頭の中に残っているんですけど。


【助役】
例えば私立の病院が進出するという話であれば、それは無償にできない話ですから。それはまだ未知数の話です。


【市長】
民間イコール必ずしも社会福祉法人ではないんで。


【理事】
言葉で言いますと、沼間については公的病院以外は原則有償貸与となる。今回は公的病院と言えますので、ただし公益性の高い病院に対しては無償貸与も含め検討させていただきます。このことについては議会の議決を要しますということなんです。 記者  肝心なところのキャスティングボートというか、相手の出方次第で無償でやりましょうという話になるんですかね。


【理事】
向こうが握っているんではなくて、我々が握っているんです。


【市長】
私達が持っているカードの中では一番大きなカードですから。


【理事】
で、相手に対して出来ないと言っている訳ではなくて、議会でも言っていますが、できるということなんです。別にそこで意見が食い違っている訳ではないんです。最終決定をいつするか、で、その決定には医療の内容をしっかり聞いて、市長が市民のニーズに応えるようにということを確認して、決めるということです。


【記者】
無償ではない場合と、さっきの委託料とを比べた場合に、委託料の方が断然高かったですよね。


【理事】
あれは、数字を調整していないですから。


【記者】
そうすると、病院側の方はもっともらえるのにという、差引きすればそういう計算になりますよね。委託料は1億なんぼ年間で要求しているわけでしょ。


【理事】
要求というか、かかると。で、それはやることがあってかかる訳ですから、そのやることをどうするかということをこれから話をする訳です。その数字に関しては別段切り取った形の救急だけでやるわけではないかもしれません。いろんなところにいろんな機能があるかもしれませんけど。それをやった時にどうかかるかといった部分で、お互い話をしようということを今やっているわけですから。それが、市長が言ったように小児をどうする、脳関係をどうするという部分で詰めていくことによって、やることとかかる経費が出てきますので。そこの調整をこれからやろうと思っています。


【記者】
一つちょっと気になっているんですが、こっちに来てくれる病院に対して、こういうことをやってくださいと頼みますよね。向こうがそうじゃなくて、いやそんなんじゃ儲からないからと言った時に、結果として病院が出来ていたということはないんですか。


【理事】
今の私たちの考えではないですね。まさに内定というのはそういうことだと思います。


【記者】
でも、実際の病床数とか、結論としては決まっていないんでしょ。向こうが言ってきているのはあるけど。


【理事】
それはこれから県との事前協議をやっていく中で、我々もいろいろな話をしていく中で、固まっていく訳ですよね。入口ということになります。


【記者】
だけど、それは市民の望んでいた病院とはちょっと違っていたということにならないですかね。


【理事】
なった時には我々の切り札、さっきも言いました土地を貸すかどうかと、中身を見てという、さっきも市長が言っているように、テレジアさんがやっていただける医療が市民の役に立つのかと。


【市長】
向こうも、これは試算ですけど、有償で貸したら年間4千万円位の額を、無償にするとなればそれなりに経営上大きい。それがインセンティブになっているから、今回進出を検討してもらっていると思っているので。それは交渉のカードとして持って、市民の望むとか、市民に役に立つ病院にするために市が責任を持って引き続き詰めを行っていきたいと思っています。


【記者】
一番にお金の問題がネックになっているのに、そこを置いて話を進めていくと、また後でお互いの認識度合いが違って大問題になってしまうという、あらゆることがそうだと思うんですよ。お金のことが問題になっているのですから、そこを解決しないでズルズルと手続きを進めたら、これは火を見るより明らかだと思うんですけど。


【市長】
もともと、すべてが市だけでは決められることではない性質のシステムになっていますから、やむを得ないと思っています。確かに理想論で言えばすべてカッチリ決めて,選考決定としたいところですが、やはり課題は残すシステムになっていますので。ベッド数の確保では医師会の協力が必要ですし、それから建築確認ということでいうと、アーデンヒル自治会あるいは周辺住民の理解も必要ですので、そういった中では全てをカチッと決められるようなシステムではないということを皆さんにご理解いただくしかないのかなと。それからなんと言ってもタイムスケジュールがありますから。かといってタイムスケジュールがあるからと言って安易に妥協するつもりも全くありませんし、それはスケジュールの狭間の中でどうやったら市民のためになる病院を誘致できるかということを、引き続きぎりぎり努力していくしかないと思っています。


【理事】
選考されるということで、ひとつ前進しますので、自ずと話の内容も具体的になっていくと思います。


【記者】
向こうとは再三接触はしているんですか。感触としてはどうなんですか。


【理事】
財政的なものがひとつ大変だということ。それから脳外科にするか小児科にするかといった話もしていまして、例えば我々『脳外』という言葉を使っていたのですが、実際脳血管の関係をやった時には『脳外』というよりは、内科的な措置の方が重要性があって、外科的な対応が少ないケースも実はあるということを長い時間話させてもらって、そういう中で救急のあり方というものをどう進めるかといった入口の話までは今させていただいています。その意味では小児が中心ではありましたけれど、今の流れの中で小児の対応をどうするかと、必ずしも24時間だけではないかもしれない。ただその方が安心だという方もいらっしゃると思います。結論を出していかなくてはいけない。財政的なものは、どちらかというと、こちらが赤字負担はできませんよということを何度も伝えて分かってもらっています。先方は苦しい状況があることは事実 でその話もされています。ただ、救急の話は具体的に課題をシュミレートしながら進めていくことで合意しています。


