記者会見記録 平成18年4月6日(木)

日時:平成18年4月6日(木)午後2時00分から午後2時25分

場所:庁議室

出席社:神奈川新聞、毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、東京新聞、産経新聞、時事通信、
     日本経済新聞、TVK、鎌倉ケーブルテレビ、TBS

出席者:市長、助役
 

  • 市  長
    お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。12月に市長選挙に出馬しないということについて記者会見をさせていただきたいと思います。
     初当選の時、私は31歳だったわけですが、まずもって、31歳の男に市政を託すと共に、3回も選挙で信任をいただいた逗子市民に深く感謝しています。「正直は最大の戦略」という政治姿勢がときに摩擦も生みましたが、数々の条例や逗子発日本再生というコンセプトのもとにモデル事業も随分と実現できたと思っております。詳細については、別添の資料にまとめて配布させていただいております。
     特に、一例ではありますが、成人式のあり方や、あるいは昨年建立された太陽の季節文学碑などについては、一旦はつぶれても、まわりが支えて実現してくれたということがあります。中でも、成人式の海外旅行招待は、若者の民意と過去の教育委員会の意識のずれの典型であったと思っておりますが、ある結婚式場がマーケティングの一環で夏の成人式として「20歳のフェスティバル」という形で実現してくれました。その実現まで7年越しでありましたが、あきらめなければ必ず実現するということを実感したところであります。
     今朝の新聞に、首相の在任日数が戦後3位になったと書いてありましたが、立場も職責も全く違いますが、小泉さんや石原さんよりも行政の長として長くさせていただきまして、今日までの日数だけでも吉田茂さんを超えていますし、任期満了まですれば、佐藤栄作さんも超えることになります。ちなみに今日まで2,638日、任期満了までは2,900日の在任日数となります。
     こうした意味で、もともと2期8年を想定し、公言もしておりましたが、私は市長としての使命を果たしつつあり、残された課題、池子問題、病院誘致問題などにも一定の道筋をつけつつあることから、12月24日の任期を迎えたときに、逗子市長を退任させていただく考えでおります。
     なお、行政の継続性の重要性の一方で、政権は新陳代謝が必要との観点もあり、12月の逗子市長選挙には後継候補は立てず、原則、どなたであっても市民が選んだ新市長に協力するのが筋であると考えております。
     また、その後についてですが、市長退任後は、すでにこの4月1日から映画専門大学院大学の客員教授に就任しており、また、来年1月からはワシントンにあるアメリカのシンクタンクに客員研究員として就任を予定し、当面はワシントンを拠点に仕事をする予定にしております。
  • 記  者
    奥さんが市議選に立候補するときに、議会で予算が通らなかったのを見て、力になりたいと思って立候補するというような表現があったと思うんですが、そういうことは、そうすると一切関係ないということですか。
  • 市  長
    関係ありません。
  • 記  者
    じゃああの時の発言というのは、奥さんの勝手な発言ということですか。
  • 市  長
    勝手な発言というか、本当に予算が否決されてから、急遽準備をしましたので、妻がもともと出馬することを想定していれば、通常、選挙であれば少なくとも3ヶ月前から準備をして、朝、駅頭に立つなどするわけですが、そういう意味でも急な出馬でした。
  • 記  者
    一番疑問点と言いますか、なぜ今という感じがするんですが、まだ7ヶ月残任期間が残っておりますよね。出馬するというのなら分かるんですが、やめるということは普通は最後まで言わないんじゃないかと思うんですが。
  • 市  長
    いろんなケースがあろうかと思うんですが、例えば、同じように出直し選挙も含めて3期8年をやった市長で、過去に逗子市で富野市長がおりました。富野市長は、任期満了の4ヶ月前に退任の表明をしておりますが、富野さんの場合は、澤さんという後継を立て、澤さんがその後新市長になったわけです。私の場合は、先ほど言った理由で、後継を立てないということですので、やはりいろいろな方が立つと思われますが、きちんと準備をされ、納得のいく戦いをされて、それで新市長が選ばれることが望ましいと思っておりますので、そういった意味で富野市長よりは早く、そのような意思表示をさせていただきました。
  • 記  者
    一般市民もちょっと驚いていると思うんですけど、とりわけ、市役所内部の庁内の士気に関わる話じゃないかと思うんですが、その辺はどう考えていますか。
  • 市  長
    そのあたりは、2期8年ということは、この間、ずいぶん一人歩きもして、あいつは腰掛けで逗子市長をやってるんじゃないかという、選挙のときの攻撃材料にもなりました。そういった中で、受け止め方はそれぞれだと思いますが、出処進退については、いつ表明したとしても、どうしても唐突感が出ざるを得ないと思っています。庁内の受け止め方もいろいろあろうかと思いますが、2期8年ということでの認識はあったのではないかと思います。逆に、今日限りでやめるわけではないので、私も残りの残任期間気を引き締めて、しっかりと職責を果たさせていただきたいと思っています。
  • 記  者
    もう一つ、このあいだ高等裁判所に控訴して、その日以降まだ裁判がどうなるかもわからない時点で、辞めるということを表明するというのは、何かちょっと違和感があるんですが。
  • 市  長
