統合失調症
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更新日
2023年3月1日
統合失調症って?
- こころや考えがまとまりづらくなり、気分や行動、人間関係などに影響がでる病気。
- 精神的・身体的ストレスの重なり等、様々な理由から脳が上手く働かなくなった状態。
- 健康なときにはなかった状態が表れる陽性症状(幻覚、妄想等)と、健康なときにあったものが失われる陰性症状(意欲の低下、感情の低下等)がある。
- 発症の原因は今のところよく分かっていない。
- 100人に一人弱がかかる病気。日本での統合失調症の患者数は約80万人といわれている。
- ほかの慢性の病気と同じように長い経過をたどりやすい。
- 治療法の開発が進んだことで、多くの患者さんが長期的な回復を期待できるようになっている。
統合失調症のサイン・症状は?
本人が確かに聞こえている、見えていると言うのに、周りの人が否定する。
統合失調症で多く現れる「幻覚」と「妄想」
- 幻覚とは・・・実際にはないものが感覚として感じられること。とてもはっきり聞こえたり見えたりするために、脳の中だけで起きているとは考えにくいもの。
- 妄想とは・・・明らかに間違った内容を信じてしまい、周りの人たちが訂正しようとしても自分では受け入れられない考え。
※家族や友達、同僚、上司、医師などの周りの人たちが皆「そんなことはない」と否定するときに、幻覚や妄想の可能性がある。
[画像]イラスト:幻覚(63.3KB)
周りの人にもわかる統合失調症のサイン
幻覚や妄想のサイン
- いつも不安そうで、緊張している。
- 悪口をいわれた、いじめを受けたと訴えるが、現実には何も起きていない。
- 監視や盗聴を受けていると言うので調べたが、何も見つけられない。
- ぶつぶつと独り言を言っている。
- にやにや笑うことが多い。
- 命令する声が聞こえると言う。
[画像]イラスト:被害妄想(70.2KB)
そのほかのサイン
会話や行動の障がい
- 話にまとまりがなく何が言いたいのかわからない。
- 相手の話の内容がつかめない。
- 作業のミスが多い。
意欲の障がい
- 打ち込んできた趣味、楽しみにしていたことに興味を示さなくなった。
- 人づきあいを避けて、引きこもるようになった。
- 何もせずにゴロゴロしている。
- 身なりにまったくかまわなくなり、入浴もしない。
感情の障がい
- 感情の動きが少なくなる。
- 他人の感情や表情についての理解が苦手になる。
※本人にとって統合失調症の症状は現実味があるため、病的な症状だと自分で気づくことが難しい。周りの人が気づくことが、早期発見の第一歩。家族や周りの人が気付いた時は、相談窓口などに相談することが必要。
治療について
治療の目標
- 幻覚や妄想などの症状を軽くする。
- 記憶や注意などの障がいによって社会生活機能が低下するのを防ぐ。
- 回復後は再発しないように維持する。
薬物療法
※再発をくりかえすことが多い病気なので、良くなったからと自己判断で薬を減らしたり中止したりすることは、再発を誘発して重症化する危険がある。「副作用がつらい」「薬をやめたい、減らしたい」などの悩みがあれば、主治医に相談することが大事。
心理社会的な治療
病気の自己管理の方法を身につけたり、社会生活機能のレベル低下を防ぐ訓練などを行う。精神療法やリハビリテーション等、病状や生活状態に合わせて、様々な方法が用いられる。
(例)
- 心理教育・・・・病気や治療に関する知識を身につけて、対処法を学ぶ
- 生活技能訓練・・ロールプレイ等を通じて、社会生活や対人関係のスキルを回復する訓練を行う。
- 作業療法・・・・園芸、料理、木工などの軽作業を通じて、生活機能の回復を目指す。
[画像]イラスト:園芸(56.2KB)
相談窓口
鎌倉保健福祉事務所
専門医が相談を受けている。家族のみの相談も可。
場所
鎌倉保健福祉事務所(住所:鎌倉市由比ガ浜2−16−13)
家庭訪問も対応できるので、予約時に要相談
お問合せ・お申し込み
鎌倉保健福祉事務所 保健予防課
電話:0467−24−3900代表電話
参考・引用資料
「厚生労働省:知ることからはじめようみんなのメンタルヘルスホームページ」
「厚生労働省:e−ヘルスネット」
関連情報リンク
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福祉部障がい福祉課
〒249-8686 神奈川県逗子市逗子5丁目2番16号
電話番号:046-872-8114
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