【記者】
前向きではあると。


【助役】
少なくとも逗子市の考えを理解した上で努力をするということですから、これまでこちらが話した内容にノーとは言っていないんですよね。やめたとかそういう話ではなくて、努力をするということですので。


【記者】
実際の話として、脳外科の方を小児科よりも先に、この町には高齢者が多いからやりたいという話が出てる、ということでいいんですか。


【理事】
どちらが大事かという話をする中で、小児の対応と脳関係の対応で、小児の対応は必ずしも24時間でなくても対応できる可能性があるのではないかという話を。


【市長】
24時間というか、医師をおいて受診できる体制をつくらなくても、コールセンターという形で、例えば専門家が言っていたのは、看護師に一時的に相談できる、 つまり、お子さんの場合は親もとまどっていきなり連れてきてしまうというケースが結構多いらしいんです。ですので、その入口の段階で自宅から電話して急変した時にどういうふうに対応したらいいのかということを相談できる体制づくりが有効だから、両方できないとしたら、どちらかと言ったら脳関係の方が望ましいのではないかということです。それは相手に伝えて前向きに検討しましょうという回答を得ています。理想で言ったら両方365日24時間という万全な体制で臨んでもらった方がいいんですが、向こうもある程度負担がないとできないという話になれば、やはりこちらとしても優先度をつけていかないといけないと思います。


【記者】
認識不足だったんですけれど、1億6千万円の数字はどういうものが入って赤字になるんですか。


【理事】
赤字というか、経費として委託的な部分ということです。委託料か補助金かは分かりませんけれど。


【記者】
要するにそれだけ持ち出しになると。


【理事】
それは週2日から3日の脳外科と小児科の24時間救急を実施した場合です。


【記者】
救急だけでこれ位の赤字になりますか。


【助役】
赤字ということではないんです。あくまでも救急をやるためにこれだけの経費がかかるということですから。救急経費に赤字分を上乗せするということは許されないということです。あくまでも対価ですからね。お願いをした仕様をその通りやってもらわなくてはいけないわけです。


【理事】
ですから例えば全部24時間にしたら、1.6億を上回ることもあると。それをまた違う形でやったら下回ることもあるというのが、これからの話になるということです。


【記者】
一番市が望んでいることにお金が必要だということなら、市がそんなに望んでいない科目も委託料をいただきますと言ってもおかしくない話ですよね。結局何のために病院が出て来るんだということになりませんか。一番肝心なところで委託料が必要だということであれば。


【市長】
そこはきちんと、余計なものをやってもらってお金を取られたらたまらないし、議会も認めないと思いますが、そうならないように詰めていくし、また仮にそういうことをしっかりやってもらえないのであれば、あくまでも内定ですからこれは取り消しも有り得るということです。


【記者】
逆に、それほど優先順位が高くないものを落として、一番肝心だと言っていた小児科と脳外科は自前の病院側の負担でやってもらいますと。それ以外は要りませんといった選択肢だって市民のニーズを優先ということであれば、そういう考え方もあると思うんですが。


【理事】
その話は選考の過程でありまして、ただやはり総合病院としていろいろなケアをしていく時に、決して意味も無く窓口を広げているのではなくて、いろいろな科目が連携して診療するということで、そういう意味では無駄に数を増やしているのではないというのは先方としては話していました。


【記者】
そういう論法も、一番市が欲しがっているところには委託料をいただきますといったらね、市がそれほど欲しがっていない部分にも委託料をいただきますという論法で来られた時に、市の防波堤みたいなものはあるんですかね。 理事  それは条例ではないですかね。


【市長】
条例と、あとはやっぱり、こちらのリクエストに応えていただけないのであれば土地も無償では貸せないし。


【記者】
最悪の場合、救急も小児科はコールセンターで対応すればいいというのは、もう一度市民に投げ掛けないと、市民は一番それを欲していてその話を進めているのに、それができませんよとなったら、本当にそういう病院だったら来てほしいのかというところをもう一度更に戻って議論しないといけないでしょう。


【市長】
それは、状況をきちんと説明するというのは引き続きやっていきますよ。


【助役】
そういう課題も残っている訳ですから、今の段階では内定ということなんです。


【市長】
それもそうだし、例えば小児救急ですが、365日でいったらいくら位求めてきましたと。それは市の財政状況を考えたり条例上の縛りから考えても出せませんと。でもこの部分は出せますよとか。そういったところは常に明らかにしていく責務はあると考えています。


【記者】
そこはちゃんと説明しないと。


【市長】
伏線を張っているつもりではあるんですけれど、皆さんがリクエストするものを全て出来ませんよということは言ってあります。ただ、その先何をやるか何をやらないのか、それぞれの理由というのは説明していこうと思っています。


【記者】
確認なんですが、今後11月末までに事前協議、これはどこと?