    任期は必ず来ますし、どこまで争うのかということは結果にもよりますが、最初に訴えを提起する際の議決で、最高裁まで争うということについては、三審制の中でどのような形でも対応するという議決をいただいておりますので、どなたが市長であっても、一定の方向性というのは、少なくとも議決からは担保されている部分がございます。そういった意味では、私の任期期間中はこの問題にもしっかり取組んでいきたいと思いますし、それ以降は新しい市長が、議会、あるいは市民とともに取組んでいただけるものと思っています。
  • 記  者
    要するに継続ということですね。
  • 市  長
    そうですね。先ほども言いましたように、新陳代謝による政権交代の必要性もある反面、やはり行政ですから、行政の継続性ということが求められます。鎌倉市の竹内前市長が、市長というのは50%が行政官で、50%が政治家であるということを言っていました。私は両方100%あるのかなというふうにも思うんですが、いろいろな捉え方があるかもしれませんけど、そういう2面性があるのではないかと思っています。
  • 記  者
    通常はこういうのを会見するということは、ケースとしてあまり聞いたことがないんですけど、普通は議会でこの種のものはやるんじゃないんでしょうか。昨年、出馬するということをおっしゃっていますね。
  • 市  長
    出馬するとは言っていません。
  • 記  者
    出馬に意欲を示しているわけですよね。
  • 市  長
    2つの新聞はそう書きました。その当時は、現段階では使命のある限りというお話をさせていただきました。
  • 記  者
    突然何か変わったということは。
  • 市  長
    いいえ、全く変わってはおりません。ただ、任期の1年半前で、その時点で辞めるといったら誰もついてきませんから。
  • 記  者
    議会でも同じことを表明される場というのはあるんでしょうか。
  • 市  長
    議員さんから聞かれれば、同様の趣旨でお話させていただきます。それから、記者会見しているということでは、富野市長の場合も、記者会見をされていたと思います。
  • 記  者
    市長選に出られるときに、2期8年とおっしゃられて、その後は国政に出られるとおっしゃってたみたいなんですが、その部分はどうなんでしょうか。
  • 市  長
    現段階では、先ほどもお話しましたとおり、大学の教員と、それから客員研究員という形でワシントンで当面仕事をしようと思っていますので、今は全く白紙の状態です。少なくとも、どなたが市長になっても、その方に協力させていただきたいと思いますが、当面、政治とは一線を画したいと思っています。
  • 記  者
    7ヶ月前に言うことで、次の後継者というか、ポスト長島を目指していろいろ手を挙げてくる人がいると思うんですが、最終的には、全く中立で肩入れしないということですか。
  • 市  長
    基本的にはそのように考えています。
  • 記  者
    誰が出てきてもですか。
  • 市  長
    そこで中途半端に手を出すことが、またいろいろなしこりとかを生みかねませんし、逗子は政争の激しい場所でもありますので、そういった意味で、私としては現段階では基本的に一切関わるつもりはございません。
  • 記  者
    アメリカでの客員研究員ということで、向こうで活動するというふうにおっしゃいましたけれども、そうすると日本とアメリカとスタンスをどちらに置くかというと、アメリカの方が多いということですか。
  • 市  長
    私に限ってはそうです。
  • 記  者
    単身ということですか。
  • 市  長
    子どもも連れて行きます。
  • 記  者
    じゃあ、奥さんだけ残られるんですか。
  • 市  長
    妻はワシントンと逗子と両方行き来すると思います。ただ、軸足はもちろん住民票も逗子に残ります。
  • 記  者
    ワシントンのシンクタンクというのは名前は教えていただけますか。
  • 市  長
    内定はしてるんですが、まだ100%正式決定はしていませんので、正式に決まった段階でまたお話する機会があればと思います。
  • 記  者
    何を研究される予定ですか。
  • 市  長
    基本的には行政関係です。今39歳ですから、むしろ勉強というよりは、情報ネットワークと、一番は、人脈を広げたいと思っています。
  • 記  者
    有償というか、お金をもらいながらですか。
  • 市  長
    基本的には、ただ、そこで活動することで、報酬を得られる部分があると思います。
  • 記  者
    長島さんが6、7ヶ月残してね、出ないって表明したんですけれども、うちの支局員が、ある某大物政治家というか、人から聞いた話なんですが、2期8年長島さんがやってて、素晴らしいことをやってる。ただし、市長としてはけっこういじめられてるという話で、若いのにこれからまだまだ伸びるのにこの辺で市長職を辞めて上を目指せという、そのために今度の6ヶ月後の市長選に立たずにもっと上を目指せという話をしたと言うんですが、その辺は全くどうなんでしょうか。
  • 市  長
    その大物政治家が誰なのかわからないんですが、全くそのようなことはないです。最初の政治家としてのスタートが衆議院選挙だったというのがありますので、どうしても国政に出るんじゃないかということを言われることはありますが、誰かがどうこうということはありません。
  • 記  者
    12月の市長選は出馬しないということで、その後ワシントンに行かれるということですけど、その先に、まず来年春に統一地方選、知事選があるわけですよね。その後、参院選がありますよね。今のところは一線を画すということなんですけど、お話があれば、そこらへんはどうなんでしょう。
  • 市  長
    基本的に1年はワシントンにいる予定でおりますので、そういうことはあるかどうかわかりませんけど、少なくともワシントンにいる時は、政治家じゃないからこそできることがあると思いますので、そういったことに力を注ぎたいと思います。
  • 記  者
    先ほど文学碑の話が出たんですけど、慎太郎都知事とは何かこの件で話とかされたんですか。
  • 市  長
    知事には直接お話していませんが、少し前もって特別秘書さんにはお話させていただきました。
  • 記  者
    さきほど政治家と長島さんとのそういう話はないということですが、政治家が紹介するようなワシントンのシンクタンクということもないですか。
  • 市  長
    全く関係ございません。
  • 記  者
    さきほどおっしゃいましたが、基本的には1年間ということですか。
  • 市  長
    映画専門大学院大学で客員教授として特別講座をもつ可能性がありますが、科目としては「フィルムコミッションと地域ブランディング」という科目を受け持つことになっており、その授業が定期的に入ってくるのが、2008年の1月からの予定になっています。そのときには一時的に日本に戻ってきますが、シンクタンクの客員研究員もさらに続けることができますので、それは状況によって判断したいと思っています。
  • 記  者
    映画専門大学院というのと関連してるんですか、ワシントンのシンクタンクというのは。
  • 市  長
    直接は全く関連していません。
  • 記  者
    映画専門大学院大学というのは、新宿にあるんですか。
  • 市  長
    はい。今年の4月に文部科学省に認可されて開設したばかりの学校です。
  • 記  者
    私立ですか。
  • 市  長
    そうです。
  • 記  者
    そこの客員教授になってるんですね。もう委嘱されたんですか。
  • 市  長
    そうです。
  • 記  者
    そうすると、1年間はそちらはお休みになるんですか。
  • 市  長
    特別講義の要請があれば出ます。
  • 記  者
    随時やるというような形になるんですか。
  • 市  長
    正式な単位科目の授業がスタートするのが2008年の1月からということです。
  • 記  者
    1月というのは中途半端ですね。大学院大学というのは4月からじゃないんですか。
  • 市  長
    通常の授業は4月からやっていますが、私の受け持つのはその時期になります。
  • 記  者
    奥さんを後継にということはないんですか。
  • 市  長
    それは全くありません。
  • 記  者
    資料で、ご自身で評価する点を羅列されてるんですが、例えば55億の経費削減というのがありますけど、実際、現実は平成16年度で経常収支比率97%でしたっけ、非常に厳しい状況ですよね。今、これからますます財政改革ですとか健全化とか必要な時期に、お辞めになるのは、それは辞めても必ず財政が健全化されるという確信を持ってお辞めになるということでしょうか。今、厳しいと思うんですが。
  • 市  長
    職員半減化計画については、平成14年度からずっとレールを敷いてやってきましたので、この路線を継続していただければ、さらに財政が改善していくのではないかと思っています。財政については、歳入面が伸び悩んだことと、それから何と言っても、文化・教育ゾーンの建設事業がありました。これについても、事業費をおよそ100億円から67億円に圧縮して市民選択方式でやってきたからこそそれだけのコストでできたと思っています。8年前に一人で乗り込んできまして、確かに先ほどお話しましたようにいろいろ摩擦を生んだ部分もありましたけど、その一方で職員半減化計画ですとか、完全競争入札など、一人で乗り込んできたからこそ、しがらみもなく改革を断行できた部分があったと思っています。それがなかったら、もっと財政が悪化していたと私は思っています。
  • 記  者
    何か悔やまれることってなかったんですかね。悔やまれるというか、反省っていうかね。
  • 市  長
    とにかく、まだ任期が残っていますので軽々なことは言えませんが、本当に職員がよく支えてくれて、本当に市民のためにやりたいようにやらせていただいたと思っています。ただ、やりたいといってものん気にやっていたわけではなく、神経をすり減らしてきた部分ももちろんありますし、少なくとも私の30代の人生を逗子市政に傾注させていただいたと思っています。 

     

この情報に関するお問い合わせ先

経営企画部:企画課秘書室

電話番号:046-872-8131


この情報についてのご意見・ご感想をお聞かせください!

このページの内容は役に立ちましたか?
このページの内容は分かりやすかったですか?
このページは見つけやすかったですか?
  • システム上、いただいたご意見・ご感想に対する回答はできません。
    回答が必要な内容に関しましては、お問い合わせ先の担当課まで直接お願いいたします。
  • 住所・電話番号等の個人情報については記入しないようお願いいたします。
  • 文字化けの原因となる、丸付き数字などの機種依存文字や半角カタカナは記入しないようお願いいたします。

ホームページに関するお問い合わせは:企画課広聴広報係へ。そのほかの市の仕事に関するものは、各課へお問い合わせください。
各課のページ・電話番号は組織一覧をご覧ください。

逗子市役所:〒249-8686 神奈川県逗子市逗子5-2-16
電話番号:046-873-1111(代表)
法人番号1000020142085

© 2000 City of Zushi