【理事】
神奈川県です。


【記者】
それと、3月に申請?


【助役】
病床数の割り当てが3月に。


【理事】
割り当てのための事前協議を11月末までにやる訳ですね。で、それを受けて県が病床の割り当ての会議を開くんです。で、決定が3月。その病床が決まった後、正確に言えばどういう病院をつくるかと、そこで再度考える訳ですよ。例えば100ベッドもらえたからじゃあこういう病院をつくろうとか。それから半年みているわけです。


【記者】
これが10月?


【理事】
11月末までには出してくれと県は言っています。


【記者】
それが開設許可申請までの。


【記者】
病院側は2010年度の開設を目標にしているんですけれど、お金の部分が決まっていないとなると、市の見通しとして相手側に2010年度開設できるかということを問い合わせたりしていますか。


【理事】
平成何年ですか?2010年は。


【市長】
22年だ。あっているよね。


【理事】
だいたいこちらもシュミレーションで、19年の11月に許可申請ですから、それをやるのが早いか遅いかは分かりませんけど、許可が出るのが20年の1月とかそういう時期だと思うんですね。ですから20年度に今度は建築の手続きに入りますね。その建築の手続きで、用途変更なりがある訳ですから。20年の最後か21年から建築が始まれば、長くて2年。足掛け2年という計算だと22年の開設というのは、私共もそうなると思います。


【記者】
お金のことで遅れるということは話していないということですね。


【理事】
お金で遅れるというのは…。


【記者】
いや、だから最後の詰めができていない訳でしょ。


【市長】
お金で遅れるということはないです。スケジュールがもともとそうなっているから。遅れるというか、ゼロサムなんじゃないですか。その病院がお金の問題がけりがつかないから開設が遅れるということではなくてゼロサム。で、これはそもそも連合会の時もそうでしたし、今回もそうですけれど、やっぱりベッドの獲得とか開設許可もそうですし、それから財政負担の問題もそうです。そういったことから考えると全てが折り合わないとゼロサムになる危険性のあるシステムなんです、もともと。


【理事】
ですから、いろんな可能性と双方の話し合いをしながらクリアな形でやっていって、進めようということなんですよね。やはり経営的に市がたくさん出してくれれば助かる訳ですから。それはいろんな要望は出てくると思いますけれど。


【記者】
今、市長がおっしゃったようにゼロに戻るという話を市民にしておかないと。


【市長】
いや、それは一貫して説明していますよ。


【記者】
だけど内定ということでね、みんなが受ける印象というのは、なんかここで決まったという話に…。


【市長】
だから内定なんですよ。


【記者】
内定というのは、これから具体的な協議をしていくということですよね。


【市長】
さらに調整していくということですね。


【記者】
さっき内定に変わる言葉はないかなということで、ぱっと選考決定と言ったでしょ?選考決定とは違うんですか。


【助役】
要項上は選考決定です。


【市長】
選考は決定しているんです。


【助役】
要項上の選考決定ですが、市としては最終決定ではない。


【記者】
内定と選考決定はイコールにしてはいけないんだ。


【市長】
いや、いいんですよ。内定イコール選考決定です。ただし、先ほど来お話していますように、いろんな諸々の許可等もありますし、無償で土地を貸すということも決めていないので。


【記者】
僕ら決定とやりたいんです。本当は。だけど内定と発表したから。


【市長】
課題が残っているからですね。 記者  イコールですよね。やっぱり。はい、わかりました。


【記者】
他に質問はよろしいでしょうか。


【記者】
それと、病院側は理事会決定が最終決定だという話だったんですけれど、市は最終決定はいつ受けるとかは聞いていますか。


【理事】
それは聞いていないです。すでに応募してもらっている訳ですし、いろんなやり取りをしていますが、理事会決定がどこでどうするかというところまでは私共は存じていません。


【記者】
聖テレジア会は、まだ理事会では最終的に進出するとは決めていないとおっしゃっているんですが。


【理事】
応募は決めていると聞いていますが。


【記者】
もちろん応募はしていますから。市と同じで、どういう条件だったら進出しますということはまだ決めていないとおっしゃっていたから。


【理事】
誤解しないでほしいのは、前向きに双方で今話をしていまして、出来ること出来ないことも積み上げようということで。選考決定したことによって、より話が具体的になってきますから、前向きに話そうというところは間違いないと思います。 


【記者】
よろしいでしょうか。どうもありがとうございました。


【市長】
ありがとうございました。

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経営企画部:企画課秘書室

電話番号:046-872-8131


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